昨日の補足

地震後、政府として取り仕切らないといけないのは、言うまでもなく被災地復興と原発対応だ。
両方とも大変大事かつ緊急を要する。
ただし、初動操作が何より重要なのと今後の波及効果の大きさから、リーダーシップがより求められるのは原発の方だ。そこが、昨日、首相自身の実質関与を原発に宛てた理由である。

震災復興においても当然首相が最終責任を持つ。
ただし、初動措置を含めた危機管理手順は凡そできているだろうから、対策本部のリーダーを他者に任せることは可能だと思う。
もし私は首相であれば、仙石副官房長官を被災地復興対策本部長に任命し、全権を委譲する。
ただし、毎日時間を決めて進捗を報告させる。
全権を委譲すると言っても、例外的項目がある。
一定金額以上のお金が要る場合、あるいは超法的措置を採らざるを得ない場合は、その場で首相に了解を求めるルールとする。

こうした首相の関与について、ごく初期に国民にしっかり説明しておかないといけない。
また、震災復興対策の進捗も毎日、枝野官房長官の会見時にTFと併せて説明することとする。
首相は事前に枝野氏の発表内容を確認し、不適箇所があれば訂正を指示する。

話を原発問題に戻す。
このような超危機事態においては、初期に一刻も早く「シナリオ決め」を行う必要がある。
アポロ13号の例を思い出してほしい。
地球発射直後に酸素タンクが爆発した。居室への酸素の供給と電源が十分に賄えない超危機的状況に遭遇した。
直ちにタスクフォースが結成され、「月着陸を諦め、月の向こう側を回って地球に帰還する」というシナリオが採択された。そしてそれを大前提とした最善の策を徹底的に検証、議論した。

福島原発においてもごく初期にシナリオを決めるべきだった。
危機下では当事者(=東電)に判断を任せておくのはよくない。
なぜなら、当事者は主観的なことしか考えられないからだ。彼ら自らは炉をお釈迦にしてトータルな被害を最小にする、などという発想は決して生まれなかったはずである。

シナリオを決めてからの一切の判断もリーダー(=首相)自ら行うことが重要と考える。
判断の機能が複数あると決定が遅れ、有効な手段の発動が遅れるのと、全体の整合性が取れないからである。

(ただ、これはあくまで超危機的事態でのマネジメントのあり方である。通常の企業のような場合は、現場の考えを重視し、権限を委譲するべき、というのが私の考えである。)

もう一つ重要なのは、国民への放射線の影響の説明の仕方。
「直ちに被害を与えるようなレベルではない」などと言ってはいけない。
このブログで何度も申しているように、科学・技術の世界では「論証、定量、確率」が重要なのである。
すなわち、「**という現象は、**という条件のもと、*%の確率で起る」というのが正しい表現である。

放射線の健康被害については、広島原爆やチェルノブイリで(ある程度)系統的な調査が長期間にわたり行われた。
例えば「トータルで**ミリシーベルトの放射線を浴びた人が**十年後に**の病気になった確率は、健常者(自然の放射線しか浴びていない人)に比べて*%多かった」などのようなデータがある。
そうしたデータを元に、国際的に外部被爆、内部被爆に際しての上限量を、安全係数を含めて、決めている。
日本国内の専門家はそれを元に国内での暫定基準を提唱している。

政府はそういう定量的データを示して国民に示すべきだ。
そうでないと理解、安心ができず、有効な対策を打てない。
国民はそうした定量的データを見て初めて放射線の害の程度を把握できる。
その程度は、他の因子、例えば喫煙、飲酒、偏った食事、ストレス、運動不足など、による影響とどちらがリスキーなのかの判断もできる。

そして政府は、放射線の観測値や、土壌や水中の分析値の動向を見て(注;点ではなく面で見る)、国民に対し避難や摂取制限のための適切なガイドラインを予め説明しておく方がよいだろう。
もともと"all or nothing"の世界ではないのだから、何より定量性および確率の議論が大事。
そしてデータはあくまで完成品なのではないのだから、データの信頼性の数値も凡そ見積もって、「概ねこのような確率でこうなるだろう」と説明するのがよい。
そしてそのガイドラインは変更されても構わないのである。
最初から筋が通った説明をすれば国民も納得、安心するはずである。
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ケーススタディー:私が首相だったら・・・(福島原発事故におけるリーダーシップのあり方)

2011/3/11 14:46地震発生。
14:55 高さ14mの津波発生。主要電源部が海水に水没する。
       自動的に遮蔽棒が挿入され、運転が停止される。
15:00 東電は非常用マニュアルに従い、バックアップ交流電源としてのディーゼル発電機を用い、冷却系統の運転を試みる。
       同時に、状況を原子力安全・保安院(以下、保安院と略す)に報告。
15:05 保安院より首相および原子力安全委員会(以下、原安委と略す)に事態が報告される。
15:10 直ちに首相官邸に対策本部が設置される。

15:30 首相、対策本部を「福島第一原発2011事故緊急収束タスクフォース」(略して「TF」)に格上げし、以下のルールにて即刻運営を開始する。
1.TFのリーダーを首相とする。      
2.TFメンバーは、東電福島第一原発危機管理部長、保安院**部長、原安委**部長、枝野官房長官を常設メンバーとし、その他首相より適宜任命した者をメンバーとし、首相の判断で解任する。  
3.本部を首相官邸に置く。支部を東電福島支所に置く。
4.本日より毎日、10時と17時に、本部と支部をTV会議方式でつなぎTF会議を開催する。
5.第一原発の基本オペレーションは全てTFの決定事項に従う。TFでの決定は全て首相が下す。
6.毎回のTF打ち合せ後に、決定事項と解説を記者会見および政府広報HPにて発表。

