Coffee Break Beatles No.33 「ルーフトップトリビア 決着!」
風邪は快方に向かってきました。
風邪の最後の方は寝すぎるとかえって体が弱り風邪のウィルスに活動期間を延ばさせてしまうようです。
今日You Tubeを観る機会があったので、ルーフトップコンサートのGet Backの演奏も観てみました。
下記がアドレスです。
http://www.youtube.com/watch?v=-6G7MkBMVxE&a=GxdCwVVULXfH-k_IVzQbQcibTdWOSgKg&list=ML&playnext=1
以前、「ビートルズ解析例その4(我が青春のギター)」で、映画Let It BeのGet Backの演奏部分で映像と音が合っていないところがある、と書きました。
早速マサジョンさんが映像を入手し確認いただき、2回目の間奏の部分で確かにジョンのギターの位置取りがおかしいようです、とのコメントをいただきました。
You Tubeの映像は映画と全く同じでした。
この演奏はルーフトップの中では2回目のGet Backなのですが、映画ではオープニング曲のように演出されています。
では映像ご覧ください。
問題のシーンは2分05秒から始まります。マサジョンさん言われるように、2回目の間奏の部分です。
間奏の出だしは、カメラはジョージを捉えます。この曲ではジョージは控えめなカッティングギターです。
ジョージの映像を2小節(注;この場合1小節4拍とします)映した後、カメラはそのまま左へスライドし、ジョンとポールの演奏する姿を斜めから捉えます。ただしポールの指使いは見えません。
そしてやはり! ジョンの演奏は間違いなくずれていました。
ではど、れだけずれているのか、そして前にずれているのか、後ろにずれているのか。
何度も繰り返し観てみました。
まずわかったことは、第5弦の12フレットで行うあの印象的なチョーキングでチェックするとわかりやすいので、測ってみますと、12拍(3小節)映像が遅れているようでした。
間奏の部分、ジョンは似たフレーズを2回繰り返しますが、そのうちどっちなのかについては、指の動きの煩雑さから1回目だと思われました。
では1回目のフレーズと仮定し、3小節映像が遅れていると仮定しますと、
「間奏開始」であるはずのジョージの映像ではまだ間奏が始まっていなく、その前のサビの最後のサビの部分ということになります。
次にジョージのカッティングギターを見てみましょう。
基本はAとDの2種のみです。
ここで楽譜の助けを借りました。1982年シンコーミュージック発行の「ビートルズ・サウンド」というフルバンドスコアに近い楽譜です。ここ数日私が申しております花の1980年代の楽譜です。
それによればジョージのギターはオープンコードなのですが、通常のAとDでなく3本の弦しか使わないように書いてあります。
そこで映像を観てみますと「2回目の間奏開始」であるはずのジョージの2小節分の映像において、途中で押さえが変わるのです。
これがもし歌と音声が同期しているなら、2小節分Aのままのはずであり、押さえが変わるはずがありません。
サビの最後の3小節はA→D→Aと変わります。ここでまた一つ証拠が増えました。
そして次に述べますことが徹底的な証拠であることがわかりました。
3小節映像が遅れているとしますと、「音の間奏」が始まるジョージの映像部分はまだポールは歌っているはずです。
いや、それどころか、カメラがジョンにシフトしてからもなお1小節がサビの最後となり、そこではポールはまだシャウトしているはずです。
いや、そんなはずはないだろう! と自問自答を込め、もう一度恐る恐るYou Tubeを観てみましたところ、何とポールがマイクに向け何かしゃべっている映像が確認できました。
何か大きな論文を仕上げたような気分で充足感一杯です。
風邪も吹っ飛びました。
風邪の最後の方は寝すぎるとかえって体が弱り風邪のウィルスに活動期間を延ばさせてしまうようです。
今日You Tubeを観る機会があったので、ルーフトップコンサートのGet Backの演奏も観てみました。
下記がアドレスです。
http://www.youtube.com/watch?v=-6G7MkBMVxE&a=GxdCwVVULXfH-k_IVzQbQcibTdWOSgKg&list=ML&playnext=1
以前、「ビートルズ解析例その4(我が青春のギター)」で、映画Let It BeのGet Backの演奏部分で映像と音が合っていないところがある、と書きました。
早速マサジョンさんが映像を入手し確認いただき、2回目の間奏の部分で確かにジョンのギターの位置取りがおかしいようです、とのコメントをいただきました。
You Tubeの映像は映画と全く同じでした。
この演奏はルーフトップの中では2回目のGet Backなのですが、映画ではオープニング曲のように演出されています。
では映像ご覧ください。
問題のシーンは2分05秒から始まります。マサジョンさん言われるように、2回目の間奏の部分です。
間奏の出だしは、カメラはジョージを捉えます。この曲ではジョージは控えめなカッティングギターです。
ジョージの映像を2小節(注;この場合1小節4拍とします)映した後、カメラはそのまま左へスライドし、ジョンとポールの演奏する姿を斜めから捉えます。ただしポールの指使いは見えません。
そしてやはり! ジョンの演奏は間違いなくずれていました。
ではど、れだけずれているのか、そして前にずれているのか、後ろにずれているのか。
何度も繰り返し観てみました。
まずわかったことは、第5弦の12フレットで行うあの印象的なチョーキングでチェックするとわかりやすいので、測ってみますと、12拍(3小節)映像が遅れているようでした。
間奏の部分、ジョンは似たフレーズを2回繰り返しますが、そのうちどっちなのかについては、指の動きの煩雑さから1回目だと思われました。
では1回目のフレーズと仮定し、3小節映像が遅れていると仮定しますと、
「間奏開始」であるはずのジョージの映像ではまだ間奏が始まっていなく、その前のサビの最後のサビの部分ということになります。
次にジョージのカッティングギターを見てみましょう。
基本はAとDの2種のみです。
ここで楽譜の助けを借りました。1982年シンコーミュージック発行の「ビートルズ・サウンド」というフルバンドスコアに近い楽譜です。ここ数日私が申しております花の1980年代の楽譜です。
それによればジョージのギターはオープンコードなのですが、通常のAとDでなく3本の弦しか使わないように書いてあります。
そこで映像を観てみますと「2回目の間奏開始」であるはずのジョージの2小節分の映像において、途中で押さえが変わるのです。
これがもし歌と音声が同期しているなら、2小節分Aのままのはずであり、押さえが変わるはずがありません。
サビの最後の3小節はA→D→Aと変わります。ここでまた一つ証拠が増えました。
そして次に述べますことが徹底的な証拠であることがわかりました。
3小節映像が遅れているとしますと、「音の間奏」が始まるジョージの映像部分はまだポールは歌っているはずです。
いや、それどころか、カメラがジョンにシフトしてからもなお1小節がサビの最後となり、そこではポールはまだシャウトしているはずです。
いや、そんなはずはないだろう! と自問自答を込め、もう一度恐る恐るYou Tubeを観てみましたところ、何とポールがマイクに向け何かしゃべっている映像が確認できました。
何か大きな論文を仕上げたような気分で充足感一杯です。
風邪も吹っ飛びました。
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