片山さん対蓮舫さんのバトルを観て(待機児童問題)

みなさまこんばんは。
今日はとっても寒いですね。
お花見をされている方はブルブルではないでしょうか?

今日の午前に観た番組について少し書きます。
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僕は土曜10時のBS朝日の「激論クロスファイア」が好きだ。
田原総一朗さんの司会で、毎週ホットな話題を、誰かと誰かが議論を戦わす形式である。
今日は今話題の匿名ブログ投稿が契機で問題が取り上げられている待機児童の件で、自民党の片山さつきさんと民主党(明日から民進党)の蓮舫さんが討論を戦わせた。

大事なテーマなので僕としても関心があるので、じっくり観始めた。
しかしすぐに二人のバトルが激しくなり、何を言っているのかがよくわからなくなってきた。
そこで真剣に観るのを途中から諦めてしまい、別のことをやりながら適当に聴くモードに切り替えた。

そして番組が終わるころ女性アナウンサーが締めくくりに言った。「今日は大変な激論でしたね。」
するとすかさず蓮舫さんが「今日の問題点は片山さんが私の質問に答えないことです。」と。
そしたら片山さんが「それはそちらです! 意見が噛み合いません」と。

あれれ、なんでこんな風になっちゃたの?
というわけで、録画をもう一度しっかり観直してみた。
どうでもいい人同士のケンカならまだしも、それなりに責任ある人同士が公共の場でなんでこんな泥仕合的な言い合いになってしまったのかを探ろうと思った。

今日の二人の意見の示し方は大体似ていて、次のようなやり方をしていた。
1.データベースで話をする。
2.相手の政権時代の低成績をやり玉に上げる。

1はそれ自体いいことである。
2はほどほどにはいいかもしれないが、今日は二人とも2を強調し過ぎた。

ではまず1の件について。
二人がそれぞれ出したデータは正しいと思う。
でもデータの取り方が違った。

例えば、片山さんの主張する「自民党は女性の就労者を増やす政策を取っているのでその%が最近上がった(だから保育所の数が相対的に足りなくなっている)」という主張に対し蓮舫さんは「それは主に熟年の%が上がったのであって保育児童をもつ若い母親の年齢層の%は全然上がっていない」という別のデータを見せる。
それに対し片山さんはそれには直接答えず、「民主党政権時代はもっと悪かった」というような具合。
あるいは、「”隠れ待機児童”という存在を小泉政権時代いカウントしなくなったことにより見かけ上はあまり悪い数字になっていない」という蓮舫さんの指摘にも片山さんは答えなかった。
片山さんは自民党の別の取り組みを話しがちであった。

バトルにもルールがあると思う。すなわち、相手の問いを無視するようなことはしてはいけなく、わからない時は「わからない」と言う。
そういう意味では蓮舫さんの方が分があるように思われた。
しかしよくよく聞いていると、(わかりにくいが)蓮舫さんも相手の問いを無視していることもあった。
片山さんの方があからさまに無視するのである意味正直である。一方の蓮舫さんはアメリカ的なディベートが得意のように思われる。

今日のこのバトルにおいては、この待機児童の問題の本質が何であるのかがほとんどわからなかった。

そもそも今の時代、自民党と野党が真っ向から敵対し合うなんて意味があるだろうか。
我が国はもうかなり前からゼロ成長の時代となり、イデオロギーの対立なんてことよりも、いかに混迷の状況に最善の解を与えることが重要だ。
与党と野党もそろそろ、相手を落とし込むことよりも、そのテーマで合意を目指すような議論の仕方に替えていくべきではないだろうか。

揚げ足取りの議論はもはや不毛の結果しか生まないだろう。
政党の意味を根本的に考え直す時期でもあると思う。

また、話は変わるが、物事を実行しようとしている人(日本で言えば自民党)とそれに対し文句を言う人の構図において、実行しようとしている人はすべての文句に誠実に答えなくてはいけないかというとそうでもないと思う。
すべての言うことを聞いていたら収拾がつかないからである。

僕がまだ30歳の頃、前の会社の組合の、職場の代表委員をしていた。
当時その組合は、今はなきM党を支持していた。
本来政党の支持は個人の自由であるはずなのに、組合員すべてにM党の応援活動をやってもらう。
当時M党は原発や消費税導入を支持していた。
するとある若い組合員が僕に食ってかかった。「なんでそんなことを支持するM党を僕らは応援しないといけないのか!?」
僕はほとほと困ったのである。

今日の片山さんも多分似た境地の部分もあっただろう。
これは政治に限らず全ての物事を実行する立場の人が直面する試練である。

さて最後に。
今回の主婦によるブログ投稿は、そのセンセーショナルな言葉も相まって問題を日本国中に広めた。
ああした言葉遣いが一つのインパクトになった。

でも、できれば、あのような言葉ではない言葉でこの問題を喚起できるような世の中であってほしい。
そして真剣な意見が埋もれることなく、人々の耳が傾く世の中であってほしい。
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片山さん対蓮舫さんのバトルを観て(待機児童問題)

みなさまこんばんは。今日はとっても寒いですね。お花見をされている方はブルブルではないでしょうか?今日の午前に観た番組について少し書きます。... 片山さん対蓮舫さんのバトルを観て(待機児童問題)            💢…政治家 ってコンナモノ?            揚げ足取りならわたしでもデケル。…ッてか得意な分野            データなど意味がナイ ...

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…ぁ😏


お持ち帰りしますでスよ

3:43分コメントの方

おはようございます。
もしかしてトラックバックされた方でしょうか?

きょうもいいてんきっ♪♪♪さん

おはようございます。
当記事をご紹介いただきありがとうございました。

本当に揚げ足取りのバトルではいくらデータを示しても意味がないですよね。
本当の政治の議論をしないといけませんね。

No title

ST Rockerさん、おはようございます!!
今回の記事、とっても興味深く拝見しました。
ST Rockerさんの仰るとおりだと思います。
データを基に話をするのは良いことだと思いますが、
問題はデータの引用の仕方ですね(^-^;
データを用いるときは都合のよいところだけ用いて
優位に議論を展開させるのは政治家の常套手段。。。

そして仰るとおり、国会を見ても揚げ足とりとしか思えないつまらないことで会議が中断される。。。
金銭トラブルやら発言やら、国会議員として許される問題ではもちろんありませんが、そうした追及はほかのところでやれないのかと思います。
肝心な大事な審議にかける時間がなくなるのは本当にもったいないことだといつも思います。

この番組を見たわけでないので、話しの中身はわかりませんが片山さんにしても蓮舫さんにしても、おそらく「待機児童問題」とは縁のないところで生活されているので、女性の
実態をどれほど理解されているのかも疑問です。
ST Rockerさんの記事を読む限りでは蓮舫さんの「女性の就労人数が上がったのは子育て世代ではなく熟年層が上がっただけ」というデータのとらえ方は正しいと思いますが、「待機児童問題」と少子化政策はリンクさせるべきす。
保育士の賃金をUPさせたり、保育園を増やすことももちろん大事なことではありますが、子育て世代の女性の働き方(男性も)や、非正規雇用をなくすなど雇用のあり方を改善していかないと本質的な改善にはつながらないと思います。

乱暴な言葉ではあったけど、本質をついているし、
国民的な議論にまで発展した今回のブログの投稿、
ブログの力もすごいですね。
でも、ST Rockerさんの仰るように今回は良い方に発展しそうですが、本来はもっと地道に活動し訴えている人たちの声が国会やお役所のエライ方に届いて欲しい!!と切に思います。

ポテ子さん

こんばんは。
土日はいかがお過ごしでしたか?
桜はもう観られましたか?
なんかとっても寒いですよね。

さて、大変力強く深く鋭いコメントをいただき、じっくり読ませていただき、とても感動しました。
ポテ子さんは政治の問題、そしてこの待機児童の問題、そして自らも女性としての視点から鋭く語っていただきました。

ポテ子さんもおっしゃるようにまずは今回の二人のバトルに象徴される不毛の議論ですね。
せっかくのデータベース議論や鋭い解析力も相手を落とし入れることにほとんどのエネルギーを投じられることは本当にもったいないですね。
政党そのもののありかたも考え直すべきでしょうね。
そしてこの二人自ら国民目線かどうかという問題もありますね。

そしておっしゃる女性の真の活躍の場の問題。
保育所の問題を含むそもそもの大きな問題というわけですね。
そのあたりは自らも肌で感じ毎日努力されているポテ子さんの方が身に沁みて感じておられることでしょう。

ブログの力はすごいと思います。
しかし「すごいね」で感動することが目的ではなく、そもそもそんなことがなくても共に考える土壌がある社会。
目指したいですね。

ただ、このような言葉が蔓延するのは心配です。
今回のような方向に向かえばいいですが、投げやりな人が増えても困ります。
それも含めたよい社会を築くべきなのでしょうね。

No title

その番組、面白そうなんで今度から録画します。

片山さつき、蓮舫・・・申し訳ないのですが、どちらもあまり信用してません。

現実に潜在的待機児童は、公称の2倍はいるという話もあります。

そもそも、夫婦共働きでないと、健康で文化的な最低限度の生活が本当にできないのかどうか、「女性活躍社会」という耳障りのいい言葉は、本当は生産年齢人口の激減を何とかしようということでしかないのではないか・・・

あるいは、0~1歳児を預けなければ成立しない家庭生活を目指していることが、正しい政策なのか・・・

息子は地方短大の子供学科の教員として飯を食っているのですが、幼稚園教諭・保育士養成のあり方に疑問を感じているようです。

年齢のせいかもしれませんが、例のブログの文章の下品さは教養範囲を超えてます。インパクトは確かに強かったのでしょうが・・・

国家政策として、経済>子育てという不等式が、なんの疑問もなく前提されていることに、大きな疑問を感じます。

もちろん私は男は仕事、女は家庭という考えはありません。念のため。

私には私の生き方があるさん

こんばんは。
大変詳しいコメントをありがとうございました。
息子さんのご感覚をも含めた身に沁みたご意見と拝察しました。

おっしゃるように、保育園の不足もさることながら本当は国策として政府は何をどうしたいのか、そして我々は何をどう訴えるのか、という本質的な問題を考える時に来たように思いますね。
本来の人間の営みというのは何をどうすきなのか、ということですね。
古い慣習でもなく、かといって本質を見失うほど新しくもない、といったところでしょうか。

今回のブログ投稿の言葉遣いそのものは僕も快く思いません。
そんな言葉を発することなど起きないような世の中にしないといけないと思います。
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
ご気楽にコメントください。

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