ネットとグロスの悩ましい関係

みなさまこんばんは。
毎週毎週思うことは、月曜の始まりの時点で思うのことは、「今日という日は果たして終わるのだろうか?」とか「今週が終わるなんてそんな夢のような話が実現するのだろうか?」。
もうこんなことを千数百回も繰り返しています。
「もう今度こそは乗り越えられまい」と思うのですが、それでも水曜はやってきます。
だから水曜は飲み曜日なんです。
そして今週もまた終わることでしょう。

不要な「負のエネルギー」をつぶして「正のエネルギー」同士が足し算になる職場、そしてさらには掛け算になる職場。そしてそのようなビジネス。
それを求めて”人体実験”は続きます。
------------------------------
先日仕事で次のようなことがあった。
ある他社との契約において"net price"という用語が出てきた。
これの意味することを正しく理解しないといけなので、まずは自分でよく考えてみた。
netだから「正味」のことだな。
でも、後述するある理由で「正味」の意味することを考える時いつも迷ってしまう。
結局、その会社の担当の方に確認したら、net priceとは、輸送料や保険代を差し引いた製品正味の価格とのことだった。
価格にこれらの経費を上乗せしている場合があるからだ。

ネット(=正味)に対して、上乗せ的なものを含めた量がグロスである。
典型的な例がドラム缶に化学品を充填して販売する場合だ。
例えば、化学製品の重量が190kgで、ドラム缶そのものの重量が25kgの場合、
ネット(正味重量)=190kg、グロス(総重量)=215kg となる。

食品、例えば醤油などの商品も同様の関係であり、醤油そのものの正味重量(=ネット)が何gと表示されている。

このように、実物と容器の関係は分かりやすい。

次はスポーツへ行こう。
僕はこれまで知らなかったのだが、マラソンでは次のように呼ぶそうである。
すごい大人数が参加するマラソン大会で、スターターがピストルを鳴らした瞬間から選手全員の経時を始め、ゴールに到達したまでの時間をグロスタイムと呼ぶそうだ。
スタートラインより後ろの方に並んでいた選手は、スタートラインに達するまでに少し時間がかかるので、その分を差し引かないと本当の成績は分からない。
そこで、グロスタイムからスタートラインに達したまでの時間を差し引いた時間をネットタイムと呼ぶそうだ。
この理屈はドラム缶や醤油と同じである。
だから、グロスタイムとは実際の競技で計測した時間、ネットタイムとは上乗せ部分を差し引いた選手の実力時間と言える。

ちなみに、僕のマラソンの自己ベストは4時間1分である。つまりグロスタイム。
あの時、スタートラインに達するまで3分くらいかかったから、ネットタイムは3時間58分である。
あの時は靴にチップなんてつけていなかったけど、今の大会はチップがスタートラインを通過した時点で計測を開始する。
ゴール後に即座にチップにより計測されたタイムによる記録証が発行される。
だから、今のマラソン大会の記録はグロスタイム=ネットタイムということになる。
僕がもう少し若くて、後のマラソン大会に出ていたらサブフォーが達成できていたのにな・・・と少々悔しい。

ま、いろいろあるにせよ、ここまでの話ではネットとグロスの関係は容易に理解でき、矛盾はない。

しかし、である。話をゴルフに持っていくととたんに悩んでしまう。
冒頭で「後述するある理由」とはゴルフのことである。

みなさまよくご存知のように、ゴルフはスコアからハンディキャップを引いたた点数で勝負をする。
例えば、ハンデ0のAさんがスコア80を出し、ハンデ10のBさんがスコア85を出したとする。
Bさんの勝ちだ。
ゴルフの場合、ハンデを引いた点数をネットと呼び、スコアそのものをグロスと呼ぶ。
実際のスコアが一番よかった人をべスグロと呼ぶ。

これってめちゃ不思議ではないか!
スコアそのものがなぜネットではないのか! だってそれがプレイヤーの真の実力でしょ。
マラソンの例で言うところのチップで測った点数でしょ。

もしゴルフのやり方をマラソンに適用するとする。
フルマラソンのベストタイムがを2時間5分のCさんと、同3時間5分のDさんがいたとする。
ゴルフ式のハンデをCさんDさんに宛がうとすれば、Cさんはハンデ0、Dさんがハンデ1時間。
実際のゴールタイムからDさんは1時間を引いた時間でCさんと勝負する。

なんでゴルフはこんな仕組みを設けたのだろうか!?

