NHKスペシャル「廃炉への道2015」
みなさまこんばんは。
GWからも大分過ぎお仕事の調子を取り戻された頃ではないでしょうか?
さて、福島原発関係の最新NHKスペシャル報告です。
一昨日(5/17)に放送した「廃炉への道2015」を紹介します。
GWからも大分過ぎお仕事の調子を取り戻された頃ではないでしょうか?
さて、福島原発関係の最新NHKスペシャル報告です。
一昨日(5/17)に放送した「廃炉への道2015」を紹介します。
-------------------------------
先月よりこのブログは癒し系一筋で、そして、提案や解析といった”濃い”記事はもう一つのブログで書くと申しました。
しかし、トピック関係の紹介等については内容が多少濃くてもたまに載せようと思っています。
今日はそんな内容の記事です。
福島第一原発に関するNHKスペシャルについて注目しておりまして、これまでも素晴らしい内容の特集がありました。
ご関心ある方はぜひ「震災関係」カテゴリをご覧ください。
NHKスペシャルと言いますと、何十年か前にムスタン王国の取材でちょっとした”やらせ”がありました。
しかし、それを差し引いても十二分に素晴らしい取材と番組構成でした。
その後も素晴らしいスタッフによる素晴らしいテーマと取材と制作が続いていると僕は思っています。
福島原発関係の特集としても毎年素晴らしい作りだと思います。
どう素晴らしいかというと、まずは徹底した情報収集と取材です。そしてその検証とストーリー作りといったところでしょうか。
もちろん全てを鵜呑みにしてはいけなくて、他のいろんな報道と総合して考えないといけないと思います。
これまでは事故の原因とか事故直後の対応に関する謎の解明が主なテーマでした。
なぜ注水があれほど非効率だったのか、なぜヘリによる注水があのタイミングで行われたのか、等々、重要なポイントを独自の調査を踏まえて徹底して解明したすごさがあります。
前回は政治的な問題まで言及しました。
さて今回は廃炉の話でした。
言うまでもなく、廃炉は原因究明と並んでものすごく重要なことです。
生産性はないことですが、人と金と知恵と努力を相当量投入しないといけません。
それで、今回の特集を観て少し意外に思ったことは、廃炉における最大のキーは「核燃料デブリ」を取り除くことだ、というのです。新聞等では廃液の隔離などはよく報道されてましたが、デブリのことはあまり見かけなかった気がしたからです。
デブリ(debris)とは本来の意味は岩の廃棄物のことです。
最近では「スペースデブリ」(宇宙ゴミ)という言葉が使われていて、役目を終えた人工衛星やその残骸などを指します。
核燃料デブリとは、メルトダウンを起して溶け落ちた核燃料が周囲の物質(例えばコンクリート)と混ざり合い反応してできたものです。
それは強い放射線を数万年にわたって出し続けるとのことです。
従って、メルトダウンを起した1~3号機から核燃料デブリを取り出さないといけません。
何が難しいかというと、どんな物質との間のデブリかによって性質が全く変わってくるというのです。
よって、核燃料デブリが炉内のあるいは炉外のどこにどのように形成されているかを突き止め、さらにそれらがどのような性質を持っているかを解析しないと、安全に取り出せないし、安全に処理および保管をできないというわけです。
これに関して詳細な研究が既に始まっています。
スリーマイル島のメルトダウンではデブリのでき方が違うために参考にならないそうです。
つまり、無から始める険しい研究というわけです。
研究に従事される会社や機関、そして政府には頑張ってもらいたいですね。
そして、40年もかかるだろうと言われる廃炉をしっかりやりとげ、国際社会から尊敬されるようになりたいですね。
さてNHKスペシャル。
これの少し前に放送した特集では、植物の遺伝子の一部は動物に渡った、というのがあります。
実は目は植物から由来している、とか。
録画はしたので、楽しみに観ようと思います。
感動したら記事に載せるかもしれません。
今日のおまけは焼うどん風きしめん。

超うまかった~。ビールにも合った。(手前がビール)
先月よりこのブログは癒し系一筋で、そして、提案や解析といった”濃い”記事はもう一つのブログで書くと申しました。
しかし、トピック関係の紹介等については内容が多少濃くてもたまに載せようと思っています。
今日はそんな内容の記事です。
福島第一原発に関するNHKスペシャルについて注目しておりまして、これまでも素晴らしい内容の特集がありました。
ご関心ある方はぜひ「震災関係」カテゴリをご覧ください。
NHKスペシャルと言いますと、何十年か前にムスタン王国の取材でちょっとした”やらせ”がありました。
しかし、それを差し引いても十二分に素晴らしい取材と番組構成でした。
その後も素晴らしいスタッフによる素晴らしいテーマと取材と制作が続いていると僕は思っています。
福島原発関係の特集としても毎年素晴らしい作りだと思います。
どう素晴らしいかというと、まずは徹底した情報収集と取材です。そしてその検証とストーリー作りといったところでしょうか。
もちろん全てを鵜呑みにしてはいけなくて、他のいろんな報道と総合して考えないといけないと思います。
これまでは事故の原因とか事故直後の対応に関する謎の解明が主なテーマでした。
なぜ注水があれほど非効率だったのか、なぜヘリによる注水があのタイミングで行われたのか、等々、重要なポイントを独自の調査を踏まえて徹底して解明したすごさがあります。
前回は政治的な問題まで言及しました。
さて今回は廃炉の話でした。
言うまでもなく、廃炉は原因究明と並んでものすごく重要なことです。
生産性はないことですが、人と金と知恵と努力を相当量投入しないといけません。
それで、今回の特集を観て少し意外に思ったことは、廃炉における最大のキーは「核燃料デブリ」を取り除くことだ、というのです。新聞等では廃液の隔離などはよく報道されてましたが、デブリのことはあまり見かけなかった気がしたからです。
デブリ(debris)とは本来の意味は岩の廃棄物のことです。
最近では「スペースデブリ」(宇宙ゴミ)という言葉が使われていて、役目を終えた人工衛星やその残骸などを指します。
核燃料デブリとは、メルトダウンを起して溶け落ちた核燃料が周囲の物質(例えばコンクリート)と混ざり合い反応してできたものです。
それは強い放射線を数万年にわたって出し続けるとのことです。
従って、メルトダウンを起した1~3号機から核燃料デブリを取り出さないといけません。
何が難しいかというと、どんな物質との間のデブリかによって性質が全く変わってくるというのです。
よって、核燃料デブリが炉内のあるいは炉外のどこにどのように形成されているかを突き止め、さらにそれらがどのような性質を持っているかを解析しないと、安全に取り出せないし、安全に処理および保管をできないというわけです。
これに関して詳細な研究が既に始まっています。
スリーマイル島のメルトダウンではデブリのでき方が違うために参考にならないそうです。
つまり、無から始める険しい研究というわけです。
研究に従事される会社や機関、そして政府には頑張ってもらいたいですね。
そして、40年もかかるだろうと言われる廃炉をしっかりやりとげ、国際社会から尊敬されるようになりたいですね。
さてNHKスペシャル。
これの少し前に放送した特集では、植物の遺伝子の一部は動物に渡った、というのがあります。
実は目は植物から由来している、とか。
録画はしたので、楽しみに観ようと思います。
感動したら記事に載せるかもしれません。
今日のおまけは焼うどん風きしめん。

超うまかった~。ビールにも合った。(手前がビール)
スポンサーサイト