確定拠出年金におけるN生命の戦略(?)

みなさまこんばんは。
こちらの天気予報では今夜から明日朝にかけて雪の予報です。
11月の雪は本当に久しぶりです。
みなさまのお住まいの地域ではどうですか?

今日の要約
・企業における確定拠出年金は、実は特別のものなのである。
・でも契約者であるその社員は、その特別さにはほとんど気付いていない。
・うまくやればすごく儲かるものだし、他に例を見ない仕組みである。
・そのあたりをしっかり見据えているのが元締めのN生命である。
・経済の本質を改善する仕組みではないので、ある意味、バカにした仕組みである。この枠内で勝つことを考えてもよいが、そうではなくて、本来的な経済を上昇させる自由競争が理想である。

おまけ・・・Let It Beラ問題がようやく解決されようとしている。
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確定拠出年金は既に多くの企業に導入されている。
退職金を企業が全社員の分、予めプールしておくのではコストがかかり過ぎるし、どこかに預けても金利ゼロなので運用もままならないので、社員に一定の掛金を少しずつ与えながら、社員の自己責任で運用させるというものだ。
一見無責任のような制度にも思えるが、実は特典も多い。

個人が金融機関と直接契約して運用する様々な金融商品は、利子の高いものいろいろあれど、解約の期間とか条件に制約が多くて、なかなか手を出せない。
ところが、確定拠出年金は、様々な商品に自由自在に掛金を宛がうことができ、しかも、いつ何時その商品を変更あるいは割合を替えることが自由自在なのである。

これはすごいことなのにもかかわらず、そのすごさは全く社員には説明されていない。
この金利ゼロ時代、確定拠出年金は、平均的には+2~3%の資産の増加(掛金に対し)を見込むものなのである。
まずは、そのことにすごく驚くべきである。
ということは、この恵まれた状況を感謝し、資産の運用に全力を尽くすべきなのである。
少し頑張れば大きな資産拡大とすることができる。

しかし、悲しいがな、サラリーマン。
税金は自動的に持っていかれるシステムだから、せいぜい毎年の年末調整で、微々たる調整をするのみ。
確定拠出年金だって、何をどうやったって変わらないだろう、と考えているサラリーマンが多い。

戦略的な確定拠出年金の運用法の例としては、株がすごく伸びる時期に株関係の運用商品に掛金の投資割合を増やし、株が落ち目になったら、利益確定か、保険商品のようなローリスク商品へ預け替えを行う。そして株がまた伸びそうになれば株に預け替える。しかもそのタイミングは毎日変更可能だ。
このような自在な商品は世の中に存在しないことをまず自覚すべきである。
少し頭を使えば、必ず勝つし、大負けはあり得ないのである。

さてさて。なんか不思議じゃありませんか?
もし社員が直接金融機関と契約して自分の将来の退職金を運用しようものなら、平均的には+0.1%とかのほとんどゼロ金利になるはずですが、それを+2~3%にしようというのだから。

はい、ここで「元締めのプレイヤー」が登場する。
以下、僕の想像である。

僕が勤務する会社ではN生命が”元締め”を行っている。
つまり、確定拠出年金は、僕の勤める会社とN生命の契約である。
社員が自由自在にいろんな金融商品に投資するとは言っても、それはN生命の自己責任によって、あたかもそうさせて、N生命が出来高を責任もって当社に払っているのだろう。
そして、請け負った会社の運用実績に応じてリベートをもらっていることであろう。

もしそうであれば、社員が運用実績を上げ過ぎれば、N生命が負担する金額が多過ぎてしまうし、逆に運用実績が少な過ぎればリベートが少な過ぎることになろう。
平均的には社員が+2~3%の資産の成長が見込める制度だけに、企業と元締め会社(N生命のような)の双方がwin-winである、頭のよい仕組みと言えよう。
でも、世の中全体から見れば、確定拠出年金は微視的なwin-winであり、経済全体を成長するものではないだろう。

