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台風19号総括

みなさまこんばんは。
台風19号は大変大きい水害をもたらしました。
被害を遭われた方に対し、心よりお見舞いを申し上げます。

前回の記事で僕が予想した台風19号に関してのことと、結果とのギャップについて考察してみます。
要点だけを下記します。

・正直、雨については考えが及ばなかった。勢力と風のことばかり予想していた。
・南海上遠くにある時から、中心気圧に比して最大風速が弱いことに注目しており、それほど風の被害はないであろう予想は的中した。
・上陸時には970hPa程度まで弱まる予想だったが、結果は955hPaだった。僕の予想より弱まらなかった何らかの理由が存在する。もっと勉強せねば。
・元々目のはっきりしない台風であったうえに、上陸前に目が消えた(実際には目はあっただろうが、気象庁の衛星写真では目は消えたの意味)ことから、15号のような「小さくて切れ込んだ」構造ではなく、「大きくてなだらかな」構造だったと思われる。この意味でも予想はあたり。だから、中心付近で特別風が強いこともなかった。
・南海上で915hPaまで気圧が下がっただけで、「歴史上例を見ない台風」とか「狩野川台風並みの被害を予想」とかのマスコミの予想や、「命を守る行動を取ってください」などのマスコミの呼びかけが目立った。大きな水害が起こったのだから、これらのマスコミの発言が正当化されるのではいけない。これらの発言は、今回の雨のパターンを予測しての発言ではなかったからだ。これらのマスコミの発言で、実際に被害を受けた人が効果的に行動ができたわけでもなく、そして、全然被害を受けなかった人が余計な心労と動きをしたことにもなった。そんな訳のわからぬ誘導ではなく、台風の特徴をいち早く正確に伝え、視聴者とともに考える体制を作らないといけない。
・僕は南海上にいる時に「雨台風」だと気付いた。でもテレビではあまりこのことを強調していなかった。「風は大したことはない。雨台風なので雨に集中して備えろ」と言えばよかったのだ。

千葉に関していえば、今回は風はあまり大したことはなかったのと、東京湾よりは西のコースを通ったので、ほとんど問題はなかった。

話は変り、先日の弾き語り録音のThe Fool on the Hillの音の処理とバランスを再調整しました。
1967年のポールの”早すぎるピアノ弾き語りの完成”にどれだけ迫れるかにトライしたものです。
(今回も声への注目はかんべんしてね(^^)/)



それと、2番目の位置にアップした記事というのは、いかにしてもなかなか読まれませんね
なんかいい方法はないのかな。
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今回の台風について

2019-9-16(月) 19:30追記。

みなさま、こんばんは。
いよいよ3連休も終わりですね。
お元気でしょうか?

昨日午前9時頃に、ブログ開設以来43万人に達しました。
これもみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
ちょうど43万人目にいらした方は、Sさん(ブログタイトルはPで始まります)です。
Sさん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
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みなさまこんばんは。
今回の台風で被害に遭われた方々へ心からお見舞いを申し上げます。

僕の千葉の家はたまたま損壊を受けず、停電もすぐに復旧しました。
全くたまたまに過ぎず、根本的ないろんな問題を感じました。

千葉県というのは元々災害の少ない所です。
台風は時々来ますが、今回のようなものすごいのは珍しいです。

今回の大規模の停電被害。
仕方ない部分はあるにせよ、建物や送電線鉄塔の耐風基準とか、電線にかかった倒木の除去の作業についての東電と自治体の事前合意とか、これまで災害の少なかった県だけに対策が不十分であったかもしれません。
その点については、専門の方にお願いするとして、この記事では台風そのもののことの解説と、純粋な気象災害の観点から今回の問題点を述べてみます。

ちなみに僕は、子供の頃から気象、特に台風について興味がありました。
小学生の頃に、母親に専門書をねだったりしていました。

みなさまご存知のように、台風の強さと被害を与える大きさの最も重要な尺度は中心の気圧です。
中心気圧が低いほど台風は強く、大きな被害を与えると言ってほぼ間違いありません。

