最近の「お」「ご」の多用について考察してみます

みなさまおはようございます。
いよいよ春本番といきたいとこですが、今日は真冬のような冷雨ですね。
お気を付けください。
そして、受験生のみなさま、ガンバレ!

今日は最近の言葉について少し考えてみます。
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最近、身近なところやテレビなどで次のような会話をよく耳にしませんか?
「ご迷惑(ご不便)をおかけし申し訳ございませんでした。」
「世間をお騒がせし申し訳ございませんでした。」
「ご挨拶が遅れて申し訳ございませんでした。お電話でお返事いたします。」
「わたくし、ブログをやさらさせていただいているのですが・・・・」
「**部長、少しご相談なんですが・・・」
「**さんはお亡くなりになられました。」
「**さんがおっしゃられるには・・・」
・・・・・・

このように、「お」「ご」をはじめとする丁寧語が最近とても多いように思います。
最近の柔らかく言う流れからでしょうか。
不安定な世の中だからこそ、みなさん言葉には丁寧さを求めるのでしょうか。

しかし、本来の日本語からすればちょっとおかしい部分もあるのではないでしょうか。

間違いであると思われる最大の点は、自分のことなのに「お」や「ご」をつけることだと思います。
例えば「お返事」、「ごあいさつ」。
最近の流行りからすれば、どうしてもこのように言いたくはなります。
でも、これが慢性化すると、本来力を込めるべき丁寧語がぼやけてしまうことにならないでしょうか。

やはり自分のことは「お」や「ご」は付けないのが正しいのではないでしょうか。
あいさつ、返事、相談...等々。
というわけで僕も少し前から「こちらから返事します」「相談があります」、のように使い始めました。
そうなると自分も引き締まった感じになり、変な媚も売らなくていいし、きっぱりした感じを僕自身が覚えています。
逆に、真に礼を言いたい時やお詫びを言いたい時には丁寧さが込められますし。メリハリがつきます。
是非お勧めしたいです。

相手が主語である場合は、「お」や「ご」が生きてくるのだろうと思います。
「お返事をください」とか「お電話をいただきました」とか。

では、「迷惑」の場合はどうなるべきでしょうか。
迷惑という言葉はそもそも難しい言葉だと思います。
こちらが一方的に悪いために相手が迷惑を感じる場合。
あるいは、こちらはそれほど悪くはなくても結果的に相手が迷惑を感じる場合、もしくは相手の感受性によって相手が迷惑を感じる場合。
あるいはその中間の場合。
このように「迷惑」の主語を特定するのは簡単ではなさそうです。
こちらに主たる原因がある場合は「ご迷惑」は変な感じだと思います。
相手の事情で相手が迷惑に感じるなら「ご迷惑」もいいかもしれません。

少なくとも「迷惑をおかけする」の「お」は取ったほうがいいように思います。

・・・というか、相手にとって迷惑をかけた場合、あるいはかけそうな場合に相手に詫びたいなら、「迷惑」などというあいまいな表現は避け、
「この度は私はこのようなことをしてしまい申し訳ありませんでした。しかしあなたの***していただいたことは深く感謝しています。」のように、詫びとか感謝を主体にしたわかりやすい意思表示のほうがいいように思います。

「ご迷惑をおかけする」のような一見丁寧な言い方は耳にやさしいですが、責任や感情の所在があやふやなので、真意をつかみかねるのではないでしょうか。

「お電話」というのも最近よく聞かれます。特に営業のシーンなどでは。
これも相手からの電話なら「お電話」でいいでしょうけど、自分がする電話なら思い切って「お」を取ってしまうのがいいと思います。

僕が一時営業をやっていた時は、お客さんに対し「お打合せ」という言葉が流行っていました。
これも顧客を立てる言葉だというのはわかりますが、自分たちの打ち合わせでもあるので、なんとなく「お」をつけるのは違和感があります。
おそらく昔は「お」はつけていなかったでしょう。