ただし、この関係をwin-winとするには、社員が確定拠出年金のメリットを「そこそこ」理解する必要がある。
「そこそこ」と言ったのには理由がある。
もし、社員が全く理解していなければ、運用実績が悪くなり、また、理解し過ぎれば、運用実績がよくなり過ぎ、いずれも元締め(N生命など)は損をする。

そこで、N生命はどうするかというと、契約会社の社員をよく教育して、平均的にそこそこの運用実績を上げるようにするのである。
基本は分散投資だ。
それは正しくもある。
でも、分散投資はよくも悪くもない。
ベストなのは、時々刻々と質のよい商品に投資し、預け替えをタイムリーに行う。
ワーストなのは、落ち目の商品に投資すること。
だから、元締めは中間を狙う。
考えてみれば、元締めが考えたであろうこの制度はよいビジネスだ。

僕の勤める会社では半年に1回位、N生命のファイナンシャルプランナーという人が来て「投資教育」なるものをする。
いろんな金融商品の仕組みと、経済情勢に合わせてどんな商品を運用したらよいか、を解説する。

数日前にも説明会があり、N生命から頭の切れそうなファイナンシャルプランナーの女性の方が説明もされた。
「確定拠出年金の自分の運用状況をチェックするサイトを一度も見たことがない方は手を挙げてください」と彼女が問うたら、8割がたの人が挙手したのは、本当にびっくりした。
おそらくは、60以降でしかお金を受け取れないので、我が身のこととは捉えていないのであろう。

実は、2015年のチャイナショック以来、株は暴落したのだが、そのあたりはそこそこの説明しかなかった。
数年前、アベノミクスなので、株価は上がったのだが、その後大きく下がっているのだが、それにより自分の資産が大きく減っていることに気付きもしない社員が多いのだ。

とにかく、N生命としては、契約社員の運用実績が上がり過ぎても下がり過ぎても困るので、契約者に対しては頻繁に投資教育を行うのである。
これに対して、サラリーマン精神にどっぷり浸かった当社の社員も呑気なものである。

契約社(つまり僕の勤める会社)とN生命の利害は一致しているとも考えられるが、そうでもない部分もある。
両者の利害は微妙に違うのである。
N生命は決して言わないこと、それは、「やる気のある人は資産を増やせる、でも面倒くさい人は分散投資にしなさい。もっと面倒くさい人は貯金型か保険型にしなさい」と。

つまり・・・すごく頭のいいビジネスモデルあると思う一方、このままだと、N生命の戦略に気付かぬまま、協力することにもなってしまう。
ちょっと考えれば勝てるのである!!

といういか、本来、こんなだまくらかした制度ではなく、全ての人が自立した上で、経済全体を押し上げる活動をすべきである。

さて、おまけは音楽の話。
興味ある方のみ読んでください。

ビートルズのLet It Beはまさに僕のライフワークの一つ。
Let It Beはシンプルなメロディーラインにもかかわらず歌うのがとても難しい。
全般にキーが高いのに加え、さらにせり上がるボーカルが多いためと思う。

特に、Let It Beを4回繰り返しシャウトする場面での2回目の「Be」の部分。ラの音である。
これを出すのが難しい。ここが最大の山場なのだから、ここをしっかり出したい。

Don't Let Me Downのシや、My Loveラではしっかり出るのに、なぜかLet It Beのラはすこぶる苦手。
映画Let It Beでポールは太い声を出してこのテーマ曲を弾き語っており、憧れだった。

また、この「Let It Beラ問題」に限らず、僕のボーカルは「太さ」に欠け、プロのミュージシャンの方からも「腹から出したら」と指摘されていた。
そんな時、ふと車の中で聴いたのが、Beatles Anthologyの中のLet It Be。

Anthologyというのは、ビートルズが正式録音ではない、オフの時に録音したもの。
正式のレコードよりは簡略化され、リラックスした雰囲気で録音されている。
だからこそ、そのボーカルの本髄は逆にフィーチャーされている。
しかも余計な楽器の邪魔がない分、そのボーカルの特徴は、より伝わってくる。

僕は、そのAnthologyのLet It Beを聴きながら、自らもそれに同調することで、ポールの歌う腹式呼吸に曲がりなりにも近づくことができた。
以下は、そのAnthologyをイヤホンで聴きながら、歌ったものである。

http://blog-imgs-100.fc2.com/s/t/r/strocker2/201611231855346de.mp3

自分だけで歌ったものより改善できた。
試行錯誤するうちに、ポールのボーカルに共鳴できた気がする。
その腹式呼吸とは、鵜飼の鵜が口と食道と胃を一直線に連ねて音を出すがごとくであった。

思わぬ発見だった。しかし、その実力はまだまだである。
改善とは言っても、前に比べればの話である。
今回の録音でも、後の方ほどよくなっている。後のほうでは、曲りなりにも”be"が出ている。

要するに、絶対的ではなく、相対的である。
ま、いいですよね(^^)/
ピアノのパートも急ごしらえですみません。
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No title

ST Rockerさん、こんにちは!!
ポテ子もそうですが、多くの人が年金制度が
わかりにくいと感じていると思います。
確定拠出年金についても、よくわからないまま
なんとなく入ってるって人の方が多いと思います(^-^;
その辺が、思うツボでもあるのかなあ。。。

国会でも先週は年金問題が話題になり、与党・野党とも
言い分を聞いているとどっちにも一理あるような気はしますが
どちらにしても、国の年金制度だけでは自分たちの老後は保証
されないのは困ったことに明らかでもあるので
個人の資産運用については一人一人がもっと勉強する必要が
ありそうですね。

ポテ子さん

こんばんは!!
寒くなりましたね。
いつもありがとうございます。

そうですね、年金制度全般がわかりにくいですよね。
僕らの世代でさえ自分たちがどうなるかよくわからないのに、若い方々はなおさらだと思います。

僕は国会での年金討議は見ていませんけど、そうでしたか。
Youtubeかなんかで機会あれば見てみますね。

基本的にはおっしゃるように、個人の責任で運用する時代には入ってきていると思います。
そうでなけらば、北欧のようにすごいクリアな仕組みにするしかないですね。

確定拠出年金は、ポテ子さんもちらっと書かれているように、そして記事に書きましたように、もし加入者全員がその仕組みをよく知り、本気で運用し出したら成り立たない仕組みだと思います。
適当に放置するサラリーマンの特性を利用した制度と思います。
そうは言いながら、これまでは自由度ゼロだったサラリーマンが、腕次第で資産を増やせる仕組みができたことは、喜ばしいとも言えるでしょう。
会社側の指針で+2~3%の資産の成長を見込んでいるとは言っても、それを成し遂げるには努力が必要です。
さらには適当にやると元本割れも起きます。事実多くの企業で元本割れが起きていると聞きます。

私も・・・

N生命・・・・。
私の元勤務先もこの生保が胴元でした。
安定的な運用を目論んで、一部だけ株式と債券重視に重きを置いたプランを設定しましたが、リマーン辺りで滅茶苦茶。
取り敢えずアベの何ちゃらで、元だけ取った処で、生保型に全て切り替え、最終的にトントン。
まあ、手数料だけ上前を刎ねる遣り口は、酷いものでした。
取り敢えず今は全て旧知の某証券会社にて、401Kから取り戻した僅かな退職金を長期国債に替え塩漬け中。
あとは、霞を喰らう生活を続けております。

MKさん

こんばんは。
いつもありがとうございます。
コメントをいただきありがとうございました。

MKさんの運用の過程でリーマンショックとアベノミクスがあったのですね。
それは大変でしたね。
でも最終的に元が取れてよかったですね。
元本割れを起こされた方も多かったのではないでしょうか。

そしてやはりN生命でしたか。
本当にかんがえさせられますね。

これからはMKさんが安心してお過ごしになられますよう、祈っております。
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
ご気楽にコメントください。

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