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マネジャー(組織の長)のタイプの2通りの分け方

2018-12-31 23:00 末尾に録音を載せました。

みなさまこんばんは。
いよいよ今年も終わりますが、いかがお過ごしでしょうか。

今日の記事の要約
・今の世の中の組織とは何なのか、を自分の考えでまず述べた。
・今の世の組織の問題を考える上で、マネジャーのタイプというものを、2通りの分け方で分けてみた。
・少し提案的なことまで言及した。これからの組織のため、メンバーのためにマネジャーはどうあるべきかの参考になればと思う。
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前回の解析の記事はわかりにくかったでしょうか?
一応、形にはしましたが、あれで正解だというつもりは全くありません。
解析の手法も含めて仮説の域に過ぎません。
これから様々な角度から自己検証を試みていこうと思います。

最近つくづく思うことは、時間、労力、コストをかけた記事ほど反響が多いことにはならないということです。
正直、悔しく思ったりすることもあります。
でもこれが現実なのですから、真摯に受け止めなくてはなりません。

ではそこから先はどうするのか。
一部のテレビ局のように、大衆の受けのよいことへ安易に走ることは決してやりたくないと思います。
結果をフィードバックし、独りよがりがあればそれを是正し、そしてできる限り、時間、労力、コストをかけた方が反響がよくなるよう、真の方向性を得るべく頑張っていきたいと思います。

では本題です。
みなさまの職場にはマネジャー(組織の長)がいることでしょう。
部長とか課長とかグループ長とか。
みなさまはそのマネジャーとうまくやっていますか? マネジャーはみなさまのことをちゃんと評価していますか? マネジャーは組織をよい方向へ導いていますか?

日本の組織というのは、かつては日本式の和を重んじ、終身雇用、年功序列で発展し、高度成長時代にそれが極まり、ジャパン・アズ・ナンバーワンとまで言われました。
ところが、1980年頃から欧米の圧力により、欧米流の実力主義、成果主義、目標管理、スマートな若年マネジャーの登用主義などが、押し付けられ始めました。
そして第3世界の台頭、技術の飽和、さらには資本主義の限界のような時代にさしかかってきました。
日本は何をどうやっていいのか、そう簡単には解を求められないような混沌とした状況になっています。

さらによくない流れとして、日本の”勝ち組”は自分たちの優位な立場を守るために、大衆を誘導しているようです。
この流れは組織内でも同様で、勝ち組に入りたい人間が、他の人間を支配したいという発想が昔より確実に多くなったと感じます。
自分も他人も共に発展し、組織を発展するのならいいのですが、それよりも安易に、他の人間からプラスをもぎ取り自分を”相対的に”プラスにしようとする人間が増えているのがこの今の世の中です。

こうした難局を打開するためにマネジャー本来の働きをする人もいる一方で、上記したような安易な勝ち組志向のマネジャーも増えています。
また、そうしたことは意識しないまでも、よく研究もせずテキトーにやっているマネジャーも少なくありません。

時代がこのように激しく動いてきたにもかかわらず、日本の組織はあり方は旧態依然そのものです。
単に「変わればいい」と言っているのではありません。
今こそ組織のあり方を考え直すべき時ではないでしょうか。

そこで今日は、こうした問題を考えるに当たっての足掛かりとして、マネジャーのタイプを考えてみます。
今日は、その2通りを考えてみます。

まず1通り目は、「やっちゃダメ型」か「よくやった型」か、という分け方。
文字通り、前者は部下やメンバーに対しやってはいけないことを重点に指導し、失策には厳しく叱責し、マイナス評価をするマネジャーのこと。
それに対し、後者は部下やメンバーのやる気を上げ個性を伸ばすことに重点を置き、多少の失敗には寛容であり、少しでもよくやったことを褒め、よい評価を与えるマネジャーのこと。

組織というものは、古今東西、やってはいけないことはあるには決まっています。
法を守らなかったり、組織が著しく不利益になる行いをしたり、顧客や周辺住民に迷惑をかけたり、他者に損害を与えたり。
そういう基本的なよくないことは、古今東西共通してやってはだめなことは言うまでもありません。

しかし、そこから先の組織でどう振る舞うか、何を発案し他部署とどう協調するか、どのように計画を遂行するか、どのようなマナーを持つか・・・については、やってはいけないことというのは、時代や業種や背景により異なってきます。
軍隊とか一部の役所とか、高度成長時代の基幹産業などでは、やるべきことと、やってはいけないことがとてもわかりやすいと思います。
ところが、前述したように、今の世の中ではやってはいけないことは明確ではありません。
明確ではないの意味は、組織内の誰が見ても組織がやってはいけないものは何であるかを客観的には見えないということです。

