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サイエンスロマン夏休み特集「自分とは何か?」(その1)

みなさまこんばんは。
夏休みは今日で最後という方が多いのではないでしょうか?
僕もそうです。
休みは満喫されましたでしょうか?
お仕事その他で忙しかった方も多いでしょう。本当にお疲れさまでした。

僕は休みの前半はアウトドアやフィジカル系に活動しまして、後半は仕事その他でちょっぴり忙しかったです。
そこで最後の最後に特集記事です。

科学に関する記事です。
科学的な内容にはなるべく正しいことの記述を心がけましたが、下調べした訳ではなく、頭にあるものを書いただけです。
科学的真偽というよりロマンとか言葉の遊びの感覚で楽しんでいただける方は是非、続きを読んでください。
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「自分とは何か?」。
この問題はわかっていそうで全然わかっていない超難問ではないかと思います。
GWで書きました「宇宙人に右と左を説明する」も超難問でしたが、それ以上ではないかと思います。

そもそも「自分とは何か」ということを問題として捉えるとは何事か!? という声が聞こえてきます。
「自分とはこのオレに決まってるじゃないか」「自分とはこのワタシよ!」。
確かにそうなんです。
ではその「自分」というのを科学的な言葉で記述してください、と言われたら?
・・・・・・・・・
でしょ、でしょ。

人間である以上、(あるいは多分いかなる動物でも)、「自分」ということほど毎日毎日、いや、いっときも絶えることなく意識していることですね。
だって、「自分は人生において何をすべきか」とか「自分は今週はどう生きていけばよいのか」とかいつも考えているし、
おいしいものを食べたりよい音楽を聴いて感動したり、時には人とケンカしたり。
喜怒哀楽を表したり、人や世の中に何かを作用するのも皆、この「自分」ですもの。

自分の存在など疑う余地もないほど明確のように感じているのが我々ですね。

「自分」というものは、なんか、眼の奥のほうの脳の中に存在するような感じではないでしょうか。
あるいは心臓の中?
まあどこでもいいんですが、人間の活動は脳をセンターに行っていることからも、「自分」は脳と密接に関わる場所に存在していそうですね。
脳はあくまでコンピュターだとすれば、自分とは脳をコントロールする「意思を持った主人」のように思えます。
あるいは「魂」と言ってもいいでしょうか。

よく言いますね。肉体は滅びても魂は不滅であり、また新たな肉体に乗っかって生まれ変わる、と。
いわゆる輪廻の思想があります。
そうさ、「自分」とは「魂」さ。
と言ってしまえば終わってしまいますので、もう少し科学的に考えてみます。

ここではいわゆる「超常現象」のようなものは議論の対象に乗せないで、既に判明している科学の立場から考えてみましょう。
少し遠回りですが、大事なことを考えていきますので、ご辛抱ください。

まずは、非常に大事なこととして、「個体」とは何なのか、という問題を考えてみます。

極端な例として、人間対ゾウリムシの比較をします。
人間は約60兆個の細胞からなります。一方、ゾウリムシは単細胞の動物です。
ゾウリムシは一つの個体が一つの細胞ですので、すごくシンプルですね。
自らが細胞分裂をして増えていきます。
単細胞生物とは言え、遺伝子の数は人間の9割もあるそうです。
単細胞とは言えきっとその一生は「自らを生き抜き、種を存続したい」という「自分」があるに違いありません。

一方人間は、STAP細胞の件でも話題になったように、最初の卵はいろんな体の部位や臓器の細胞へ「分化」していきます。
遺伝子情報は全て父親と母親から受け継ぎ、受精の段階で全ての遺伝子情報が固定されます。
しかし、その後の分化で、その部位や臓器に必要な遺伝子の部分のみ活性化され、必要のない遺伝子の部分は凍結されます。

この観点から見ると、人間はじめ多細胞生物はいろんなタイプの細胞の寄り集まりであり、協力し合い存在している「運命共同体」のように見えてきます。
細胞一つだけでも「個体」と言えるのに、60兆もの細胞が集まっている運命共同体なのです。

人間はこの人間の形の一つをもって一つの個体であるかのように、皆思っています。
でもその構成パーツであるそれぞれの細胞は、分化の過程で機能の一部(いや大部分)を目隠しさせられています。
さらには、病気の時などに運命共同体を守るために自らを自殺する細胞もあるといいます。

ということは、僕は、人間含め多細胞生物は会社組織のように思えてきます。
会社の構成員は役割分担されています。
会社が成長するためにそのような分担になっているのです。
一人ひとりでは会社をどうすればよいか考えられなくても、会社全体で大きな力を発します。
あたかも会社全体の「魂」があるようです。
僕はこれを「集団智」と呼びました。

本当は「脚は脚の人生」があるのかもしれません。
本当は「肝臓は肝臓の人生」があるのかもしれません。
でもそれぞれのパーツは自己主張というより運命共同体であるその人全体のために一生を捧げるのです。
その人全体には「自分」は一つしか存在しないように見えます。
一体人間のどこがそのようなことを牛耳っているのでしょうか?