16:00 首相、官邸屋上よりヘリで直ちに現場を視察する。
17:00 首相、支部に入り、第1回TF打ち合せ開始。(本部とTV会議方式)

東電より状況報告。
保安委よりコメント(ディーゼル発電機で冷却装置を当面運転の案)
原安委よりコメント(ディーゼル発電機とバッテリーの能力に疑問。途中で止まると圧が上りかえって危険、とのコメント)

首相より下記指示。
1.ディーゼル発電機およびバッテリーの状態のチェック。および冷却装置を十分に働かせらるかの判断を明日10時までに行う。
  → 東電福島第一原発施設部長をTFメンバーに任命。明日10時のTF打ち合せに出席し、上記の計算結果を報告する。
2.事態収拾するまでの期間、毎日炉をリークさせる必要がある。健康被害に問題ない範囲でのリーク度を至急見積もる必要がある。
  → 東京工業大学**部長をTFメンバーに任命。明日17時のTF打ち合せに出席し、上記コメントを報告する。

首相、20時、ヘリで官邸に戻る。
        
3/12 10:00 TF打ち合せ

東電福島第一原発施設部長よりバックアップ電源の状況および展望につき報告。
冷却装置を動かし十分に冷却するには1~4号機とも不適である。
東電、保安院、原安委の意見を聞いた上で、首相の判断として、「冷却機能喪失」とみなす。すなわち原子力法第15条の特定事象に該当。
さらに首相判断として1~4号機とも再利用を諦め、廃棄前提での最速での事態収拾を決定。
さらに、今後の方針として海水のよる冷却、および並行して主要電源の修理・再付設工事を開始する。

17:00 TF打ち合せ

東京工業大学**部長より放射線の健康被害に関する見積結果が報告される。
これにより、毎日のリーク量が決定する。本日20時よりリーク開始。
海水による冷却方法として、特殊装甲車の使用を決定。

18:00 首相より自衛隊および東京都に対し、海水の放水のための装甲車および人員の派遣を指示。

以下、主電源回復し真水による本来の冷却機能が回復するまでTFは存在し、首相がリーダーシップを取り続ける。
安定したらTFを解散し、対策本部に戻す。
ただし、安全上の監督は保安院、二重チェック機能としての原安委の役割を徹底させる。

事態が完全に収拾したら、原子力行政のあり方を徹底的に見直す。
ポイントは、原発の設置基準、危機管理マニュアル、非常時の連絡系統・意思決定手段、保安院と原安委の役割分担の見直し。

以上

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久々のベース弾き語りで雄叫び

こんにちは。

今日は風が強いですね。
今日は少し息抜きしています。

この頃ベースの話を結構したので、久しぶりにベースを弾きながら大声で歌いたくなりました。
ベースっていうのは座って弾く癖をつけるとなかなか立って弾きにくくなりますね。
それとピックも普段使わないと使いにくい。

今日は久しぶりにルーフトップに従い、立ってピック弾きを試みました。
I've Got a Feeling、Don't Let Me Down、Get BackそしてルーフトップではないけどAll My LovingとI Saw Her Standing There。
これらの曲をなんの躊躇もなく雄叫びました(笑)。

近所の人は私が歌ったり演奏したりするのをご存知ですので、驚きませんが、「久しぶり」とは思ってことでしょう。

我ながら結構いい線で歌えたと思います。
でもやっぱ、ベース弾きながら歌うって大仕事ですね。ピックも大仕事。
ポールじゃないけどショートスケール使いたくなります。
しかも自分の体に合わせたポジションにしっかり固定して。

ルーフトップではベースの音選びの超ハイセンスもあったし、サウンド処理、ミキシング処理でも野太いベースの音として処理されたので、一つのベース真骨頂って感じですかね。

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ビートルズ解析例 その15(補足編)

前回記事の解析結果において出典を記すのを忘れていました。
シンコーミュージック 2004年2月 初版 「バンド・スコア ザ・ビートルズ レット・イット・ビー・・・ネイキッド」です。
例のポールがフィル・スペクターのフルオケバージョンに対抗したオリジナルの「シンプルバージョン」です。
映画Let It Beでの演奏と同じです。
私はこの映画を高校1年の時観て、初めてシンプルバージョンを聴きました。
確かにポールの言うこともわかったけど、「何か物足りないな」と思ったのでした。
皆さんもきっとそのような第一印象を持たれた方が多いのではないでしょうか?

私の解析では、歌+ピアノの音の分布は、キー音であるE♭(311Hz。ピアノの鍵穴の少し右の所)を最大頻度として、音が高くなるにつれ頻度が小さくなるという比較的きれいな傾斜を持った相関を得たのでした。ただ、音の種類があまり多くないので、やや粗い傾斜ではありましたが。
よって、歌+ピアノにおいては1/fゆらぎに近い分布と言えるでしょう。
しかしベースの音はきれいな分布ではありませんでした。

