森林公園に行ってきた
昨日(7/29土)に埼玉の森林公園に行ってきた。
この酷暑に埼玉とは! しかも屋外。
その事情を話そう
ここ数日、仕事でなんともやるせないことが2件どかーんと起きた。
気晴らしが必要だったし、そうでなくてもここ1年くらい仕事に根詰め過ぎて、おでかけからかなり遠ざかっていた。
ここらで自分へのご褒美が必要と考えた次第である。
子供の頃、セミ捕りに興じた故郷埼玉は、今どんなセミが生息しているのか、ずっと気になっていたし、いつか時間をかけて行ってみたいと思っていた。
さいたま市中央区の実家には今も姉が住んでおり、結構頻繁に行くのだが、いつも忙しいこともありトンボ帰りだった。
そこで、昨日、夏休みも兼ねて森林公園へ行くことを急遽決めた。
正式には国営武蔵丘陵森林公園と言う。
埼玉県比企郡滑川(なめがわ)町にある。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ですっかり知れ渡ったように、比企郡は比企一族が統治した場所である。
このあたりは自然豊かな丘陵地帯であり、一山を公園にした感じである。
森林公園は、僕が高2の時(1974年)にできた。
雰囲気がよい公園で規模が大きいので、”合ハイ”の名所となった。
(今の若い人は合ハイを知らないだろう。合同ハイキングの略で、合コンの屋外版。)
都心から電車で行きやすいこともあり、人気が出た公園である。
僕が初めて車の免許を取り、我が家が車を購入した時(1978年)、用もないのに、毎日曜に家族(主に母、姉)を乗せてドライブに行き、この森林公園とか吉見の百穴とかに行っていた。
父は仕事人間だったので、ドライブにはほとんど行かず。そのため、ドライブの道すがら、ひたすら母から父についての愚痴を聞くはめになった。
閑話休題。
昨日は、10:30過ぎにつくばの家を車で出た。
圏央道で行くのが早いが、節約のため下道で。
野田まで出てから、国道16号で行くことにした。
が、結構渋滞に巻き込まれてしまった。
16号は、道はよくなったといえ、千葉や埼玉の人口密度の高い所を通っていくので、どうしても混むね。
14:30に森林公園に到着した。
確かにすごく暑いが、我慢できないほどではない。木が多いので、基本日陰なので大丈夫。
今回、セミの鳴き声を録音するために、ICレコーダーを持参した。
以下、写真の下に録音したmp3ファイルへのリンクを貼ってあるものがあるので、クリックされて鳴き声を聴かれたし(できればイヤホンで)。
その写真を撮った時にその鳴き声が聴こえていた、という意味である。
今回、全般にモワモワという雑音が入ってしまっている。風の音だろうか。
屋外モードに設定するのを怠ったからかもしれない。
まずは駐車場に車を駐める。
いきなりミンミンゼミの大合唱。ミンミンゼミの大好物のケヤキの並木になっているからだろう。
ミンミンゼミ(1) (←クリック。イヤホンで聴いてね。以下同様)
これだけ大規模に木があると、14:30という暑い時間帯にもミンミンゼミが鳴くということがわかった。
森林というのは市街地と異なり、前回の記事で書いたようなセミの種類により鳴く時間帯が住み分けされている状況は当てはまらないのかもしれない。
向こうは道路なので車の音が聞こえる。
南口から入場した。
シニア(65歳以上)の入場料は210円なので、ありがたい。
入口入ってすぐにも大きなケヤキがあり、ここにもミンミンゼミがたくさんいた。
ミンミンゼミ(2)
しかし、結果的には、園内のほとんどにはミンミンゼミはあまりいなかった。
おそらく、ミンミンゼミの好きな木をあまり植えていないからだろう。
森林公園というのは沖縄本島のような形をしている。
反対側の北口まで行ってしまったら、閉園時間の17:00までには戻ってこられない。
結果的には、全体の2/3くらいのところまでしか行けなかった。
もっとも、園内バスを利用すればよかったのだろうが、本数があまりなさそうだった。
ここにはヒグラシが鳴いていた。
ヒグラシ(1)
アブラゼミは園内のいたる所で鳴いていた。
中でもここが特に多そうだった。
アブラゼミ
松林の丘があったので登ってみた。
比較的ニイニイぜミが多かったが、うまく録れなかった。
四阿があった。
ニイニイゼミ
松林なので、春はハルゼミが大合唱することだろう。
標識はこんな感じ。
実は、標識や地図はややわかりにくかった。
突然、ヤマユリが咲いていた。
オリエンテーリングもできるようになっている。
ウグイスが鳴いていた。
ウグイスは春を象徴する鳥であるが、こんな酷暑にも鳴くんだね。