こんな中で、「やっちゃだめ型」のマネジャーがいるということは、そのマネジャーは恣意的にやってはいけないことの範囲を作り出していることになります。
その範囲を設けることにより、組織が成功の図式になるならいいですが、通常は「やっちゃだめ」と言われると人間は委縮し、よいアイデアや積極性が出てこない傾向があるため、テキトーな考えで「やっちゃだめ」の範囲を作り出すのは組織を低下に向かわせることでしょう。

例えば外資系の会社があるとします。
そこの開発部隊のマネジャーは、部下やメンバーに対し、本国の親会社の意向に沿うことだけをよしとし、それに沿わない人間の行いを厳しく叱責しているとします。
もしその会社の成長の過程で、親会社の意向にまず絶対的に沿うことが必要であるなら、そのマネジャーのやり方は正しいと言えるかもしれません。
あるいは、別の外資系の会社では、親会社の意向に沿うことでは成長は見込めず、マナーは悪いがよい発想を持つ若いメンバーたちの開発力を上げること以外にないのなら、「やっちゃダメ型」は難しいと思います。

「よくやった型」のマネジャーとはどんなものかは説明するまでもないでしょう。
失敗を叱責されるより、少しでもよい考えや行いを褒められる方が人間はどんどん活躍します。
ただし人間たるもの、褒められているばかりではだめで、叱責されることも必要なので、そのバランスをどう取るかです。

繰り返しますが、やってはいけないこと、やるべきことの両方が明確でない現代の組織において、これらをうまく使い分けて個人も組織も成長させることをマネジャーは求められているのです。
考えてみたらとても難しいことではないでしょうか。

そもそも一人の人間がマネジャーをやり遂げることができるのでしょうか?
人間というのは、たいていは叱るのが得意な人と褒めるのが得意な人に二分されないでしょうか。
よく「飴とムチ」なんて言われますけど、それが本当にできる人間は数少ないと思います。

ならばマネジャーは二人(ないしはそれ以上)いてもいいのではないか、という考えがよぎります。
人には父親と母親という二人の”マネジャー”がいて、役割分担、協業しながらうまくやっているではないですか。

なお余談ですが、僕は2012年4月14日に、「褒め言葉で語ると」という記事を書き、マラソンの小出監督が高橋選手らを育てるのに誉め言葉しか使わなかったことの意味を掘り下げて考えてみました。
誉め言葉だけでも、本当に褒める意味と誤りを指摘し反省を促すこともできる、と書きました。今日のテーマを考える上でのご参考までに。

もう1通りのマネジャーの分け方は、「一般化志向型」か「特殊化志向型」か、という分け方。
具体例で説明するのがわかりやすいでしょう。

例えばあるメーカーで、次世代のスマホの開発チームがあるとします。
そこには、5人のメンバーと1人のマネジャーがいるとします。
「一般化志向型」マネジャーとは、5人のメンバーの各人のもつスキル、性格、考え方などを最小公倍数的にまとめ上げ、それをチームのカラーとし、開発のベースにするタイプのこと。
つまり、5人のメンバーを「一般化」するわけです。
マネジャーはメンバー全員をよく掌握でき、考えを理解でき、総力を挙げて開発しようとします。

これに対し「特殊化志向型」マネジャーとは、自らが次世代のスマホの設計思想を考え、要素技術を発案し、完成に向けてのシナリオを考え、メンバーに方向性を示すタイプです。
アイデアや開発の道筋を自ら示すということで、一般化とはベクトルが逆である特殊化の方向です。

どちらのタイプがベターなのかは難しいところです。
ケースバイケースとも言えるでしょう。
ただ、メンバーは「一般化志向型」マネジャーの方がやりやすいでしょう。

「特殊化志向型」マネジャーは、専門職を目指している若いメンバーに対してはよい見本になるでしょう。

この分け方においてもやはり、マネジャーは一人である必要があるのか? と問いたくなります。
一般化と特殊化を臨機応変に使い分ける人間はそう多くはないと思いますので、二人(あるいはそれ以上)のマネジャーがいる方がよい場合はあることでしょう。

ではみなさま、よいお年をお迎えください。

2018-12-31 23:00追記

今年3/28の記事に録音として追記したThe Long and Winding Roadのボーカルに少しエコーをかけてみました。
少し改善しました。



今年も大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
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組織の長

相変わらず勉強になります。国内で、海外で、長としての役割を果たせただろうか?周囲の評価、気になります。来年もお世話になります・・・良い年をお迎えください。

ソムチャイさん

こんばんは。いつもありがとうございます。
世の中に何か役に立てることはないかと思い、書いてみました。
ソムチャイさんは、いろいろな立場でマネジャーのご経験があるようですね。お疲れ様でした。
今年はどうもありがとうございました。よいお年をお迎えください。

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明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

マラどーなさん

あけましておめでとうございます。
こちらこそ今年もよろしくお願いします。
健康で刺激的でよい年でありますように。

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鍵コメさん

こんばんは。
とってもご丁寧なコメントをありがとうございました!
ただ今、訪問してコメントさせていただきました。
よろしくお願いします。
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ST Rocker

Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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