ハンデ10のBさんがゴルフをプレイしている様は、さしずめ大リーグボール養成ギプスをはめてプレーしていることを想像するといいのだろうか。
だから、真のBさんのスコアはギプスを取り払った状態であるはず、と考えるが如く。
ハンデが大きい人ほどギプスが強力なのだろう。

ゴルフのこの考え方は欧米から発したのだろうか、それとも日本発なのだろうか?
仮に欧米発だとすると、欧米式の考え方の本質を見る気がする。

ゴルフはフェアプレイがすごく重要とされる。
だから、実力が違うものが勝負することをアンフェアだと考えたのだろう。
だから、実際のスコアはネットと考えずに上乗せ部分を差し引く。
もっともプロのゴルフではハンデなんかないので、トッププレイヤー同士ののゴルフの戦いではネットもグロスもない。

こうしてネットとグロスの関係を考えていくと、「正味」と「上乗せを加算した合計」というよりも、どっちが本来「真のもの」か「フェア―なもの」か、どっちが「見かけのものか」という対比の方がより正しい気がする。
ゴルフにおいてはネットとグロスを逆に考えることだってあり得るのだから。

今日のおまけは、今日の弾き語り即録音。
ポール・マッカートニーがビートルズ解散後の1975年、当時の妻リンダとデニー・レインの3人でウィングスをやっていた時のアルバム「ヴィーナス&マース」に収められている曲"You Gave Me The Answer"(邦題「幸せのアンサー」)。







いつもお粗末で失礼しています。
では、お耳直しに本チャンの同曲をどうぞ。
スポンサーサイト

テーマ : その他
ジャンル : その他

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

ST Rockerさん、こんばんは!!
今日の記事拝見して何故か税金の計算のこと考えちゃいました。
所得から色々控除されて計算されるわけですけど、
例えば、お宅は大学生とお金のかかるお子さんが
二人もいて大変ねということで、特定扶養控除が受けられる。
というように、ある意味ハンデが差し引かれますよね。

また、職場ではAさんちのお子さんはまだ1歳。
育児時間とってるけど、給料は減給しないよ。

ネットとグロスの関係は難しいけど、世の中にはネットもグロスも
必要な気がします(^_^;)

ところで、ポテ子は明日はボーリング大会♪
当然ハンデはいただきます☆
でも、ハンデたくさんもらってもまだ足りないんですよね~(^_^;)

ポテ子さん

こんばんは!!
今週もあと1日ですね。
月曜には「絶対に今週など終わるまい」と思うのですが、いつもどうにか終わります。

さて、ネットとグロスの関係の例として税金の控除や勤務時間考慮というのは少し驚きでした。
最初は「あれ?」と思いましたが、よくよく考えるとそう言えるかもしれませんね。

スポーツや重量の時にネットを解明するには合理的かつ公平な「上乗せ部分」や「ハンデ」を突き止めて、これを除去しますでしょ。
税の控除や時間考慮は「人為的」な報奨行為ですので、ネットを突き止めることとは違うのではないか、と最初は思ったのです。

でも、よくよく考えてみますと、ネットとハンデの関係かもしれないと思えてきたのです。
なぜなら、育児や教育をしている人は「大リーグ養成ギプス」を装着して仕事をしているようなもの。
そういう人が出すアウトプットは真の力ではない。ハンデを背負っているから。

なるほど、そうだったのか。
これまで産休とか育メンとかの人にフルで働いている人と同じ給料を出すことには自分的にはすごく賛成だったけど、単にそれは温情的な発想だったかもしれません。
ネットとグロスという考え方に立ってこの問題を考えると全然別のものに見えてきます。

ネットとグロスの関係、とても大事でしょう。
でもイージーにその関係を宛がうのは避けた方がよいでしょうね。結局、「何を真の力、状態」(=ネット)するのか、何をもってハンデとし、そのハンデが加わった状態を「見かけの力、状態」(=グロス)とするのか、という前提を決めるのが最大のポイントでしょうね。

すごく大事なことを気づかせていただきました。

ポテ子さん、明日のボーリング、応援しています。
すごくよいグロスが出ると思いますよ(*^-^*)

No title

幸せのアンサーとは渋いところをもってきますね。

でもかわいらしい演奏と歌ですね

ステキです!

面白半分さん

おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。

「かわいらしい」ですか。う~む。
マーサ・マイ・ディアの時もたしかそのように。
自分ではそのようには意識していないんですが、あまり深く考えずにありがたくお言葉をいただきます。
(・・・でもちょっぴり悩むなあ(^^; )
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
ご気楽にコメントください。

最新記事
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
FC2カウンター
Number of visitors
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード