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素晴らしい世界史の読み物、そして“丸ごと理論”

みなさまこんばんは。

なんだかもう一気に秋も深まった感じですね!
ちょっと極端過ぎます。
体調など崩されてませんでしょうか?

今日はあるブロガーさんの記事の紹介と、それに関連して僕の考え方をちょっと紹介させていただきます。
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当ブログと相互リンクを貼らせていただいている、そういちさんの管理される「団地の書斎から」(←クリックください)です。
とても素晴らしいブログです。
僕が下手に紹介するよりも、まずはみなさまぜひ訪問してください。

素晴らしい記事がいくつも掲載されているのですが、
そんな中でも「一万文字の世界史」というプロジェクトがおありですので、紹介させていただきます。
(ST Rocker注: 僕はこれを”project”として捉えましたが、もしかしたら適当ではないかもしれません。)

以前、これを4回シリーズの記事として掲載されました。
僕はあまりの衝撃ですぐに飛びつき、40分くらいで一気に読んでしまいました。
あの膨大な世界史が全部で一万文字で語り尽くされるという発想に僕は打ちのめされました。
(注:実際にはもう少し文字数は多いとのことです。)

読んでみて、とてもおもしろいです。とてもわかりやすいです。
これまで断片的、表層的、一面的な勉強しかできなかった世界史。
その歴史的事象はなぜ起こったのか、何を意味するのか。
そうしたことを一貫した軸で捉えることはほとんど難しい世界史。
それを打破すべく、そういちさんの「一万文字の世界史」は読者の「マイ世界史観」を形成するのを助けてくれるでしょう。

そういちさんはわかりやすい文章を書くことに関しても研究され、ブログ上でも持論を展開されています。
その意味でもこの「一万文字の世界史」はそういちさんの考え方が凝縮され、とても読みやすくなっています。

そんな「一万文字の世界史」をそういちさんは最近、一つの記事「1万文字の世界史・1時間で世界史をみわたす」(←クリックください)にまとめられました。
ぜひみなさまも読んでください。

「一万文字の世界史」はブログの記事としてはとても長いです。
でも、これを長いと見るか短いと見るか、あなた次第です。


さて、このそういちさんの「一万文字の世界史」を僕がとても大事だと思う理由の一つをお話しします。
それは、僕がこのブログで何度も唱えた“丸ごと理論”と重なるのではないかと思うからです。

“丸ごと理論”とは僕の造語であり、例えば記事「無限大のレトリック(その2)」「読売新聞人生案内(その3)」「絶対音感の謎に挑む」「嫌いな物が好きになる・・・人生最高の幸せ」(←クリックください)などでその考え方を書きました。
簡単に言いますと、物でも人でも、それを完全に理解するには一度丸ごと飲み込むことをやってみる必要がある、というものです。

物でも人でも、通常は部分的に手に取り、場合により咀嚼し、理解していきます。
部分的でも理解したならば、大抵はそれでよし、ということになります。
でも実は、それでは全然だめだった、ということになりがちだと思うのです。

例えば、ある上司と部下との間の人間関係を考えてみます。
上司は部下を指導しスキルや仕事の進め方などを高め、業績を上げるようにする責任があります。
いきおい部下の弱点や欠点に目が行き、叱責を重ねます。
「だからだめなんだよ、おまえ。何度言ってもだめだなあ。」

でも、部下は本当は部下の言い分があるのですが、口に出せません。上司も引き出そうとしません。
上司は自分の中にある社会的規範でのみ部下を評価します。

例えば、ある部下は営業先で相手方の責任者ととんでもない約束を取り付けて来て、それがリスクの高いものであることが多いため、上司は部下のことを未熟であると責めるだけだった。
そころが、本当はその部下は相手を惹きつけ信頼性を与え、相手から重要なプロジェクトを託されるような優れた論法をもっていた。
その論法は通常の判断基準ではとうてい測れないような類のものだった。

こんな場合は、上司として表層的な社会規範だけの判断ではだめで、部下を丸ごと飲み込む必要があると思います。
部下の行動の全てを共有し、思考回路の全てを共有し、価値判断の全てを共有し…ということで丸ごと部下を咀嚼することで、部下の「考える枠組み」を体得します。
そうして部下のよさが初めて把握できる、というわけです。

この“丸ごと理論”は全ての人間関係にも当てはまるし、物や概念の理解などの全てにも当てはまると考えます。

例えば、イヌイットの人がアザラシを丸ごと全部、モンゴルの人が羊を丸ごと全部食べる。
1頭の動物はその体の全てをもって生命を機能し維持している。そのための組織や栄養やミネラルを保持し循環している。
だから、人間はその全てを丸ごと食すことが、より意義があると考えます。
その動物丸ごと全部食べれば、人間の維持に必要な物を全て摂取できるでしょう。他の植物を摂らなくてもいいのではないでしょうか。

あるいは、新聞を読むという行為。
いろんな種類の記事がある。
部分的に新聞を読むだけでもある程度の情報は得られる。
でも、その記事の真の意味するところは、新聞そのものがもつ軸を捉えないと理解できない。
だから、一度新聞を隅から隅まで完全に丸ごと読むのがよいと思います。

要するに、人も物も、全体が起承転結して初めてその存在である、と思うのです。

世界史も同じだと思います。
世界史におけるそれぞれの事象。それらは全てが互いに係り合い成されてきたことです。
部分的に咀嚼するだけでは偏った世界史観になってしまうでしょう。