ウグイス(1)
かの鎌倉街道である。
少し脇にそれると、丘陵を下る道があり、向こうには隣の丘陵が見えている。
向こうの方では鳥が鳴いていた。
知らない鳥
ざっと調べたが、何の鳥かわからなかった。
知っている方は教えてほしい。
ここでは、ウグイスの「ケキョケキョ」が聴こえた。
ウグイスの”サビ”(第2メロディー)と言えよう。
ウグイス(2)
パターゴルフもできるようになっている。
なんと、ツクツクボウシも鳴いていた。わずか数匹だけど。
通常、8月後半から9月のセミなので、7月に聴くのは信じがたい。
ツクツクボウシ
しかし、ほとんど録れていなかった。
ここではヒグラシが盛んに鳴いていた。
左右からステレオサウンドである。
ヒグラシ(2)
ちょっとした山道でもある。風情もあるし。
こんなきれいな渓流もあった。
この近くの売店でソフトクリームを食べ、店のおばちゃんに、南口へ帰る最短ルートを聞いた。
16時近くになったので、あとは南口に帰るのみ。
向こうにサイクリングの人がいたので撮ったが、間に合わなかった。
サイクリング専用の道路(左側)は、人の歩く道ときっかり分離されている。
こんなに大きくて素晴らしい沼もある。
16:35に無事に南口に戻った。
確かに蒸し暑かったが、熱中症にもかからず、元気に2時間、歩ききった。これで、今日の行軍は少し手を抜いて大丈夫だろう。
セミといっぱい触れられて満足である。
アブラゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシ、ウグイス、その他の鳥の声を聴くことができた。
クマゼミは全く聴かなかった。
マイナーな種類のセミも聴きたかったが、残念ながら聴けなかった。
帰りは、国道50号(北関東南部を東西に結ぶ国道)経由で帰った。
距離的には大回りだが、空いていることを期待して。
太田まで出るのに少し大変だったが、一旦50号に入ると、すごくよい道で、高速の感覚に近く、スムーズに走れた。
途中、佐野ラーメンを食べた。
余談だが、ブラタモリでやっていたのだが、佐野は山の天然濾過により、水道水は全部天然で、おいしいとのこと。
なので、ラーメンだけでなく、水もいっぱい飲んできた。
20:30頃に家に着いた。
よい夏休みだった。
この酷暑に埼玉とは! しかも屋外。
その事情を話そう
ここ数日、仕事でなんともやるせないことが2件どかーんと起きた。
気晴らしが必要だったし、そうでなくてもここ1年くらい仕事に根詰め過ぎて、おでかけからかなり遠ざかっていた。
ここらで自分へのご褒美が必要と考えた次第である。
子供の頃、セミ捕りに興じた故郷埼玉は、今どんなセミが生息しているのか、ずっと気になっていたし、いつか時間をかけて行ってみたいと思っていた。
さいたま市中央区の実家には今も姉が住んでおり、結構頻繁に行くのだが、いつも忙しいこともありトンボ帰りだった。
そこで、昨日、夏休みも兼ねて森林公園へ行くことを急遽決めた。
正式には国営武蔵丘陵森林公園と言う。
埼玉県比企郡滑川(なめがわ)町にある。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ですっかり知れ渡ったように、比企郡は比企一族が統治した場所である。
このあたりは自然豊かな丘陵地帯であり、一山を公園にした感じである。
森林公園は、僕が高2の時(1974年)にできた。
雰囲気がよい公園で規模が大きいので、”合ハイ”の名所となった。
(今の若い人は合ハイを知らないだろう。合同ハイキングの略で、合コンの屋外版。)
都心から電車で行きやすいこともあり、人気が出た公園である。
僕が初めて車の免許を取り、我が家が車を購入した時(1978年)、用もないのに、毎日曜に家族(主に母、姉)を乗せてドライブに行き、この森林公園とか吉見の百穴とかに行っていた。
父は仕事人間だったので、ドライブにはほとんど行かず。そのため、ドライブの道すがら、ひたすら母から父についての愚痴を聞くはめになった。
閑話休題。
昨日は、10:30過ぎにつくばの家を車で出た。
圏央道で行くのが早いが、節約のため下道で。
野田まで出てから、国道16号で行くことにした。
が、結構渋滞に巻き込まれてしまった。
16号は、道はよくなったといえ、千葉や埼玉の人口密度の高い所を通っていくので、どうしても混むね。
14:30に森林公園に到着した。
確かにすごく暑いが、我慢できないほどではない。木が多いので、基本日陰なので大丈夫。
今回、セミの鳴き声を録音するために、ICレコーダーを持参した。