ジョンの奏でるベースは落ち着きのある音色を醸し出しています。
和音を使用したり、サビではコードのルート(根音)ではない音を出したりして、粋な演奏の部分もあります。
しかし全体として、もっとコードのルートを単純に弾くよりも工夫を凝らしたりとか、ここはもっと上の方のポジションで弾いたらよいのかな、などと正直思うような部分もありました。
ジョンは大変優れた芸術家ですが、ベースに関してはあまり研究熱心ではなかったようです。事実、解散後の曲においてはベースを際立たせた曲はあまりありません。
The Long and...のベースは誰が考えたかは不明ですが、多分ポールの要請が少しあったことでしょう。
では何故ベースの音の分布があまりよくなかったのでしょうか。ポールの側から見た3通りの理由を想像します。よい想像から書きます。
1)ジョンにベースを弾いてもらうのだから、あまりうるさい注文をするのをためらった。 
2)自分の歌とピアノの作曲とアレンジで精一杯だったので、ベースにあまり手が回らなかった。
3)ベースが目立つと自分の歌とピアノの存在感が薄れるから、わざとベストではないベースを要請した。

対照的なのが、同じくNakedに収められ、映画でも見られるDon't Let Me Downです。
ポールのベースは目まぐるしく動き、曲を支配しています。
ポールは自分の曲でない場合は俄然ベースを頑張ります。
ジョンやジョージは複雑な気持ちがあったでしょう。
Don't Let Me Downのベースは、キー音であるE(165Hz。ベースでいえば2弦の7フレット)を要所要所で何度も弾き、その上で階段を登るがごとく高い方に弾いていき、また階段を下りるようにEまで下がります。
ベース音の分布はおそらくE(165Hz)を底辺にきれいな三角形(つまり1/fゆらぎ)で分布しているものと思われます。
厳密に言えば、E(165Hz)よりも低い音も出てきますが、頻度が少ないので、概ねEが一番下の底辺で支えている音と考えてよさそうです。
曲全体としてもベースを礎としてきれいな三角形になっているのではないでしょうか。
次は是非解析してみたいと思います。

その考えで、The Long and Winding Roadの低音部を少しいじってみたいと思います。基本構想はキー音であるE♭(156Hz)を底辺(最大頻度)として、高音になるに従い頻度をなだらかに下げて行きます。
具体的な手法もほぼ考え終わりました。骨子は250~310Hzあたりの音を厚くする、特にこの範囲内のB♭、C、Dを増やすことです。
そして156Hz以下で使われている極低音は1オクターブ上げたり、一部は単純なルート以外の音を使ったり、和音も少し入れたりします。
一部はピアノの低音も加えるかもしれません。

果たしていい方向に行くのか、自信はありません。でもやってみる価値はあると思います。
音の解析くらいは自由でしょうけど、アレンジを変えて発表するとなると著作権に引っかかるのでしょうかね。
ビートルズの曲の管理は今でもイギリスのNorthern Songs, Ltd.でしょうか?
日本の代理店のような会社があるんでしょうかねえ?
どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。

ビートルズの曲を改良しようなんて全く僭越もいいところです。
でも50歳過ぎると怖いものなしです。これからは学ぶよりも発露です。
ビートルズは名曲ですけど、メンバーたちが時に不和だったこともあり、それが曲の未完成をもたらしている部分もあると思います。
そこが狙い目でもあるわけです。
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ビートルズ解析例 その15 「本格解析いよいよ開始(音の分布 Part 1)」

こんばんは。

3月3日に書きました「これからの解析方針」に則って、いよいよ本格解析を始めました。
ビートルズの曲は周波数に対してどのような音の分布を示しているのか。
そこで何かが名曲のヒントが得られないか。さらには、ビートルズの曲を超えることはできないのか。

既存のフルスコアバンドから音を拾い、周波数と出現頻度(その音の音符の長さの総計)の関係をプロットすることから始めます。
さてさて、まず最初に選んだのがThe Long and Winding Road。
名曲であれば何でもよかったのですが、Yesterdayは前に書いたように特殊過ぎます。
手元にあるスコアの中で比較的作業しやすそうという理由でこの曲を選びました。

ボーカル、ピアノ、ベースのパートのみ取り上げました。
ギターの音は本当は重要でしょうが、音として採譜しにくいから除外しました。ドラムの音も採っていません。

四分音符1つ分を「1」として数えました。八分音符なら0.5、二分音符なら2です。
1つの音について1曲分の総長さを四分音符の単位カウントしました。

結果を思い切って公開します。添付のファイルをご参照ください。

ビートルズ解析例 その15-1
ビートルズ解析例 その15-2

まず、主題(メインメロ)の結果をご覧ください。
意外にも音の種類はそんなに多くないことがわかりました。
キーがE♭の曲なので、E♭、B♭、G、A♭の音が多いのはうなずけます。
しかし、C(6度)、D(7度)の音が多いのが特徴であり、珍しいとも言えましょう。

ボーカルは260から620Hzの音域に広がっており、Cがピークになっています。
これはかなり珍しいと言えましょう。
Cを中心に山なりに分布していますが、その形はあまり美しくありません。
よって、この曲をアカペラで歌ってはあまり心地よくないと想像します。

ボーカルで一番低い音は262HzのCです。つまりピアノの鍵穴のある所のドです。
"I've seen the road before."の"I've"がこの音です。
普通の人なら楽に出せる領域ですが、ハイトーンのポールはかなり苦しかったことでしょう。

そこで面白いことがわかったのは、ピアノがこの領域をしっかりカバーしていることです。
しかもなるべくたくさんの音を使って音域を厚くしています。
ピアノのアルペジオもたくさん使っているのはその理由からでしょう。

ただし、ボーカルのピークのCの音はあまり使っていません。
つまり、ボーカルとピアノを込みで考え、相補っているようです。
そして両者の合計は、周波数が低くなるにつれ大きくなり、311HzのE♭で最大に達しています。
若干、ギザギザが大きいのでラフではありますが、311Hz以上の領域では曲として1/fゆらぎの状態になっているかもしれません。

次にベースについて考察します。
このブログでは低音の役割を重視していますので、ベースの解析は大事です。
結果は、図に見られますように、あまり規則正しい傾向は見られません。
もともとこの曲はベースの音の数が少なく、ハイポジションで和音を弾いたりもしていますので、ベースが曲を支配するタイプの曲ではないのかもしれません。
事実、プロットでは311HzのE♭の領域では、それより上の領域とは別の傾向を示しています。

ところで、ベースの効果については、ボーカルや他の楽器と同じ影響力で考えてはいけないのではないか、という気がしています。
ベースの音はおそらく厚く音量も多いことから、同じ出現頻度でも、他の楽器よりはその寄与率が高いのではないかと想像しjます。
今回の解析においては、その寄与率としてX1(他の楽器と同じ寄与率)、X2、X5の3通りで解析してみました。

図でもかわります通り、X2くらいの寄与率が現実的ではないかと思います。
X5では他の楽器やボーカルのプロットが低くなりすぎ、公正ではないように思われます。
しかし、この曲においてはX2でも全周波数領域で単一のきれいな傾向は得られませんでした。

イントロ、副題(サビ)、コーダ(エンディング)も全部トータルして同様の解析を行いましたが、その傾向は主題のみの結果とほぼ同じでした。

(僭越ではありますが)もし改良することがあるとすれば、150から300Hzあたりの領域でピアノをもっと厚くしたらどうかと思います。
本来この領域はポールの低音奏法で得意なところです。(Let It BeやHey Judeなどで)。
しかしThe Long and...ではピアノで右手領域のアルペジオをしっかり弾かなくてはいけなかったので、コード奏法のような左手領域をバンバン演奏しにくかったのでしょう。
アルペジオはギターに任せてピアノを低音化するか、ベースをもっと厚くすべきだと思います。

それと、ピアノもベースも311HzのE♭の頻度が高すぎます。
これをもっと低音領域で適度に散らばらせば、全体としてもっと広い音域で心地よく聴こえるようになると思います。

次はジョージの曲"While My Guitar Gently Weeps"あたりを解析してみたいです。
ジョージのメロがどんな分布をもつか興味ありますし、ベースが和音はじめかなり多彩なので、全体としてどんな分布をもつのかも楽しみです。
ただし、手元の楽譜ではベースの譜がないので耳で聴くしかありません。

では今日はここまで。

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震災に際して(その6 - 一旦まとめ)

こんにちは。

冷たい雨ですね。
被災地の方々、大変な時間をお過ごしのことと思います。是非頑張ってください。
原発で作業されている方々、本当にご苦労さまです。

5回にわたって震災について意見を述べさせていただきました。
相変わらず危機的事態を招く確率は少ないながらまだあります。
しかし、概ね大局的には収束に向かっています。
何かの対策を打つにもある程度考える余裕が出てきましたので、一旦このテーマはまとめまして、これで最終回とさせていただきます。

放射線の問題を例に取りますと、これまで述べましたように、状況を数値で捉え、それをスポット的に判断するのではなく、初期値、風向き、流れ方などのファクターで捉え、しかも積算値(実質浴びる総量)で捉えることが重要です。
万一危機的な状況になった場合は、大元での放射線量と今後の流れ方の推移、風向き等の気象条件で、今いる場所にどのような積算値が現れるかの予測をする必要があります。
政府や専門家の判断を待ちましょう。

あまり心配しすぎは体にもよくないので、心技体のバランスをとり、芸術に触れ、適度な運動をし、心豊かな瞬間を持つようにいたしましょう。

私も本来のブログのテーマで記事を書くことにします。
頑張りましょう。

ST Rocker

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震災に際して(その5 - 買占めについて)

今なお食料品やガソリンの買占めが続いています。
買占めは是非控えていただきたいと思います。

まず、当たり前のことですが、物品には供給量が限られているのですから、誰かが買い占めれば誰かが物を買いそびれます。
要するに、買占めは他人の犠牲の上に成り立っている利己的な行為と言えます。
これだけを考えても、今の異常な買占めは緩和されるのではないかと思います。

次に、今後、何日分もの食糧を買い込まなければいけない事態が訪れるのかどうかを考えてみます。
余震や放射線の予想に関する考え方は、私の私見であります前回、前々回の記事をご参照ください。
ライフラインとか物流が寸断される事態が起る確率はゼロではありませんが、比較的少ないと思えます。

それよりも重要なことは、仮にそのような事態が訪れた場合は何が起るでしょうか?
まずは急場を凌ぐ食糧は確かに必要ですが、その後は地域での連携が主体になります。
避難所の設営や食糧などの確保、自衛隊等による支援。
要するに、非常事態発生後は速やかに「共同体」が結成されるわけで、個人世帯が独立して生活を営むことはありません。
食糧はじめ必要なものは皆でシェアすることになります。
もし自分の家に大量の食糧があるならば、提供すべきでしょう。
今カップラーメンなどが多いに買い占められていますが、壊滅状態の中で自分の家の中だかでカップラーメンを食べている光景は異常です。第一お湯も出ないでしょう。

ガソリンは少し事情が異なります。
製油所の被災により日本国内へ供給量が2割減ということと、被災地や医療機関への供給が優先されている事情があるので、確かに供給不足は否めません。
しかしそれを考慮したとしても、現状のような何時間も並ぶ状況は異常です。
おそらくは満タンよりもずっと少ない給油量の車もたくさん並んでいるのでしょう。

被災した製油所のうち、念のため運転休止していたところが復活するとのことで、まもなく供給量は1割減程度に復活するとのことです。
遠出や外出をなるべく控える程度で十分だと思います。
それでも改善しないのなら、ナンバーの数字による日割り交代のような制限を加えたらどうでしょうか

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震災に際して(その4 - 余震について)

おはようございます。

森羅万象の物事は基本的には「確率」に支配されています。
「All or Nothing」は素粒子の世界まで行けば起り得ますが、通常世界では「これこれの条件ではこの事象は**%の確率で起こるだろう」という理解がされます。
人間の言動では稀に「All or Nothing」もありえますが、少なくとも自然現象は全て確率に支配されます。
そして確率を理解することにより初めて冷静かつ適切な対処ができるのです。そうでなければ、過ぎた楽観あるいはデマに惑わされるようなことになります。

今から余震に関して私見を述べます。
何度も申し上げていますように、私は専門家ではありませんので、私個人的に解析したデータを示すのは無責任だと思いますので、一般的な考え方の紹介に留めます。

今回の震災の余震はかなり頻繁に続いています。
昨日気象庁から「3日以内にマグニチュード7以上の余震が起る確率は30%」という発表がありました。
この発表自体はよいことだと思います。
しかし、M7の地震がどこで起るかで被害は全く異なります。
阪神大震災のように都市直下で起れば都市が壊滅しますし、15日夜の静岡東部のM6.4のように陸地の地下の比較的浅い所が震源になれば震度6程度の揺れも起きえます。
これまでの余震の大半の東北や関東の東方沖が震源であれば、おそらくはせいぜい震度5程度でしょう。

ご参考までに、下記のサイトをクリックください。

http://tenki.jp/forecaster/diary/detail-3137.html

これまで起きた余震の全てのプロットがされています。
ご覧のように、本震が起きた領域、すなわち太平洋プレートの淵に沿ったところが圧倒的に余震の震源が集中しています。
当然今後の余震もこの領域が圧倒的に主でしょう。

例外的プロットとしては、静岡東部、長野北部、秋田沖です。
今朝の読売新聞のラストページによりますと、これら3点は3/11の地震により別の地域が刺激を受けた結果だろうと推察しています。
これら3点はフィリピン海プレート、ユーラシアプレートの淵の近くに位置しています。
ただし、結論付けるにはデータ数が少なく(=3点)、まだ推論の域です。

もしこの推論が正しいとすると、千葉の最南部、神奈川西部、静岡、岐阜、長野、新潟、秋田あたりの地域は注意した方がいいかもしれません。
ただし、東北・関東東方沖よりも確率はかなり少ないでしょう。

東京都心はプレートの淵には位置していないので、余震の大半は東方沖震源のものでしょう。

プレート境界域の地震とは別のメカニズムとして活断層による地震があります。阪神大震災がそれです。
日本全国に存在する活断層は今回の地震で影響を受けたかもしれません。
どこかの活断層が直下型の地震を起すかもしれませんが、その場所と時期の予測は難しいでしょう。

まとめますと、21日までに起きる余震の大半は東北・関東沖が震源であり、M7以上が起きるのは30%であることを考えれば、陸地で最大震度5程度(注、5というのはあくまで私見)が起きる可能性はありますが、大半は震度3、4程度と思われます。

フィリピン海、ユーラシアプレートの淵の地域では、M7の地震が起きればもう少し大きい震度になるかもしれませんが、その地震が起きる確率は東方沖よりかなり低いでしょう。

活断層による地震が起きる可能性もありますが、確率がわからないので、今必要以上に考えても仕方ないと思います。

今回の余震は頻繁とは言え、全体的には日に日に減っています。
上で述べました確率的捉え方をご参照いただいて、何かのお役に立てば幸いです。

ただし、申すまでもありませんが、確率は少ないながらも壊滅的な被害が起きるような地震が起きる可能性は存在します。

そこから先に取る行動は個人の責任において行うべきでしょう。
ただし、買占めなどは是非控えていただきたいと思います。

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震災に際して(その3)

こんばんは。

私のこのブログでのモットーは、論証、確率、定量的手法、という科学的な基本のアプローチを音楽にも応用しようというものです。
このアプローチは全ての事柄に有効であると思います。

今、福島原発が山場を迎えており、核燃料の暴走を抑え、本来の機能を取り戻すために決死の作業をされている方に頭が下がります。
また、放射線の飛散に関し国民の不安があります。
このような危機の状況においても、科学的な基本アプローチは大事です。
例えば、放射線の広がりについても、理科系出身者の責務は、科学的基本アプローチに則り理解し、不安の大きい方や誤解をされている方に対し、理解を助けることにあると思います。

ここ数日テレビで、いろんな地点の放射線観測値が出ています。
「**マイクロシーベルト」という表記になっていますが、これは厳密には誤りであり、正しくは単位時間当たりの放射線量である「**マイクロシーベルト/h」(hは1時間)で表します。
雨量で考えると理解しやすいです。
ある地点でのある瞬間の雨量観測値は、単位時間あたりの雨量で表されます。つまり雨あしの強さです。
これに対し「総雨量」は、ある嵐によりもたらされた雨の総量などのように、全部でどれだけの雨が降ったかの値です。

放射線の観測もこれに然りであり、瞬間的なシーベルト値よりも、何ヶ月あるいは1年間に降り注いだ放射線の総計が健康被害への尺度になります。丁度総雨量が災害の尺度であるように。
従って、瞬間的な測定値が1マイクロシーベルト/hでもそれがごく短期間であれば全然問題ないですが、1年も持続すれば健康被害の可能性があります。
ちなみに、原発の問題がない場合の自然界の放射線量は通常0.0xマイクロシーベルト/hです。