ですから、どうしても世界史全体をある時、丸ごと飲み込む必要がある。それが僕の考えです。
「マイ世界史観」を持つ必要があると思います。

それを助けてくれるのがそういちさんの「一万文字の世界史」だと思います。
ぜひ読んでください。
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テーマ : 思うこと
ジャンル : その他

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No title

ST Rockerさん、こんばんは!!
そういちさんの「一万文字の世界史」読ませていただきました。
まず驚いたのは非常にわかりやすいです。
試験でなが~い人名や年号で苦しめられ、世界史にはあまり
いい思い出のないおバカなポテ子にもよくわかりました。
大事なことをコンパクトにまとめられていますが
それができるのは相当世界史の知識がないとできないこと。
ST Rockerさんの博学ぶりにもいつも驚いていますが、
そういちさんも、すごいですね。
今日はとっても勉強になりました!!

「丸ごと」は大切なことなんですね。
断片的な事柄や事象だけとっても、全体がわかってないと
見えてこないことってありますもんね。
そういちさんの世界史もST Rockerさんの「丸ごと理論」も
通じるものがありますね(^_-)-☆

ポテ子さん

ポテ子さん こんばんは!
涼しいですね。いつもありがとうございます。

おっ、もう「一万文字の世界史」読んだんですね。
すごいなあ。さすがポテ子さんだな。
僕としてもとってもうれしいです。
紹介させていただいた甲斐がありました。

まさにおっしゃる通りだと思います。
最小限にまとめることができるのも、まずは詳しい土台があってこそと思います。
そして一貫して流れる明快な切り口でしょうね。
小冊子にしていつも持ち歩きたいです。

丸ごと理論の件もありがとうございます。
僭越ながら重なるものがあると感じました。
全体を理解するということは、いろんな事柄でやってみようと思います。

マイ〇〇観

こんばんは,ブログ「団地の書斎から」のそういちです。このようにご紹介をいただき,たいへん光栄です。ありがとうございます。また,さっそく訪問して読んでくださったポテ子さんはじめみなさまには,この場を借りて御礼申し上げます。「世界史が苦手だった」という方に読んでいただいて「よかった」と言っていただけるのは,まさに願っていたことです。

「丸ごと理論」の精神,私なりにもわかる気がします。

私たちは,何かの対象に向かうとき「全体像」をざっくりと描いたほうがいいはずです。「全体像」を知りたい,という基本的欲求も,私たちにはあるようにも思います(その欲求を学問的に高めたのが哲学のはずです)。

そして,それなりの情報や考え方をまとめて,いろんな物事に対して「マイ〇〇観」を持てたら,生きていくうえでの「軸」のようなものになるのではないか。

若いころ,そんなふうに思って(ある先生にも影響を受けて),世界史の本を読みはじめました。この「世界」に生きているんだから,STさんの言われる「マイ世界史観」を持ちたいと思ったのです。

しかし,いろんな本を読むにつれ,世の中の世界史関連の本や議論に,おおいに不満を持つようになりました。ごちゃごちゃこまかいことばかりで全体がつかめない,体系性・系統性に欠けている・・・そんな「世界史」が目につく。

その後,自分なりに勉強して「マイ世界史観」ができてきました。文章もいくらか書けるようになりました。そこで,「1万文字の世界史」を書いてみました。若いころに自分が読みたかったものを書いてみた,ということかと思います。

多くの人にとって,いろんなことがらに対する「マイ世界史観」みたいな「マイ〇〇観」の形成を助ける,本やカリキュラムがあっていいのではないでしょうか。「丸ごと理論」を実践するには,なんらかの導きや助けが要る場合も多いはずです。また,そういうコンテンツをつくることは,おっしゃるように,たとえ小さくても「プロジェクト」だと,私も思います。

そういちさん

こんばんは。
とてもご丁寧なコメントをいただき、ありがとうございました。
また、「1万文字の世界史」への思い、そして全体像のこと、そしてさらに「マイ〇〇観」への考え方を書いていただき、ありがとうございました。

僕も今回、「1万文字の世界史」を読んでくれた人たちがいたことは、とてもうれしいです。
大勢の人に読んでもらいたいですね。
世界史を勉強始めた人が突き当たる大きな壁を打破してくれる助け、そして「マイ世界史観」を持つ助けになってほしいです。

「丸ごと理論」の件もありがとうございます。
全体像を知ることの欲求を体系付けたのが哲学ですか。
そのような説明は僕は初めてです。新鮮です。
哲学も、世界史以上に「マイ哲学観」を持ちにくいですね。
その意味では哲学への関心も湧いてきましたよ。

ところで、僕の丸ごと理論なんですけど、
経験上、ある物や人の8割位を理解した段階で、その物や人を体系付けるのと、丸ごと全部を飲み込んでから体系付けるのは、8割と10割の差以上に大きいなと感じたのです。
感覚的には4割と10割くらいですかね。
残りの2割は無意識のうちに自ら排除していたようにも思います。
だから丸ごと飲み込むにはすごく意識して飲み込まないとだめというのが僕の考えです。
つまりハードルは決して低くはないと思います。

多分そのあたりもそういちさんも感じておられることでしょう。
丸ごとを飲み込むことを助ける何か。確かにあったほうがいいですね。
そしてそれはプロジェクトと言えるでしょうね。

ぜひお互いに頑張って参りましょう。
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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