法律はとてもおもしろいです。しかし大変です。

みなさまおはようございます。
蒸し暑いですね。梅雨真っ盛りですね。
お元気でしょうか?

風邪をご心配いただいてどうもありがとうございました。
おかげさまですっかり回復しました。

法律のお話です。(込み入った話ではないのでご安心ください。)
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僕は今、仕事の一部は法律に関わることをやっています。
法律家の方とのかかわりが今多くなっています。

法の世界は技術の世界とはまた違う能力とテクニックが要求され、いわゆる”ローテク”(law tech.)の良し悪しで結果が大きく変わってしまうことはよくご存知と思います。
ではその能力とテクニックとは??
これまでは漠然としたイメージしかありませんでした。
今この仕事をしてすごくよくわかったので、少しだけ紹介したいと思います。

まずは現代国語。
法律は条文が命です。
条文に書いてある言葉が全てです。

条文を正しく理解するために。
そして、条文の波及範囲を把握するために、等々の応用においても、現代国語の力が必要です。
最近は、あっさりとした文章が好まれ、しかも感覚で通じ合うことが好まれるように思いますが、
法律の世界は物事の「規定」ですので、言葉に食らいつく姿勢が求められます。

次に数学。
意外に思われるかもしれませんが、法律は理系的な世界だと僕は思います。
端的に言うと、高校1年で習う集合、命題の論証、真偽の判定、といった部分の数学です。
ある条文が示している範囲を特定し(集合を描く)、ある事案がそれに含まれるか含まれないかを考え、含まれる(あるいは含まれない)ための必要十分条件は何かを考え(命題の論証)、そしてその事案が白であるか黒であるか判定する(真偽の判定)、といった具合です。

実際の事案は法律の条文に照らし合わせてきっぱり白黒が判断できるようなシロモロではありません。
数学を使うといっても何かの公式に当てはめて簡単に答えを導くようなものではなく、
グレーな事案をいかに当方に有利なように論証していくか、その材料と道具と条件と道筋を組み立てるのがローテクの骨格です。

グレーなんだから腹芸でなんとなくやる、ではだめなのです。
数学により、いかに強い論拠と高い確率を得るのか、そこがローテクの醍醐味であると僕は考えます。

そしてもう一つ挙げると、より多い事例を研究して自分の考えに取り込むことです。
これは既に世の中で随分言われていることです。
即ち、判例等をなるべく多く研究し、理屈と実例を、より強固なパイプで結ぶような体系を作り上げる、ということです。

このように法律を仕事とされている方は、通常の営業職のような感じでクライアントの心に飛び込んで行くことよりも、自分の立てた「理屈」にクライアントを引きずり込むような仕事上の会話になりがちです。
クライアントの私情とか誇りとか願望とローテクは別であると考えるからだと思います。
クライアントの気持ちを最初にわかり過ぎるとそれに囚われ強いローテクを持てないと考えているのでしょう。

このように法律家の方は仕事とプライベートの切り換えは難しいと思います。
多くの方はかなりご苦労されているのではないでしょうか?
あるいは仕事モードのままプライベートを過ごしている方もいるかもしれません。

・・・しかしです。
法律の世界とは言えども、クライアント、コンペティター、相手、あるいは友人などなど、かかわる人との心の交流も豊かであるべきと思います。
例えば、クライアントとの会話においては、仕事モードとプライベートモードの両方を適度に切り分けながら、表していく。
そんな感じがよろしいのではないでしょうか。

そうしたことを法律家の方だけに求めていくのは酷かもしれません。
周囲の人がサポートすることも必要と思います。

あるいは、法律家と営業の人がペアで仕事を進めるのもいいかもしれません。
一人だけに多くを求めるのは大変ですので、今後は何事もペアでやることも大事かもしれません。

おまけはローズガーデンです。
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No title

こんにちは^^
法律の考え方に数学的発想を取り入れる、STさんらしい素晴らしい発想ですね。

我思うのですが、国内法に限って言えば、法律とは、そこに暮らす人々の『常識』であって、数学的な表現を交えるならば『常識』の『最大公約数』ではないかと思います。

そして、その『常識』が及ぶ範囲が"国”という単位ではないでしょうか。

Mr・へぼいさん

こんにちは。
ここ数日蒸し暑いですね。
いつもありがとうございます。

今回の記事にそのようなお言葉をいただき光栄です。

法律の意味と国との関係、まさにおっしゃる通りと思います。
全てが常識的なことで収まることが本来理想ですね。

No title

こんばんは。
風邪が治ってよかったですね。

ところで、小生数学も法律も開いただけで閉じたくなってます(^_^;)

でも、仰るとおりですね。
あの難解で論理的に組み立てられた文章は
確かに数学に似ている気がします。
普段、やさしい文章や短く感覚的な表現に慣れてしまっている
現代人にとっては、相当な国語力が必要ですね。
そして法律を武器に相手を論破するには
あらゆる判例を研究し、自分の立てた結論を実証しないと
いけないのでしょうね。

法律家にも色々な職業があると思いますが
クライアント相手だと、私情をどこまではさんでいいのか
難しいでしょうね。
もちろんクライアントにもよると思いますが(^_^;)

ST Rockerさんは法律にかかわるお仕事もされているんですね。
法律家というと冷たい印象を与えがちですが
ST Rockerさんはバランスのとれた法律家なんだろうなぁ。

以上、数学と法律のド素人の戯言なので軽く聞き流してください(^_^;)

がじゅまるさん

こんばんは。
ほんとに蒸し暑いですね!
いつもコメントありがとうございます。
はい、風邪治りました。

そうですか!? がじゅまるさんはいつも理路整然としていますので、法律の世界、あるいは数学の世界はお得意そうだと僕は思っています。

そして、がじゅまるさんおっしゃるところの法律の条文が数学的である感覚はその通りだと思います。
さらにおっしゃるように、法律だけ見ていて全てが判断できるのではなく、多くの事例を組み入れた「自分なりの体系」を示す必要があると思います。
このあたりは自然科学の研究にも似たところがあると思います。

お言葉お端々から、がじゅまるさんも法律的こととか、クライアントへの対応において、ご自身独自のしっかりした捉え方を持っておられるように感じます。

僕は今のところ、法律の専門家ではありませんが、今後法律を扱う部分が増えていくのは間違いないと思います。
いやいやバランスは・・・(^^;

またぜひディスカションさせてください。
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
ご気楽にコメントください。

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