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Coffee Break Beatles No.80 「久々のビートルズ」

最近、J-Popを中心にいろいろ聴き込んでいましたので、ビートルズから遠ざかっていました。
昨夜久しぶりにビートルズを聴きました。

第一印象は、「ビートルズは音の構成が薄いなあ」と感じました。
60年代の他のミュージシャンに比べればビートルズはかなり音が厚いのですが、それでも後のミュージシャン達に比べれば薄いのは否めません。
音が厚くなり始めたのは、概ね70年代初頭のカーペンターズあたりからではないでしょうか。

ある曲の音の広がり(分布)を体育祭のピラミッド(組体操)に喩えたのは、我ながらよいアイデアではないかと思います。
それ以降、曲を「形」で聴くようになりました。
曲全体の形がピラミッド状にきれいな三角形であることが心地よく聴こえる要件ではないかと考えています。
そしてそれは多分に1/fゆらぎと関連するのではないかとも考えています。

ピラミッドにゆがみや欠落がなく、密度も一定であれば、より心地よく聴こえるのではないでしょうか?
ピラミッドを構成する各パーツは一つの楽器やボーカルを意味するのですが、各が同じ大きさであることは必須ではなく、時に重なったり包含してもよいと思います。
ただし、全体(ピラミッド)の形がきれいな三角で均質の方がよいでしょう。

そしてできれば各のパーツもきれいな三角である方がよいのでしょう。
ボーカルの音の広がりも三角である方が心地よいでしょうし、さらにその1レベル下の構成パーツである「声」そのものの分布もきれいな三角である方がよいのはないかと考えます。
少なくとも、声がモノトーンであったりいびつな分布であるより、ほどよい分布である方がよさそうです。
ビブラートとかエコーとかのように、適度な音の分布がある方が心地よく聴こえることを我々は経験的にも知っています。

そのような背景の中、While My Guitar Gently Weepsを改めて聴いてみました。
ジョージによるメロディー、クラプトンのギターが素晴らしいのは勿論ですけど、当時の音の構成は今に比べれば薄いです。
それを全体としてより厚くするのに貢献しているのがポールのベースだと思いました。
なんと言っても和音によるベース。そして豊富な音選び。音色にも凝っています。

私は耳で聴いただけで楽器の機種まではなかなかわかりません(ソリッドであるリッケンバッカーかセミアコースティックであるカールヘフナーか?)。
いずれにしても、トーンコントロールで「固い」音を出しています。
音の広がりという意味では、固い音よりも柔らかい音の方がベターですし、共振による音の広がりの意味ではヘフナーの方がベターです。

当時のポールはクラプトンに対し存在感を示す気持ちからもこのような「気張った演奏」になったのでしょう。
その意味では固い音の方が存在感はあります。
でも、曲全体の構成を考えた場合、柔らかい音の方が心地よいのはないかと思います。
そうすれば、While My Guitar Gently Weepsは、ルーフトップでのDon't Let Me Downのような、より厚い低音の曲となり、Somethingに匹敵するようなビートルズの中でも超Aランクの名作になることでしょう。
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テーマ : ビートルズ関連
ジャンル : 音楽

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酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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