カタツムリとナメクジ、どっちが偉い?

みなさまこんばんは。
2月ももうすぐ終わりですが、まだまだ寒いですね。
黒田総裁。とっても運の悪い時期に就任した方ですけど、”劇薬”が効くといいですね。

さて、このところ硬派な記事が続きました。
今日は定時退社日であり、飲み曜日でもあるので、とっても軽くてゆる~い記事をお届けします。
お楽しみください(*^-^*)
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(まず初めにお断りですが、この記事は頭の中にあるものだけで書きますので、もしかしたら科学的に誤っている点があるかもしれません。
科学的に正しいことをお求めになるより、楽しいエッセイとしてお楽しみいただきたいと思い、書きます。
よって、カテゴリは「科学」ではなく、「日常・雑感」としました。)

僕は昆虫好きである。
子供の頃はセミを中心にして昆虫採りに走り回っていた。
エッセイ「落ちこぼれピアニスト」(←クリック)をご覧になればわかるように、母親に強制されたピアノのおけいこを飛び出してセミを捕まえに行ってしまった僕。
だから、クラシックからのアウトローになったのである。

昆虫は好きだけど、イモムシやナメクジのような”ヌルツル”系はあまり得意ではない。
で、今日はカタツムリvsナメクジのお話。

カタツムリとナメクジの違いを一言で表すと、
カタツムリ - 殻 = ナメクジ

厳密に言うと殻以外にも違いがあるようだが、概ね上式は成り立つと言っていい。
要するに、殻があるかないかの違いであり、同じ仲間だ。
なのに、人間からの好き嫌いはあまりにも違う。

童謡に出てくるし、美食家の食材ともなるカタツムリ。
しかしナメクジは忌み嫌われこそすれ愛されることは稀だ。

では、カタツムリとナメクジの比較に入る前に、まずはナメクジの話をしよう。

ナメクジはとにかく、あまりいてほしくないところにいるものである。
風呂場とか流しに出てきたり、畑や花壇に出たり、野菜に付着したり。
見た目にもよろしくない。
だから撃退しようという発想になる。
塩をかければしぼんでしまい死ぬことは有名だ。

半透膜と言われる膜で体が覆われており、浸透圧の作用で体内の水が排出される。
だから、塩以外の水に溶けるもの、例えば砂糖、をかけても同じことだと思う。

以前、自宅の庭にサニーレタスを栽培したことがあるが、ナメクジに大分やられ、人間様が食べる部分が大分減ってしまった。
また、縁の下に苗床を起き、きゅうりの種を蒔いて苗を育てた時もおびただしい量のナメクジがやってきた。多分、腐葉土につられてやってきたのだろう。
なんか、ナメクジというのはすごくたくさんいて、そして逞しく生きている印象だ。

ナメクジの退治法として最近、ビールが注目されている。
ナメクジが現れそうなところにバットのような容器を置いておき、ビールをはっておく。
するとビールにつられてナメクジは容器に入り、そして溺れる。
ああ、気色悪! いくら効果的な撃退法とはいえ、試したくないなあ。

そんな気持ち悪いナメクジではあるが、食べたことがある人がいる。
発酵学で著名で、美食家でもある東京農大の小泉武夫先生は、子どもの頃、福島の実家でナメクジを集めて料理したそうである。
味はカタツムリとほぼ同じだったとのこと。
「悪食大全」とかいう本でもナメクジを食べたことが書かれており、やはりカタツムリと似た味だったと書いてあったと記憶している。
カタツムリと同じ仲間なので味は似ているだろう。でも決して食いたくはない!

では、カタツムリとナメクジの比較に入っていこう。
まずは共通な部分から。

カタツムリとナメクジでは多くの共通なことはあるが、最も象徴的なことは雌雄同体であることだろう。
人間のような「あの人は男、あの人は女」というのではなく、誰もが「雄であり雌である」のである。
えっ!?

カタツムリもナメクジも、皆全員、一匹の体の中に雄の生殖器もあり雌の生殖器もあり、雄の機能もあり、雌の機能もあるのだ。
雌雄同体といってもいろんなパターンがある。
例えば、2匹が遭遇した場合、どっちかが”雄役”になり、もう一方が”雌役”になる、というケース。
カタツムリとナメクジの場合はそうではなく、”合体”の際、お互いに雄の生殖器を差し出して相手の雌の生殖器に挿入し、お互いに精子を出し合い、お互いの卵子に受精し、そして産卵するのである。
要するに、誰もが雄と雌の両方を演ずるのだ。
すごいことだ!
なぜそんなことをするのかというと、出会いがすごく少ない生き物なので、雄と雌に2分してしまうとカップルができにくからだそうだ。
だから、手近にいる相手と確実に生殖できる仕組みとしたそうだ。

なるほど。
1匹の中で雄も雌も演じるなんて。
そしたら、”あの時”の快感は人間の2倍なのかな?
あるいは、男性的な快感と女性的な快感の両方を得られるのかしらん!?
なんちゃって(*^_^*)

次は殻の話。
カタツムリの殻は、言うまでもなく、外敵から身を守ったり、水分の蒸発を防ぐもの。
こんな優れた機能をもつカタツムリの方が偉い!
いやいや、結論を急ぐなかれ。

進化論的に言うと、ナメクジに殻がないのは、殻が退化したからだそうだ。
さしずめ、人間のしっぽが退化したが如し。
大昔はナメクジにも殻があったのだが、知恵を働かせて生きることにより殻が不要になったと言えそうだ。
殻は邪魔なので、当然、行動するには足手まといだし、行けるところも限られてくる。足も遅い。
ということは、ナメクジは殻を捨てたことにより行動範囲を広げたこと、そして外敵や水分の蒸発を防ぐ知恵も獲得した、ということになる。

こんな話がある。
乾燥が進むと、ナメクジはカタツムリの体にすがりついて水分を吸うのだ。
その写真を観たことがある。
すごい写真だ。

ナメクジとカタツムリの間に何らかの契約があるのか、あるいはナメクジが一方的に襲っているのか知らないが、少なくとも、ナメクジは賢いことは確かだ。
邪魔な殻を捨て、ナメクジは行動半径をすごく拡げた。
だって、湿っぽいあらゆるところにナメクジはいる。でもカタツムリはそうそういない。
頭もよくなったに違いない。

カタツムリvsナメクジ。
どうも、賢いのはナメクジのようだ。
でも、どっちが偉いかと言われたら、難しい。
人間があらゆる生物の中で一番偉いとは言えないように、カタツムリとナメクジではどっちが偉いとは言いにくい。
でも、なんとなく、カタツムリの方が偉いと言いたくなる。

カタツムリはさしずめ、体毛を着た猿の如し、ナメクジは体毛のない人間の如し。


星野珈琲のデミグラスオムレツ。とってもおいしかった。
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No title

ST Rocker様の博識に驚きました。
私は昆虫が苦手なのですが、興味深く読ませていただきました。
小泉武夫先生がナメクジを食べたことがあるのに衝撃を受けました。
ところで、私はヤドカリとカタツムリと間違って笑われるほど昆虫音痴です。(ただのバカかも?)

そら太朗ママさん

こんばんは。今日は寒かったですね。
いつもありがとうございます。
いえいえ、大したことありませんよ。
でもありがとうございます。
確かに小泉先生の話はびっくりですね。
先生は高級な食べ物というよりも、自らを「味覚人飛行物体」と称するように、食への好奇心の塊です。
ヤドカリとカタツムリですね。
確かに随分違いますね(笑)
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Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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