とても大雑把に言えば、日本に上陸する時の中心気圧が960hPa(ヘクトパスカル)を割るような台風は、メチャメチャ甚大な被害を与えると言えます。例えば去年の関西を襲った台風21号のように。
ちなみに、去年の21号は上陸時は955hPaでした。
950台という数字は非常に警戒するべきです。960台との差はとても大きいです。
もちろん960台でも警戒すべきですが、結構頻繁にある数字ですので、災害と程度は予測しやすいです。
ところが、950台以下で上陸する台風は滅多にないので、特別な警戒をすべきです。
ましてや、940台とか930台で上陸しようものなら、伊勢湾台風(1959年)並みの警戒が必要です。

さて、今回の台風15号。
割と日本の近海で発生し、速攻で日本にやってきました。
接近してきた時の中心気圧は965hPaでした。そして小型でした

この時点でテレビなどでは、去年の21号と同様の甚大な被害の恐れがある、と言っていました。
この言い方は正しくありません。通常台風は陸に近づくとともに勢力が弱まり、上陸するとさらに弱まるからです。
よって、15号は上陸時には970hPa、東京あたりを通過する時は975程度、そしてさらに内陸に行くに従い980程度まで弱まると予想されました。

ところが、ところが、ところがです。
何と、むちゃむちゃ不思議なことが起こりました。
15号がまさに上陸せんとして相模湾を進んでいた時、955hPaに発達したのです!!!!!!!!
こんなこと、常識的には全くあり得ません。
その後、955のまま上陸し、しばらくその勢力を保ち、千葉県を抜ける頃ようやく960になり、茨城を通過して東方海上に抜けた時、ようやく965になりました。

なぜこんなことが起きたのか。
気象庁や気象予報士は少しは予測したのでしょうか。
もし想定外だったなら、その原因を徹底的に解明すべきです。
相模湾の海水温が異常に高かったか、暖かい気流が流れ込んだか。
僕は、あの台風はまだ発生から時間の経っていない”幼年期”だったため、発達しやすい状況があったように想像します。

原因はともかく、僕が今回の台風15号において、大問題と感じたのは、上陸直前に中心気圧が955hPaへ発達したことの脅威を十分に、あるいは全然?、視聴者に伝えなかったことです。
だって、通常の台風と違うことが高い確率で起こるはずですから。

みなさまは、台風の進行方向の右側のほうが風が強いことをご存知でしょうか?
台風は左回りの風が吹きます。よって、進行方向の右側、すなわち東側は北向きに風が吹きます。右側では台風そのものの進む速さが風に加わるので、より風が強くなるのです。
逆に進行方向の左側、すなわち西側は南向きの風が吹くので、台風の進む速さが引かれ、むしろ風は弱めになります。
このことはとても大事なことなのに、テレビではほとんど解説をしません。

そして、台風は中心に近いほど風が強くなります。
ただし、中心そのものは目なので風がほとんど吹かないため、中心のすぐそば(数十kmあたり)が最も風が強いのです。

したがって、台風の進路の向かって右側で、中心から数十kmあたりが最も風が強く、最も大きい被害を与えるのです。

15号は、東京湾の真ん中あたりを進むことが、結構前から予想できていました。
したがって、中心気圧が955hPaに発達した時点で、中心の右側数十kmあたりにめちゃめちゃとんでもない被害が出ることがわかったはずです。
そしてそこが千葉県というわけです。

15号は台風のサイズ、すなわち暴風域や強風域は狭かったでした。
要するに、”コンパクトで深い”台風でした。
だから、甚大な被害は千葉に集中して起こることは予想できたはずです。

建物や設備の強度を突然増すなんてことはできません。
でも、上陸直前の955に発達した時点に、千葉県民に備えを訴えることはできたはずです。
例えば、水を汲み置いたり、食べ物を確保したり。

それだけでもかなり違っていたのではないでしょうか。

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