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ネット時代のコミュニケーションはどうあるべきなのか

みなさまこんばんは。
ほんとに秋も深まってまいりました。
今日は久しぶりに燗酒をいただいております🍶

今日の要約
・前回の記事の続きですが、今日はやや悲観的な論調である。
・ネット時代のコミュニケーションはまだ歴史がすごく浅いので、それがどうあるべきか、徹底的に議論すべきであると考える。
----------------------
前回の記事では「主旨」とか「国語力」という言葉を使ったためでしょうか、『コメントを書くには優れた文章力、表現力が要る』と捉えた方がいらっしゃいました。
僕の言いたかったのは、そういうことではなく、作者の言いたいことに寄り添えば、さらによいコミュニケーションができるでしょう、ということでした。
作者の言いたいことを捉えるには国語力があるに越したことはないし、作者側では言いたいことをなるべく分かりやすく書く努力をするべき、というものでした。

記事の作者の言いたいことには関係なく自由気ままに自分の言いたいことをコメントするのもいいけど、作者の言いたいことに寄り添えば、さらによいでしょうという論調でした。
でも今日の記事は、やや悲観的なものです。

今日の記事では仮に、作者の言いたいことには関係なく自分の言いたいことを言うのを”自分型”、相手の言いたいことに寄り添うのを”相手型”と呼びます

太古からの人間のコミュニケーションは、言うまでもなく会話です。
とにかく人間が動いていける範囲の中で他人に触れ合い会話でコミュニケーションを図りました。
人間の動ける範囲は著しく限られていますので、コミュニケーションできる人間の数も著しく限られていました。
すなわち、太古ではコミュニケーションにおいて、相手のキャパシティーの方が、自分のキャパシティーよりもはるかに限られていたのです。

すると、こうした状況では、コミュニケーションの質にこだわっていたのです。
そして、僕の考えでは、コミュニケーションの主体は相手型であったはずです。
なぜなら、世の中というものが人と人とのつながりでできている以上、相手の考えていることに寄り添わないとやっていけないからです。

次第に人間は文明の利器を発明し、人間の行動範囲は広がっていきました。
しかし、たとえすごい文明の利器で移動できたとしても、会話がコミュニケーションの手段である以上、引き続き巡り逢える相手のバリエーションは限られており、コミュニケーションの主体は相手型であり続けます。

要するに、通信手段の革命(=ネット化)が起きる前は、人間同士のコミュニケーションのキャパシティは、人間がどれだけ物理的に移動できるかによって決められていたのでした。
それだけではありません。自分の属する組織とかコミュニティ(例えば、会社とか学校とかサークルとか)を超えて他のコミュニティに飛び込んでコミュニケーションを図ることも難しかったのです。
さらに、性別とか年齢とか宗教とか人格のような違いを乗り越えてのコミュニケーションも容易ではなかったのです。

そんな中、まず手紙という手段が出てきました。でも基本は会話と同じです。

そして、革命的に現れた第1弾のコミュニケーションの手段とは電話でしょう。
電話は距離の問題を一気に解決しました。(ただしコストの問題は残る)
コミュニケーションできる相手の選択という意味でのキャパが飛躍的に増大したのです。

電話が誰でも使えるようになったのは、日本では大体1960年頃ではないでしょうか。
だとすると、電話のコミュニケーションの歴史は55年強といったところでしょうか?
考えてみますと随分短いですね。
人間の会話の歴史、手紙の歴史と比べればとんでもなく短いです。
電話でのコミュニケーションのあり方というのは、ほぼ確立したかに見えます。でも50年なんてまだまだ「確立した」なんて言えないタームではないでしょうか。

そして、インターネットの登場。そしてそれに伴うメールの登場、ブログ等の登場。大体90年代初頭の頃ですかね。
僕は、ネットの登場こそコミュニケーションの質の大革命と考えます。
なぜなら、前述したようなコミュニケーションの相手との物理的距離やコミュニティーや性別、年齢、人格等の障壁を一切の乗り越えて、いかようにもコミュニケーションできるようになってしまったのです。
つまり、コミュニケーションの相手のバリエーションと障壁が一気に下がり(というかゼロになり)無限大になったのです。その一方、自分のコミュニケーションのあり方のキャパは太古のままです。

