大地震の前後の地震の回数をグラフ化してみた

みなさまこんばんは。
熊本-大分の地震においては、被災された方々のご苦労を思うと胸が痛みます。
一刻も早く事態が収束し元の暮らしに戻れますよう、お祈りするばかりです。

今日は市民の一人として地震のデータを何か活用できないか、少し考えてみました。
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今回の大地震もまた予知できなかった。
それどころか可能性さえ指摘されていなかった。
日本に住む限りどこでもいつでも大地震が起こることを覚悟すべきか。

予知ができないので「今の地震学は全く無力である」と結論付ける人もいるが、そういう訳ではないと信じたい。
私の同級生で地震や地球物理学で先鋭的かつ精力的に研究する人を知っているし、学界においても実に多くの意味のある研究があるようで、闊達な議論がされているようである。
ただ、実用的な地震の予知という段階には来ていないのは事実であろう。
下手な情報を流すと影響力が計り知れないので、情報の発信には慎重になっていることだろう。
そして間もなく何らかの実用的予知ができるようになることを願ってやまない。

では、我々一市民が地震の予知について何か考えることはできるだろうか。
例えばYahooのサイト内にある地震のデータ。(リンクは下記)
http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/
これまでの震度1以上の地震記録がされている。

そこで今回の熊本-大分地震の記録を約5か月くらい前から見てみた。
震源地として熊本県および大分県として記録されている地震をピックアップした。
図1をご覧いただきたい。

Kumamoto-Oita Earthquake
xxxxxxxxxxxxxxxxx図1.熊本-大分を震源とする地震の1日の地震回数の推移(2016年)

横軸は日付、縦軸は1日の地震回数である。
もともとこの地域は地震は少ないようで、1か月に数回くらいしか地震が起きていなかったようである。
そして4月14日(先週木曜)夜にマグニチュード6.4で最大震度7の地震が起きたのである。
4/14の地震回数はいきなり20回に跳ね上がった。

そして、16日(土)未明にマグニチュード7.1で最大震度6強という地震が起き、気象庁は「これが本震」と発表した。
そしてその後非常に多くの地震が起こっている。
図1では細かいところを拡大するために縦軸の最大値は50回としている。
Yahooのデータでは16日の回数は113回。その後数自体は減少している。
(Yahooのデータは全く全ての地震ではなく、とても小さいものは載せていないように思われる。)

14日の最初の地震より後にまさかより大規模の地震が来るとはほとんどの人が思わなかったので、被害が大きくなってしまった。残念でならない。

さて、図1において4月13日までの地震回数の推移を見ても、14日や16日に大地震が来ることは予測はできない。
内陸の直下型地震では前兆は起きにくいのか?

そこで、5年前の2011年のデータを拾ってみた。図2である。
同様に約5か月間の推移をグラフ化した。

Kumamoto-Oita Earthquake (5 years before)
xxxxxxxxxxxxxxxxx図2.熊本-大分を震源とする地震の1日の地震回数の推移(2011年)

ご覧のように、地震の頻度は今年の大地震前とあまり変わらないようである。
2011年の方が発生の仕方が偏在しているようにも見える。

図1と図2からは特別な傾向は見出されず、大地震の前兆的なものも見られなかった。

そこで次に、東日本大震災について同様にYahooのデータを拾ってグラフ化してみた。
どこの震源の地震を拾うか迷ったが、結局、岩手県~茨城県の沖を震源とする地震を選んだ。
2011年3月11日の14:26の地震では岩手から茨城に至る3つの大きな”震源の帯”が暴れたのだから。

図1、2と同じく約5か月の1日の地震回数の推移をグラフ化した。
まずは図3をご覧いただきたい。
3/11の大震災の前後のグラフである。

Great East Japan Earthquake
xxxxxxxxxxxxxxxxx図3.岩手~茨城県沖を震源とする地震の1日の地震回数の推移(2011年)

ご覧のように3/11には縦軸の最大値の50回を突き抜けている。
翌日3/12も同様である。
1本に見える線は実は3/11と3/12の2日分だ。

この一帯はプレートが沈み込む所なので、いわば”地震の巣”なので、もともと地震が頻発する所だ。
しかし大震災前は棒グラフが閑散としている。

図3において特筆すべきは3月9日である。20回の地震が起きた。
その先駆けは9日11:45の三陸沖を震源とするマグニチュード7.2で最大震度5弱の地震だ。
十分大きな地震だった。
そして翌10日には回数は13回に減った。

そしてさらに翌11日の午後2:46分、マグニチュード9.0で最大震度7の超巨大地震が起きた。
この図式、今回の熊本に似ていないか!
9日の地震は11日の地震の前震と言えなくないか?

10日には回数が一旦減ったことで人々は余震は収束に向かうと思ったことだろう。
そこへいきなりの超巨大地震。

次に、岩手~茨城県沖を震源とする地震の震災7年前である2004年のデータを拾ってグラフ化してみた。
図4をご覧いただきたい。

Great East Japan Earthquake (7 years before)
xxxxxxxxxxxxxxxxx図4.岩手~茨城県沖を震源とする地震の1日の地震回数の推移(2004年)

毎月10回前後の地震の発生回数であり、1日の回数として一番多い3回は5か月間で1回しかなかった。
図3(2011年)では、1月まではほぼ同様の頻度で起こっていたが、2月になると1日に3回起きた日が3日もあり、2月全体でも18回に達している。
これだけで判断するのは危険ではあるものの、前兆と言えなくもないかもしれない。

以上のように、Yahooのデータをまとめることにより、地震の回数の推移をまとめるという方法は見出した。
今回のまとめでは大地震の前兆になるような小さなシグナルらしきものは見いだせたが、はっきり明確な傾向は見い出せなかった。

言えることは、大きな地震の後に「実は本震」というのが来る可能性はあるということ。
そのことは肝に銘じておきたい。

ところで、被災地対策としてはもっと”軍的”な機動力を生かしたらどうか。
太平洋戦争でフィリピンに参戦した父がよく言っていたのは、米軍は戦地に上陸した後、道路とか住居や設備をあっという間に作ってしまうこと。
体育館や役場や車の中で苦しい避難生活など送らなくても、ちょっとした部落程度のものを作るのは軍的な方法論なら難しくないだろう。
日本でも自衛隊を中心にそのようなことを考えるのがよくないか、と。
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
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