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Coffee Break Beatles No.85 「カポタスト」

カポタスト、略して「カポ」、は我々シニアギタリストには必須(だった)アイテムである。
なにしろ、中学や高校でギターをやり始めた頃は、カポなしには演奏できなかったと言っても過言ではないし、教則本もカポ使用を前提に書かれていた。

カポの目的の一つは、容易に所望の調に転調できること。簡単なオープンコード奏法をベースにキーを合わせられること。初心者向けの技法である。
もう一つの目的は、特定のフレット領域、例えばミドルポジションやハイポジションを集中して弾く場合に、人差し指のバレーコードに比べ自由度が出る分、多彩な奏法を可能にすること。

ビートルズの曲において、カポが使用されたのは、私の知る限りHere Comes the Sunしかない。
カポを7フレットに装着してDのオープンフォームで弾く。するとあのようなハイポジションのウクレレのような高くて固い音のギターのメロディーとストロークの合わさったサウンドが得られる。
あと、Girlもそうだろうか?
聴いた感じではI'm Looking Through Youもそうだろうか?
どなたか、ビートルズのカポ使用の曲、ご存知でしたら教えてください。

いずれにしてもビートルズはほとんどカポを使用しなかったのは事実である。何故か。
考えられる一つの理由は、ジョンのリズムギターはカポを使わなくても、ローポジションもハイポジションも大変表情豊かであったこと。
それにリードギターやその他の楽器が加わり、そのアイデアだけで十分な表現であったと思われる。
ビートルズならずとも、エレキギターの奏者は、極端な話、2音だけでも十分な表現ができる。

生ギターのみで、アルペジオや3フィンガーを多様する場合は、カポは要るかもしれない。
でもビートルズはフォーク調の曲においてこの考えに挑戦したのだと思う。
例えば、Black Bird、Mother Nature's Sun、Two Of Us。
これらの曲はカポを使わないでローからハイポジションを縦横無尽に弾きまくっている。
発想はエレキだと思う。

ギターのやり始めで苦労したコードは皆さんFやB♭だと思う。1フレットのバレーで。
でもビートルズではこれらのコードをあのフォームで弾くことはほとんどない。
オープンフォームでEやDを弾くのは多いが、1フレのFやB♭はほとんどない。
オープンフォームのCもほとんどない。
2フレのBmもあまりない(Dig a Ponyは例外。あれはいい)。しかし2フレのF♯mは一杯出てくる。
おそらく、どのフォームだとカッコいいのか、よく知っていたと思われる。
ビートルズは、コードネームさえ合えばよいのでは全然ない。だからおもしろい。
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テーマ : ビートルズ関連
ジャンル : 音楽

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カポの曲

実際に、ビートルズが使用していたかは不明ですが、
いくつかの曲は、市販の楽譜で、カポ使用になっていました。

自分が弾いたことがあり、覚えている曲は、
恋をするなら、Norwegian Wood、Julia、
イン・マイ・ライフなどありますが、もしかすると、
初心者に弾きやすいように、アレンジされた譜かもしれません。

It's Only Love など、自分で勝手にカポしてた曲も多いです。

Re : カポの曲

ギターマジシャンさん

コメントどうもありがとうございました。

そうでした、そうでした、恋をするなら(If I Needed Someone)は東京公演でジョージが12弦ギターに5フレットあたりにカポをつけて演奏していました。
http://www.youtube.com/watch?v=iOw_sx6P8ek
これはかなり珍しいですよね。

Norwegian Woodも確かにハイポジションのコードストロークの音がしますね。

ビートルズの場合、フォークグループとは違い、いろんな楽器のバリエーションがあったために、カポの使用はそれほど多くなかったと思います。そんな中でカポを使った曲は、なぜ使ったのか、実際に聞いてみたいですね。

ST Rocker

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Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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