植物の場合はさらに個体の概念を難しくさせています。
植物は株で連なったり、根で連なったり、脳もなければ、個体の単位が不明確です。
僕は以前、植物は集団智を発揮しているのだと考えました。「植物の戦略」、「再び植物の戦略」という記事で書きました。

植物の場合は動物よりもずっと「自分」という概念が難しくなります。
もしかしたら、植物の種全体が自分なのであり、木や草のそれぞれには自分はないのかもしれません。

では人間が「自分」と思っているものは何なのか?
その解明は「その2」に譲ります。

少なくともこんなことを考えたらどうでしょうか?
「本当は脚さんは脚を第一に考えた人生があるのかもしれません。なのでたまにはそのように思いを馳せてはどうでしょうか。」
「本当はBさんも『自分』の一部ではないのでしょうか。ならばBさんのことを第一に考えてみてはどうでしょうか。」

では、みなさま、残る夏休み、数時間かもしれませんが、楽しくお過ごしください。
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No title

ST Rockerさん、こんにちは♪
今日からお仕事なんですね。
お疲れさまです!!
ポテ子はちょっと不規則で明日からです(^_^;)

ところで、今日は大論文というより、面白い科学のエッセィを
読んでるような感じでした「(*^_^*)
自分とは?という質問だとどうしても自分とはどういう人間なのかと
内面的な問題に考えてしまいますが、それを科学的になんて
言われたら戸惑いますね(^_^;)

そして受精した瞬間に遺伝子情報が組み込まれた
ポテ子が形成されていくわけで、そんなこと考えたら
ちょっとワクワクしちゃいました♪

ん!?
でも、Bさんも自分の一部!?
う~ん。。。
わけわからなくなってきました~(^_^;)
先輩、降参です!!

ポテ子さん

こんばんは。
今日もとってもご丁寧にありがとうございました。

やっぱ、ポテ子さん大体想像通りのご年代かな。
おっと、女性に歳の話はいけませんね。

おやポテ子さん今日はお休みだったんですね。
僕は休み明け結構もがきましたよ(>_<)

さて、今日は変な科学ロマンなるものにお付き合いいただきましてありがとうございました。
「自分とは?」なんて翔び過ぎた問題ですものね。

ちょっとだけ付け加えさせていただきますと、
我々が「個体」の単位として考えているこの一人の人間は、本当は真の個体の単位ではないのはないか、という僕の投げかけなんです。
真の個体とは一個一個の細胞なのかもしれない。
あるいは逆に、植物のように何人もの連なりが一つの個体なのかもしれない。別人だと思っていたBさんは本当は「自分の一部」かもしれない。

どうですか(^_-)-☆

No title

ご無沙汰しちゃって失礼しております~(´д`)
相変わらずパワフルにお過ごしですか♪
私はちょっと暗~~~くなっちゃったりした時期もありましたが、ここのところ復活してきました!

こういうお話し好きです!
脚の気持ちを考えた事はなかったなぁ。
でも、そう考えてあげると、もう少し皆さんに親切にしなきゃって思いました。笑

私は『自分』の概念についてはヨガ哲学の影響を多分に受けています。
ミトコンドリアの指令(子孫繁栄)よりももっと深い無意識下に自分はある、というような話です。
姿形が見えたら…面白いのに!

花音さん

こんばんは。
いえいえ、そうでもないですよ~
よい夏休みを過ごされたようですね。いいなあ。
僕もまあまあパワフルに過ごしてますよ。
夏休みは少しフィジカルなこともやりましたよ。

花音さんに明るさが復活したのはおじさんとしてもすごくうれしいな。

さて今回のお話興味もっていただきうれしいです。
そうなんですよ、脚の人生とか、隣の人と同じ人生とか。
そういうことも考えるきっかけになるでしょ。
そうすれば感謝の気持ちも新たに湧きますしね。

ヨガのお話とてもおもしろそですね。
今度詳しく聞かせてください。
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ST Rocker

Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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