以下、写真の下に録音したmp3ファイルへのリンクを貼ってあるものがあるので、クリックされて鳴き声を聴かれたし(できればイヤホンで)。
その写真を撮った時にその鳴き声が聴こえていた、という意味である。
今回、全般にモワモワという雑音が入ってしまっている。風の音だろうか。
屋外モードに設定するのを怠ったからかもしれない。
まずは駐車場に車を駐める。
いきなりミンミンゼミの大合唱。ミンミンゼミの大好物のケヤキの並木になっているからだろう。
ミンミンゼミ(1) (←クリック。イヤホンで聴いてね。以下同様)
これだけ大規模に木があると、14:30という暑い時間帯にもミンミンゼミが鳴くということがわかった。
森林というのは市街地と異なり、前回の記事で書いたようなセミの種類により鳴く時間帯が住み分けされている状況は当てはまらないのかもしれない。
向こうは道路なので車の音が聞こえる。
南口から入場した。
シニア(65歳以上)の入場料は210円なので、ありがたい。
入口入ってすぐにも大きなケヤキがあり、ここにもミンミンゼミがたくさんいた。
ミンミンゼミ(2)
しかし、結果的には、園内のほとんどにはミンミンゼミはあまりいなかった。
おそらく、ミンミンゼミの好きな木をあまり植えていないからだろう。
森林公園というのは沖縄本島のような形をしている。
反対側の北口まで行ってしまったら、閉園時間の17:00までには戻ってこられない。
結果的には、全体の2/3くらいのところまでしか行けなかった。
もっとも、園内バスを利用すればよかったのだろうが、本数があまりなさそうだった。
ここにはヒグラシが鳴いていた。
ヒグラシ(1)
アブラゼミは園内のいたる所で鳴いていた。
中でもここが特に多そうだった。
アブラゼミ
松林の丘があったので登ってみた。
比較的ニイニイぜミが多かったが、うまく録れなかった。
四阿があった。
ニイニイゼミ
松林なので、春はハルゼミが大合唱することだろう。
標識はこんな感じ。
実は、標識や地図はややわかりにくかった。
突然、ヤマユリが咲いていた。
オリエンテーリングもできるようになっている。
ウグイスが鳴いていた。
ウグイスは春を象徴する鳥であるが、こんな酷暑にも鳴くんだね。
ウグイス(1)
かの鎌倉街道である。
少し脇にそれると、丘陵を下る道があり、向こうには隣の丘陵が見えている。
向こうの方では鳥が鳴いていた。
知らない鳥
ざっと調べたが、何の鳥かわからなかった。
知っている方は教えてほしい。
ここでは、ウグイスの「ケキョケキョ」が聴こえた。
ウグイスの”サビ”(第2メロディー)と言えよう。
ウグイス(2)
パターゴルフもできるようになっている。
なんと、ツクツクボウシも鳴いていた。わずか数匹だけど。
通常、8月後半から9月のセミなので、7月に聴くのは信じがたい。
ツクツクボウシ
しかし、ほとんど録れていなかった。
ここではヒグラシが盛んに鳴いていた。
左右からステレオサウンドである。
ヒグラシ(2)
ちょっとした山道でもある。風情もあるし。
こんなきれいな渓流もあった。
この近くの売店でソフトクリームを食べ、店のおばちゃんに、南口へ帰る最短ルートを聞いた。
16時近くになったので、あとは南口に帰るのみ。
向こうにサイクリングの人がいたので撮ったが、間に合わなかった。
サイクリング専用の道路(左側)は、人の歩く道ときっかり分離されている。
こんなに大きくて素晴らしい沼もある。
16:35に無事に南口に戻った。
確かに蒸し暑かったが、熱中症にもかからず、元気に2時間、歩ききった。これで、今日の行軍は少し手を抜いて大丈夫だろう。
セミといっぱい触れられて満足である。
アブラゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシ、ウグイス、その他の鳥の声を聴くことができた。
クマゼミは全く聴かなかった。
マイナーな種類のセミも聴きたかったが、残念ながら聴けなかった。
帰りは、国道50号(北関東南部を東西に結ぶ国道)経由で帰った。
距離的には大回りだが、空いていることを期待して。
太田まで出るのに少し大変だったが、一旦50号に入ると、すごくよい道で、高速の感覚に近く、スムーズに走れた。
途中、佐野ラーメンを食べた。
余談だが、ブラタモリでやっていたのだが、佐野は山の天然濾過により、水道水は全部天然で、おいしいとのこと。
なので、ラーメンだけでなく、水もいっぱい飲んできた。
20:30頃に家に着いた。
よい夏休みだった。
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