ネット時代のコミュニケーションはどうあるべきかの議論以前に、高々25年程度の歴史しかないコミュニケーションについて、したり顔で「こんなもんさ」と語ることなんかできないと思います。
しかも、それまでとは桁の違う変化だけに、ここは人類総出で声高にディスカションすべきことだと思います。

こうした状況の中、ブログのコメントは自分型が流行っているというのはどういうことなのかを考えてみます。
太古は人間は自分の脚で行ける所でしか他人とコミュニケーションを取れませんでしたが、今では、地球の裏側であっても、どんな時刻であっても、どんな組織や社会の一員であっても、どんな人格の人であっても、どんな人でも光速でコミュニケーションを図ることができます。
こんな感じで次々にあらゆる人とコミュニケーションしまくれる状況で、自分型、つまり自分のことを言うだけってどんなものでしょうか。
光速で地球中を旅しまくって、ちょっと興味深い人に自分の感覚を述べるだけって、一体どんなコミュニケーションでしょうか。
何かが生まれるのでしょうか。

ここで反論が起きそうです。
毎日仕事をしているので、そこでは相手型なので、余暇くらいは自分型でいいだろ? と。
でも、仕事も今や基本はネットですので、仕事相手のキャパは無限大ですし、仕事とプライベートの境目はないし、仕事をされていない方も多くネットだけでコミュニケーションをしている人も多いです。

ブログのコメントというものが、今のネット時代のコミュニケーションの縮図だとするなら、自分型のコミュニケーションが隆盛で、さらにその傾向を日に日に強めていることに対し、僕は正直危惧を感じます。
今日のところは問題提起をするに留めておきます。
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鍵コメさん

こんばんは。
今朝は早速、とてもご丁寧なコメントをいただきまして、どうもありがとうございました。
4種の類型ということ、興味深く思いました。参考にさせていただきます。
また、鍵コメさんはコミュニケーションについてキャパシティーということをキーワードで語っていただきました。
その意味では僕も今回の記事でキャパを中心に書きました。
そして、利己的と利他的ですね。勉強させていただきました。
今後ともよろしくお願いします。

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11/17 13:36の鍵コメさん

こんばんは。
とてもご丁寧なコメントをありがとうございました。
とてもうれしいです。
先ほど訪問しコメント書かせていただきました。
よろしくお願いします。

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11/21 11:45の鍵コメさん

コメントありがとうございました。

こんばんは

お世話になっております。
コメントで、自分の事ばかりを書く人がいるのですね。
なるほど。
自分の事で何か相談でもあるのなら、メッセージで送ればよいでしょうに。
コメントはあくまでも、その対象となる記事に関してのみ書くべきです。作者の真意を汲み取ってそれに対する考えを述べなければ、そもそもコメントではないのでは。
ひどく当たり前のことを書いてしまいましたが、それ以外に考えられません。
書くほどのこととは思えませんが、取り敢えず。
失礼します。

GOMA28さん

おはようございます。こちらこそお世話になっております。
コメントありがとうございました。
おっしゃること全く同感です。僕も「作者の真意を汲み取ってそれに対する考えを述べなければ、そもそもコメントではない」と思っています。
自分のことと言いましても、記事とは全く関係ないコメントは少ないのですが、記事のテーマには関係しているけど記事に書いたこととは関係ないコメント、記事を読んではいるけど記事の主旨には則っていないコメント、主旨ではない枝葉部分へのコメント、といったものが大半となっているというのが僕の観察です。
つまり、相手の理解はそこそこに自分の感覚または考えを述べるというコメントが主流だと感じます。
特定の人に関してではなくブログ界を広く見まわしたコメントに関してです。
主旨を汲み取るよりも互いに感じたことを思うがままにやり取りすることがブログ界(あるいはネット界)の主流であると感じます。
時代的な要請によるものかもしれませんので全てを否定する訳ではないですが。
コミュニケーションする相手の選択という場が光速かつキャパが無限大になったことを切り口に今回の記事を書きました。
僕の観察の再検証を含めて、さらに考えていきたいと思います。
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ST Rocker

Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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