放射線は空中の微粒子に乗って風で移動します。
よくテレビの解説者が「距離の2乗に反比例して濃度が薄くなる」と言っていますが、それは無風の場合の自然拡散に限られます。
通常は風が吹いているので、放射線の微粒子の流れは風に沿って帯状に伸びていきます。
風速1m/s程度の弱い風では、1時間に3.6km進みます。
帯が進んだ先で風向きが変れば、向きを変えたり、拡散したりします。
また、最終的には上空に広がり、偏西風で東の方へ運ばれます。

例えば東北や関東で北東の風が持続的に吹き続ければ、比較的高濃度の放射線が関東各地で観測されるでしょう。
そしてそれがしばらく続けば、健康的に無視できない積算値になるでしょうし、風向きが変ればその程度は減るでしょう。
(考えたくないですが)万一危機的な爆発が起きた場合でも、風による運ばれ方は同じようであり、同じ風向きが続く場合は風下の地域は危ないですし、それ以外の場所はより安全ですし、風向きが変る場合は変らないよりは特定地域での放射線の積算値はベターな方向になります。

私は原子力や気象の専門家ではありませんので、微粒子の風による運ばれ方の詳しい知見は持っていません。あくまで理科系的な常識の範囲での捉え方です。
しかし、上述しました基本的考え方は合っていると思います。
要するに、危機的爆発が起っても起らなくても、各地の観測地点での放射線のデータと風向きのデータの時間的変遷によって、ある地点でどの程度の放射線の総量が浴びせられるかの見積が大事だということです。
未来的な風の予測もある程度できますので、危機的な放射線の総量がいつ頃起りそうかも前もってわかるかもしれません。単純に**km以内は避難せよ、ということではないと思います。

幸いなことは、同じ風向きがしばらく続くのは冬型の気圧配置による北西風ですし、上空は常に偏西風が吹いているので、概ね放射線は東に飛ばされるわけです。
冬以外の季節で気圧配置が変る場合に陸地に放射線が運ばれます。そして、それは放射線量、風向き、風の強さ、持続時間の総合的ファクターにより、ある地点の放射線積算値(=浴びる総量)を「定量的」に見積る必要がある、ということです。

個人的にある程度シミュレートする方法論を見出しました。東電の大元のデータと観測地のデータと風の情報により解析するものです。
より具体的な知見が得られれば紹介したいと思います。

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震災に際して(その2)

こんばんは。

震災の状況は日増しに悪化していくことが心に痛みます。
そんな中、福島原発2号機の水位が少し上ってきたのは、本当にホッとしました。(まだ予断は許せませんが。)

私の震災に対する目下の対策の基本的考えは前回記事から変りません。
電力のシェアという意味で、実際に東電でも「計画停電」を開始しました。
運用の仕方については批判はあろうかと思いますが、コンセプトは間違っていないと思います。
まずは批判は後回しにして、率先して協力をしようではありませんか。
ただし、通勤電車の問題は難しいです。電車は何とか止めない検討をしてもらいたいです。

今日追加的に敢えて申し上げたいことは、「誠実な説明」です。
私が以前から言っておりますように、日本人はもともと誠実で慈愛に満ちた人種であるはずです。
事実この震災が起きてからの行動は概ね各国からも評価されています。

枝野官房長官の会見などは気の毒になるくらい「非のないように」ということに過剰に神経を使っているように見えます。
本来彼は、野党の時のように切れ味鋭い論調を展開できる人間だと思います。
東電の会見にしてもイマイチ何を言いたいかわからない時があります。

この際、事実を隠さずちゃんと説明し、できないことはできないとはっきり言い、その中で「こういう可能性がある」から「こうしたい」というような説明が必要だと思います。
我々日本人はそのようなことをちゃんと許容できる資質があると思います。
例えば、原発の水位がなぜ上らないのかなどの説明があまりなく、わけもわからず一喜一憂するのみです。
そうではなく、全てのケース(ベストからワーストまで)を説明し、このような確率でこうしたい、と言えば国民も納得し必要以上の混乱は避けられるし、必要な対策も打ちやすいと思います。
東電はじめ関係各庁の努力も理解されやすいと思います。

私が1月に入院した時も医者からベストからワーストまでの可能性を説明され、一時はビビりましたが、結局その方が対処しやすいのです。
気象庁が「3日以内にマグニチュード7以上の地震が起きる確率は70%」と説明したのはよいことだと思います。
数値の信頼性の程度はともかく、この短いメッセージの中に全てが凝縮されており、冷静な心構えができたからです。

是非是非、必要な情報を公開した上での誠実な説明をお願いしたいと思います。

我々も頑張りましょう。

ST Rocker

テーマ : 地震・災害対策
ジャンル : ライフ

今回の地震に際して

今回の地震。あまりの被害甚大さに言葉もありません。
金曜夜に勤務先でブログをアップした時点では、まさかこんなに大きな災害だとは思いませんでした。
まずは被災した方々の救助および仮の生活環境の確保、そして原発の適切な処置が最優先の課題だと思います。

私自身に何ができるか。そして我々として何に気をつければよいのか。

私も病み上がりでなければ、ボランティアとして被災地に行ったかもしれません。
ただし、むやみに行動して自己満足に陥ってもいけません。
ここは日本全体の課題として自分のできることを客観的に考える必要があるでしょう。

