”And"を「と」と最初に訳した人は間違いだった

みなさまおはようございます。
まだまだ蒸し暑いですけど、今朝はなんか少しは和らいでいる雰囲気もします。
月曜からはぐっと気温が下がるようですね。

今回被災された方々へ、心よりお見舞い申し上げます。

さて、今回もまた少しだけ英語のお話お付き合いください。
どなたにでも一緒に考えていただける内容を選びました。
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前回の記事ではちょっとマニアックな内容でしたが、今日は極めて基本的ことを取り上げます。

我が国では中学、高校の英語は単語ごとに意味の変換を行い訳を組み立てていくという英語教育がなされてきました。
これはこれで必要なことと思いますが、他国では文全体を丸ごと覚えてシチュエーション毎に対応していくような生きた英語の使い方を重視する傾向があり、日本人よりも逞しい英語を使えるようになっています。

既に何度も書いていますように、英語の単語のもつ意味は日本語の単語とは一対一対応にあるとは限りません。
例えば、Thank youは必ずしも「ありがとう」ではありませんし、Pleaseは「・・・ください」と機械的に訳すとおかしくなりますし、Youも日本語のもつ「あなた」とはニュアンスが違う場合もあります。
日本語では「頭」といえば主に髪の毛の生えている部分を指しますが、英語では首から上の部分です。
日本語の「足」はケースバイケースで指す場所がいろいろあります。時には股から下は足ですし、一番下だけを指すこともあります。
英語ではfootは足首より下だけで、その上はlegです。

こうして考えると英語の単語と、それに対応する日本語の意味が全く一緒(数学で言えば合同)というケースはほとんどない気がします。
そう考えると、あまり単語に分解してきちきち訳すことはあまり意味がないように思います。
それよりは英語の書き言葉や話し言葉の流れをシチュエーション毎に覚えて行くほうがよいと思います。
ただし、単語を軽視すべしと言いたい訳ではありません。並行して単語も習得すべきです。単語の理解の延長に訳があるのはいかがなものでしょうか、という意味です。

このような背景の中、Andという言葉を考えてみます。
あまりに有名な言葉なので改めて考える対象にもなりにくいです。
日本語では「と」とか「および」として訳されます。
この訳は合ってはいますが、時には誤解も招くのです。
例を挙げましょう。

文章A: 『ビートルズの新しい解析のページ』はビートルズのこと科学を扱います。
文章B: 『ビートルズの新しい解析のページ』はビートルズのこと科学に関する記事を掲載します。

文章AとBの下線部の「と」に注目してください。
両方ともandを使うことに問題はなさそうですよね。

問題は文章Bです。
Andとはその2つのものが必ず存在する場合を言います。
ですのでもしandを使うなら、記事には必ずビートルズと科学の話題が両方含まれていないといけません。
でも実際は片方だけの場合もあるのです。ですので使うとすればorですね。

文章Aでは、ブログの中にビートルズの話題と科学の話題は両方含まれているのでandでOKだと思います。

つまり、日本語で言うところの「と」とか「および」は、英語のandのような両方存在する場合も言いますし、あるいはorを使うべきような片方だけ存在する場合も指す言葉だと思います。

英語のandとorは数学の集合で習ったような厳格な意味だと思います。
つまりA and BといったらA ∩ B(AかつB)、A or BといったらA ⋃ B(AまたはB)だと思います。

従って、英語のandの訳としては「かつ」がよいではないでしょうか。
最初にandを日本語に訳した人は「かつ」にすべきだったと思うのです

なお、以上は論旨を明確にするためにやや誇張して書きました。
実は英語においてもandを、or的な意味でアイテムの羅列に用いることもあります。

言いたいことは、andとは必ずしも「と」とは一致ではないということです。
この微妙な差を心得ていることで、英語圏の人とのコミュニケーションを円滑にできると思います。

今日のおまけは、躍進著しい茨城空港です。

百里基地と共用です。
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テーマ : 英語
ジャンル : 学問・文化・芸術

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鍵コメさん

おはようございます。
とってもうれしいコメントありがとうございました!
本当は是非公開コメでお願いしたい素敵なお話ですね。
その先生、さすがだと思います。
もう一つのお話もいい思い出でですね。
よい週末をお過ごしくださいね。
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
ご気楽にコメントください。

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