「お願いいたします」のような超丁寧語が身内内でも最近は多用されるようになってきました。
これも「お願いします」でよいのではないでしょうか。
超丁寧に言うことによりかえって言い訳のようにも聞こえてしまうこともあると思います。
そして、本来的に超丁寧に言いたい時にかえってわかりにくくなってしまいます。

「お亡くなりになる」「亡くなられる」
「おっしゃられる」
のような二重、三重敬語も流行ってきました。
しかもNHK含めたテレビのアナウンサーでさえです。
これも本来的な「亡くなる」「おっしゃる」でよいのではないでしょうか。

流行り言葉が社会的に定着すればそれも一種の”正しい”言葉である、という専門家もいます。
でも、「お」や「ご」の多用や丁寧言葉一直線の最近の傾向は、なんとなく全体をあやふやにして本来的なコミュニケーションを弱めている気がしてならないのです。


では、今日のおまけは"Till There Was You"。

Till There Was You_20140114
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No title

最近気になるのが・・・
電車内のアナウンスで
お利用の際にはって
どうしても聞こえてしまう私

ご利用の際だろうって
心の中で突っ込んでいますが
これ・・
私の使っている電車だけなのかな・・

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マルチ君の母さん

こんにちは。
いつもどうもありがとうございます。
コメントをいただきまして、どうもありがとうございました。

僕も電車内でその使い方を聞いたことがあります。
何度かあるので、最近少し広まっているのかもしれませんね。
「ご」を使うべきところに「お」を使ったりその逆とかは、今回僕が言いたかったこととは違いますが、これも最近不適切な使用が増えているのかもしれませんね。

鍵コメさん

こんにちは。
とってもご丁寧でうれしいコメントをいただきうれしいです!
こちらこそあいさつとお礼遅れまして失礼しました。
後ほど伺います。

No title

ST Rockerさん、こんばんは!!
ポテ子も日本語の使い方によく悩む一人です(^_^;)
確かに自分が主体の時は「お」は不要と習った気がしますけど、
尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い分けって難しいです。

職場でも「お」「ご」が乱発されている気がしますが
きっと相手とのトラブルを避けるために
やたら丁寧の上塗りになっているのかもしれませんが
馬鹿丁寧で「なんだかな。。。」と思うポテ子です。

ところで"Till There Was You"はポテ子も大好きです♪

No title

 そうですね、私はなんだあの敬語って楽しんでしまう方です。
 お奈良漬けなんて言ったら、楽しいじゃありませんか。

 でも自分では言いたくない。

ポテ子さん

こんばんは。
いつもありがとうございます。
ポテ子さんもお仕事上よく「お」や「ご」の言葉に遭遇するのではないでしょうか。
おっしゃるように、習ったことといざ使おうとする時のことはそう簡単にマッチしませんよね。
やはり何かの強い「流れ」があるのでしょうね。

ポテ子さんも一度、自分のことは「お」や「ご」を抜いて使ってみてはどうでしょう。
すると、しゃきっとして身が引き締まりますよ。そしていざというときに「お」や「ご」を使えば生きてくると思います。

Till There Was You、ありがとうございます。
なかなか意味深でしょ?

ひねくれくうみんさん

こんばんは。
いつもありがとうございます。
なかなかのエスプリです(^^)/
たしかにそういう部分もありますね。

ありがとうございます。

私も「お」と「ご」の多様と間違いをしていると反省しました。
私もよく間違った日本語を使ってしまうので猛反省しました。
おフランスとか、おコーヒーとか・・・バカですね。
これからは、気をつけたいと思います。
ありがとうございます。

そら太朗ママさん

こんばんは。
いつもありがとうございます。
このテーマ、ご関心いただきありがとう ございます。
あくまで僕の意見ですので、本当はどれがいいのか諸説はあると思うんです。
でも、自分のことを言うのには思い切って取ってしまうのがよさそうですよ。
愛嬌のある「お」とか「ご」ならそれはそれでいいんじゃないでしょうか。
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
ご気楽にコメントください。

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