まずは電力や食糧といった基幹的なものを少しでも無駄のないよう、国全体でshareするようにするべきです。
当然、贅沢は排し、無駄を省き、必要なら寄付も惜しみなく行い、国全体として当面は8割運転くらいに心がけるべきでしょう。
しかしだからと言って、極端な活動自粛も控えるべきです。
企業や個人の適正な活動がないとお金も物品も流れません。

次に重要なのは、情報をしっかり吟味し、むやみな情報に振り回されないことだと思います。
今、テレビの100%が地震関係の番組であり、専門家も出演しコメントを言っています。
しかし情報の質には番組毎、出演者毎に違いがあるようです。

正直私は、日本のテレビを頂点とするマスコミのあり方は好きではありません。
視聴率優先であり、国の未来とか提言とかにおいて本気で考えている番組は稀だと思うからです。
そういう日本のテレビが、このような事態で急に本質を語れるかどうかです。
私の意見では、ニュース番組として命を賭けている番組では多少情報の質がよいと思います。
適当な情報によるうかつな行動、例えば極端な買占めとか、極端な行動自粛など控えるべきです。

原発の件や地震、津波の件などで学者がよく解説者として出演しています。
以下、あくまで私見として捉えてください。

大学や官公庁に属する学者の方々は、大抵の場合専門に特化しており、自分の学派があったりします。何らかの利害関係を持っている場合もあります。
学者が悪いという意味ではなく、全体をフレキシブルに臨機応変に意見を言える立場の学者はそんなに多くはない、という意味です。

学者の中でも横断的に物が言えたりする人もいますし、気鋭なジャーナリストには専門的なことも含めて、より適切なことを言える人もいると思います。
もちろん私なりには、それらが誰であるかを言えますが、ここでは名前を挙げるのは控えておきます。
インターネットはこういう時のためにあるのだと思います。

ネットは適当に使うと適当な情報しか得られませんが、悪戦苦闘して使用するうちに筋のある情報が見えてくるものです。
こういう緊急事態の時こそ、テレビのような受身的情報だけでなく、能動的な情報探索を心がけたいものです。

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ジャンル : ライフ

Coffee Break Beatles No.89 「All I Want is You」

英語は時制、冠詞、人称、単複などにうるさい言語だ。
それに対し日本語はいい加減だ。
どっちがいいのかはわからない。
言えることは、日本人は何事も人と阿吽の呼吸から入り、次第に具体像に発展させて行くのに対し、欧米人は最初から具体像を意識して客観的に契約を結んでから物事を進める文化がある。
ロックの歌詞の訳とか、捉え方において和英の言語の違いをクローズアップした評論はまだ見たことがない。

ビートルズのアルバム"Let It Be"に収められている"Dig a Pony"という名曲がある。
アップルビルの屋上でジョンが長髪を寒風になびかせながら、若干しかめ顔で歌うフレーズ"All I want is you."が渋い。

直訳すると、「私が欲するところの全ては君だ。」。
中学か高校の英語の文法で習った記憶がある。allという言葉を「いろんなものの集合体」と捉えれば複数扱いだが、「『全体』という一つの概念」で捉えれば単数扱いである、と。
中高生の頭ではなかなか感覚が掴めなかった。日本語では「『全部』は全部だ」。
waterのような物質名詞は数えられない(不加算名詞)ので単数扱いにするのよりは複雑な話である。

そもそもジョンの言う"All I want"とは何だろう?
人間、普通は欲しいものは一杯あるはずだ。金もおいしい物も、名声も、そして愛する人も。
ところが、それが"you"である、と。
欲しいものは君(多分ヨーコ)だけである。
ただし、ここで言う"all"は全体集合を概念的に指していると思われるので、単に「君」という単純なものではないかもしれない。
つまり、「優しい君」「仕事のできる君」「きれいな君」...そういのが全部合わさった複数の君の全体をまとめて"all = you"と言っているのかもしれない。

同じ使用法として、"All You Need is Love"がある。
この場合はもっと単純な意味で、単に「君が必要なのは愛だけ」という意味かもしれない。

さらに、"All My Loving"も興味深い。
「私の愛する様の全てを君に捧げる」という意味と思われる。

このように考えると、"all"という概念そのものが日本語にはないと結論付けられると思う。
少なくとも、日本語で言うところの「全部」のような単純な意味ではなく、その実体の全体を現す概念のようなものと思う。
だから単数の"is"を伴うことが多くなるのだろう。

英語は日本語に比べると理論的で冷徹のようにも考えられるが、このような言葉そのものの持つ背景を考えると、意外に深遠なものが見えてくる。
こうして考えると、ビートルズの歌詞は次のように訳してもいいのではないだろうか。(多少誇張した表現だが。)

"All I Want is You."
「僕が欲しいものはいくつかあるのだけど、結局君さえいてくれればその全てが満たされるのだ。」

"All you need is love."
「君にとって必要なものは、結局『愛』なんだと思う。」
(注; 「愛こそは全て」という訳も悪くはないと思う。ただし一般化され過ぎていて、やや薄っぺらな印象がある。)

"All my loving. I will send to you."
「僕は君を愛している。君をどうやって愛するのか..僕の中にある全てを今、君に捧げるよ。」

よく「丸ごと愛して」などと言うが、英語の"all"は「丸ごと」のような概念も含まれているかもしれない。

いかがでしたでしょうか?

