敵を選別せよ
このところ職場は戦場の様相を呈してまして、1日が終わることがこの上ない幸せに感じております。
また、明日は新たな戦場が予想されますから、この時間は思い切り自分らしいことを充当します。
早く自分の仕事としてコンサルとシンクタンクをスタートさせたい。
そしてその核は「アクシス・デザイン」(物事を考える座標軸を提唱すること)であること。
そして、今我が身に起きていることを最初のケース・スタディとして捉えること。
さらには、日本の強みとは何か。これにもアクシス・デザインを適用すること。
ですから、ここ一両日は考えに考えています。
行き帰りの電車でも考えまくります。
そして、まずは出てきたのが今日のタイトル。
いささか刺激的ですが、とってもとっても大事なことです。
このブログでも書きましたように、最近日本では、"same boat"(運命共同体)の同胞にもかかわらず敵視して、相手を沈めんとすることが起きがちです。
その最たる例は、我が国の野党の姿勢。
そして企業間競争、そして企業内の人間の抗争。
かつての日本企業は、「アメリカに追いつけ追い越せ」で、アメリカを共通の「敵」とみなし、一丸の努力に邁進してきました。
もちろん、国内企業間の競争もあったのですが、国内企業よりもアメリカ企業の落とし込みに力が集中されました。
ところが、ある時期から、労働力コストの削減から、海外での生産のシフトが始まり、「敵」は国内企業になっていきます。
そして、付加価値を生む生産が、国内から海外へ移ったことにより、GDPが減少しました。
そして、同じ企業内でも、他者を貶めて自分が相対浮上する気運がはびこっています。
人間は誰しも自分がかわいいですから、他者を貶めたい。
国と国との同盟関係においても、昨日の友は今日の敵、なんてことはしょっちゅうです。
それだけ人間ていうのは利己的に陥りがちなんですね。
でもここで一息考えてもらいたいのです!
わが愛すべき国家=日本はsame boatと考えましょう。
我々を敵に置くのはやめましょう。
政党でも企業でも、我々は運命共同体として共通の発展を望むようにしましょう。
一緒になって我々の強みを考え、そのアクシス(軸)を考えましょう。
日本人は遺伝子的にはバラバラであり、「日本民族」というのは存在しません。
しかし、そのアイデンティティは抜群です。
さあ、何が強いのでしょうか?
かつては。工業製品の品質。
では、今は?
Very big questionですから、ゆっくり考えましょう。
では、あと2時間、幸せな今日を過ごします。