みなさまこんにちは。
叔母の初盆供養を大阪・豊中のお寺で施主として行い、無事帰りました。
予報より蒸し暑い感じですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
オリンピックもいよいよ終わりますね。
かつてニッポンのオリンピックの顔の一つだった女子バレーがついに3位になり、感激もひとしおです。
日本のメダルの総数は目下37。これはすごいことですね。
でも、その種類の内訳は、金5、銀14、銅17であり、ちょっと気になりませんか?
それに比べライバル韓国は、金13、銀7、銅7。
人口では日本の1/3強である韓国が金メダル数において日本を圧倒的に上回っています。
日本は最後の勝負力に弱いので金が取れない、とどうしても思いがちですよね。
何か国力か、国民性に問題があるのではないだろうか・・・とか。
余談ですが、私が以前勤めていた米系企業はグローバル・カンパニーだったため、韓国はじめ世界主要国に子会社がありました。
私の属する事業チームでは各国のメンバーを集めて定期的にミーティングを行い、オフ時間にはいろんな余興をしました。
ある時、アメリカの森の中で「戦争ごっこ」というのをやりました。
おもちゃの銃を持ち、二手に分かれて森の別々の所から互いに忍び合い、相手を撃ち、最後の一人まで先に撃った方が勝ち、というゲームです。
策を練り慎重に行動するのですが、私はある瞬間、森の中で不意に後ろから韓国の若い男性のメンバーに撃たれてしまったのです。
全く予想もできず自分がふがいないと思う一方、相手にはとてもあっぱれでした。
彼らは一見やせっぽちで頼りなくも見えるのですが、筋肉がしっかりしており、意思が強く、銃の扱いには慣れている(おもちゃとはいえ)と感じました。
やはり、懲役訓練を受けているのといないのでは随分違うなあ、と痛切に感じたものでした。
私は韓国の活躍の話を見るにつけ、あの時の体験が蘇ってきます。
・・・閑話休題。
さて、日本の金メダル数が少ない根本的要因を解明するのはかなり精密で根気のいる統計と解析が必要だと思います。
ここでは、そうしたことは除いて、ごく常識的に考えられる範囲で考察、というか勝手な自分の思い巡り、を紹介します。
まず前提として、ここではメダル数は金、銀、銅で同じとさせていただきます。
本当は柔道のように敗者復活戦のある競技は銅メダル数が多いのですが、今日の議論においてはそのことの影響は考えなくてよいと思います。
オリンピックでメダルを取るということは、競技人口の中でも確率的に何百万ないしは何億分の1あたりなので、途方もなく稀有なことです。
その競技においては誠に優れた技能および成績の持ち主であると言えます。
これだけで考えると、人の名誉という意味で、一般から見れば金と銀・銅の違いはほとんど意味をなさないように思われます。
数学的な確率論から言えば、もし各国に特異な戦略ないし行いがないと仮定すると、
国のメダル獲得数は、競技人口、設備等へのお金のかけ方、練習の環境、などが大きいほど多くなるはずです。
超優秀な選手の存在の偏差に人為的なことが介入されない限り、
原理的には各国の金、銀、銅の数はほぼ均等になるはずです。
次に、「存在の偏差に人為的なことが介入」とはどういうことでしょうか。
唯一結果が保証されることは「その国のトップをものすごくさらに伸ばして金メダルの獲得確率を上げる」ことです。
その国の1位をさらにさらに伸ばすことは、原理的に可能ですし、種目と人を見ればある程度可能だと思います。
それ以外の方法でメダルの種類の偏りを人為的に助長することはできないと思います。
レスリングの吉田選手、体操の内村選手のような金の取れる確率の高い選手に近いレベルまで、ある競技において人を厳選して育成します。
韓国が金が銀・銅より突出して多いのは毎回のことなので、単なる偶然とは思いにくく、上記したような特別な戦略が取られているためと思います。
ただ単に精神力が強いという理由なら、銀も銅も含め全体のメダル数が多くなるはずだからです。
今回、韓国型の金突出タイプは、主催国であるイギリス、北朝鮮、ハンガリー、カザフスタンなどに見られます。(中国、アメリカも若干その傾向が見られます。)
日本型の金少なタイプは、オーストラリア、カナダくらいです。メダル数の少ない国々もそういう傾向がある国があるように見えますが、数が少ないので判断しにくいです。
あとの国は大体平均して取っています。
金だけ多い国は何らかの人為的戦略を取り、金だけ少ない国はそのあおりを食っている、と見るべきでしょうか。
そういう人為的戦略をあまり取らずに、個々に任せているのではないでしょうか。日本などまさにそんな感じです。
あとの国は、それらの中庸といったところでしょうか。
報奨金の額も多いに影響することでしょう。
日本は総メダルにおいて十分な成果だと思いますが、
金を重視する国が少なくない中、もう少し戦略を持ってもよいのかもしれません。
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