テーマ : ビートルズ関連
ジャンル : 音楽

Coffee Break Beatles No.88 「どこへ行ったあのレコード?」

私はこれまでの仕事の多くを半導体関係の産業に関わった。
現世代、次世代問わず、半導体デバイスを構成する材料の開発や技術サービス、マーケティングなどだ。
しかし、その割には流行りの機器に関しては「奥手」である。
一応いろんなIT的なことは楽しむが、新しいソフトや機器にはついていけない。というか、正直あまり関心がない。

デジタル、デジタル、というが、今現在実用に供されている機器は、信号処理はデジタルではあっても、ICの心臓部で起きている化学的、物理的現象はアナログだ。
本当は、数年のスパンでPCも進化する必要はないだろう。それより、立ち上げを迅速にしたり、確実にエラーのない機械なり記録媒体を作るべきだ。

以前使っていたWindows 98のPCが壊れかかった時、当時のバックアップソフトを使ってこまめにバックアップを行っていた。
そしてついに完全に壊れたので、新しい機種を買い、古いPCのデータを復活させようとしたら、98用のバックアップソフト自体が既にサービス停止していた。よって、古いデータは特別のコネを介して復活させる以外に手はなくなった。なんたることだろうか。
不必要な集積度の進化と利便性追究により古いデータが実質消える。明らかに間違っている。
やはり、岩に刻むのが最も確実な記録法だろう。何万年の期間記録できるのだから。

音楽媒体についてはPCほど記録上の問題はないだろうが、それでもレコードからCDへの移行とテープの絶滅の問題がある。
CDの加工法は確立されたとはいえ、レコードのような耐久性(溝の形状安定性としての)はない。
倍音が出ないという指摘も一時あったが、どうなったか。

テープの文化もありファンも昔は多かった。
オープンリールからカセットには結構うまく移行した。
カセットテープで録音した音は結構よかった。そして結構耐久性もよかった。
私が高校の頃「エアチェック」というFM放送を録音することが流行ったが、そんなテープが40年近く経ってもよい音を出していた。しかし今やテープを聴く方法がほとんどなくなってしまった。

私はビートルズ現役時代には間に合わなかったが、解散後はほぼリアルタイムでLPが出る度に買っていた。
最近の機器の進化により、ここ最近急にレコードやテープが聴けなくなったため、ビートルズ解散後のアルバムの多くを初め、ロックの名盤も聴けないものが急に増えた。

TSUTAYAあたりに行っても、ビートルズのアルバムは結構あるのだが、解散後のは半分もない。
在庫がないだけでなく、CD化自体をあまりしていないようだ(?)
店に並んでいるCDはほとんど名盤だけのようだ。

例えばポールのアルバムにしても、Wild LifeやRAMなどの、ビートルズ後半のポールのギターを思わせるカッコよいギターフレーズが聴けるアルバムがなかなか入手できない。
You Tubeでは聴けるが、音質が十分でない。
ネットからダウンロードしてもよいが、どうも奥手である。

でも、そんなこんなだけど、Too Many People(RAMの最初の曲)を久しぶりに聴いた。
高校の時にはじめて聴いた時のカッコよさがよみがえった。

テーマ : ビートルズ関連
ジャンル : 音楽

これからの解析方針

こんばんは。

今日は寒かったですね。
今日は東京ビッグサイトで行われた太陽電池関係の展示会に行って来ました。
りんかい線の国際展示場駅から歩きましたが、寒かったこと、寒かったこと。
ゆりかもめで行けばビッグサイトの目の前まで行けます。乗り換えは不便ですが、こういう寒い日はゆりかもめの方がよかったかもしれませんね。

病気をしてから、周囲から「この際だからもっと『薄め』に生きたら?」なんて言われます。
確かに濃い生き方をしてきましたから。そして人に何かを語るにも濃かったり熱かったりしましたから。
これを機にしばらくは少し薄くなってもいいかな、と思いました。
よって、このブログもここ数ヶ月はゆったり目でやってきました。

昨年の12月までは、ビートルズ中心の音楽の解析を、それこそ「濃く」やってきまして、”三角形理論”を打ち立てました。アインシュタインのやったような「思考実験」でした。 (なにも自分がアインシュタインのような才能の持ち主という意味ではなく、まずは頭の中で考えて理論を構築していくという意味です。)
大体アイディアはまとまりました。

そして1月の病床で読んだ素粒子や宇宙の基礎。そしてアインシュタインの相対性理論。
自分の中の両輪が築かれた感じです。

そこで、これからは実験を行い、仮説を実証していかないといけないと思います。
実証作業の中心は、心地よい音楽が三角形の周波数と密度スペクトルの関係を示していること、にあると思います。

まずは、フルバンドスコアから音符を拾い、各パートの周波数対出現頻度または出現パターンとの関係を解析することにあろうかと思います。

次の段階では、実際の音楽を音響的に測定して、その関係をじかに測定することにあると思います。しかしこれは専門家の力を借りないとできません。そのような展開力を自分が持てるかどうかです。

三角形理論が証明された次の予定を言うと鬼に笑われそうですが、一応野望的なことも述べておきます。
私の大きな目的の一つは、何故ビートルズの曲の多くは心地よいのか、を解析することにあります。
しかしそれで終わりではなく、ビートルズを超える音楽を作ることが究極の目的です。
ビートルズの既製曲の中でも実はアレンジの改良の余地のあるものをbrush up(例えば、低音を厚くすることによりSGTを超えるアルバムができないか、とか)することがまず一つ。
そして、J-POPやカーペンターズのように、場合によってはビートルズを超える音の構成を持っていそうな音楽とビートルズを比較するとどうなるのか、そこから見えてくる新しい音楽はないのか。そのあたりを考えて行きたいと思っています。

焦らず慌てず、マイペースで適当に頑張ります。(こういう言葉でさえ、昨年まではありませんでした。)

ST Rocker

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プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
ご気楽にコメントください。

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