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シンセサイザーで作曲

みなさまこんばんは。
それなりに雨は降ったりしてますけど、イマイチ普通の梅雨とは違う感じですね。
いかがお過ごしですか?

今日の記事の要約
・シンセサイザーと作曲の関係、そして作曲の奥義について思いを述べてみた。
--------------------------
僕はシンセサイザーを持っている。
シンセサイザーとは言っても高価なものではない。
ただ、88鍵にはこだわった。

シンセサイザー(以後「シンセ」と略す)の目的は、主に多重録音である。
あらゆる楽器の音を出せるからである。そしてそれがインターフェースを介してPCにつながるので、編集ができる。
あらゆるとは言っても、主にピアノ、ベース、ドラム、キーボードである。
これらはほぼ本物の楽器と同じ音を出せる。
たまにストリングス系の楽器でも遊ぶ。

問題はエレキギターだ。
シンセは当然、エレキギターも出せるが、チョーキングとかのエレキギターらしい技術が苦手だ。
一応そうした機能は付いてはいるものの、明らかに劣る。
はっきり言って、シンセはエレキギターの代用にはならない。
アコースティックギターも、エレキほどではないが、シンセでは代用しにくい。
アコギは持っているので、シンセではなく、アコギからマイクで録音する。

シンセを持っていることを話すと、たいてい言われるのは、「作曲をするのですか?」という質問だ。
なぜ皆そのような質問になるのだろうか?
かつて、シンセ奏者のパイオニアであった富田勲さんあたりの影響だろうか。
僕がシンセを買ったのは、作曲が目的ではなく、既存の曲を多重録音することにあった。

確かにシンセを駆使すれば、ある程度作曲はやりやすいかもしれないが、絶対的なものではないだろう。
コードを奏でながら作曲する場合は、むしろギターの方がいいかもしれない。

実を言うと、僕は若い頃に作曲に挑戦していた。高校1年の頃である。
作曲と言っても、よくありがちな少年が憧れるロックやポップな曲作りである。
結構作ったのだが、結果として全くダメだった。
すごくつまらなくて魅力のない曲しかできなかった。
だから、早々に作曲は諦めた。

そして今。
シンセを持っているという話になる度に「作曲をするんですか?」という質問。
その度ごとに、「いえいえ違うんです」と説明してきた。
でも、中にはいくら説明しても「STはシンセで作曲をする」という思い込みからどうしても外れない人がいる。(こうしたことは世の中にありがちだろう)
数日前にも、過去に何度も説明しているにもかかわらず、「STさんはシンセで作曲されるから・・・」とおっしゃる方がいた。
そして僕は面倒になったので、否定しなかったのだ。

そんなにそう思われているなら、いっそのことシンセで作曲しちゃおうか(^^)/ というノリである。
これって結構、僕の人生観なのである。
人が期待してるならやっちゃおうか、みたいな。
もしかして軽薄かもしれないが、自分を発展していく大きなきっかけとなる。

さて作曲だが、知り合いのプロのミュージシャンの方によれば、作曲というものは学ばなければ決してできないものである! と。
その方は、大学院で作曲を学ばれていた。
確かに、そうした部分は大きいと思う。
でも、作曲を学ぶことは絶対的な必要条件でもないと思う。なぜなら、そのような教育を受けなくても素晴らしい曲を作った人はいるから。

特に当ブログのテーマであるビートルズの4人たち。
彼らは音楽教育は一切受けていない。

素晴らしいメロディーを聴くと、人はそれが「素晴らしい」ということを脳で感じることができる。
では、脳は、素晴らしいメロディーとはこんなものだという理解から、素晴らしいメロディーの例を他にも作れるか?
答えは、ノー。
逆は必ずしも真ではないのである。

素晴らしいメロディーは感じるけど、作れない。
方向性は全く片方向なのである。
この難問に人類はどう挑戦するのか?

1つは、これまでの名曲と言われる素晴らしいメロディーをデータ化し、どのようなことをすれば心地よく聴こえるかのような、一定の仮説に基づく理論化を行う、すなわち、帰納的なアプローチである。
これこそが作曲の教育だと思う。
そしてもちろん、一定の成果を上げているに違いない。

では、ビートルズの件。
4人の中でもジョンとポールのデュオによる作曲能力は飛びぬけていた。
でも二人の間では得意なことの内容は少し違っていた。
ジョンは、作詞とハーモニーの付け方がすごく得意だった。
一方、ポールは、メロディーを作るのと、いろんな楽器をうまく弾くのが得意だった。

作曲に関しては、ジョンはやや「作った感」があったのに比べ、ポールは、昔からスタンダートで存在したかのような完成したメロディーを書いた。
例えば、初期のアルバムA Hard Day's Nightでは、ジョンの溌溂たる曲のオンパレードだったが、やや「作った感」があった。

では、ポールはどうやってそうした素晴らしいメロディーを作っていたのか。
こんな逸話がある。
ポールがある時期に、朝目が覚める頃に頭の中で鳴っていたメロディーがあった。
気になっており、そのうちに作品にしたかった。
朝に頭の中で鳴るので、しばらく「スクランブルド・エッグ」という仮題を付けていた。
これこそがイエスタデイだった。

ポールの数ある名作の中で、イエスタデイは別格であるにせよ、どれも苦難の末に絞り出したのではなく、自然な感じで出てきたのである。
僕はこの不思議を見るにつけ、「夢の理屈だな」と思った。
夢は偉大なる創作だと思う。
夢は必ずしも帰納的に作られるものではない。
どうすればあんな夢が生まれるのだろうという夢を僕らは観ることがある。そして、それに感動する。
あたかも、無から有を生むが如しの夢の創造。
ポールの作曲もこれかしれない。

夢という人間の未知たる創造能力に作曲を賭けてみるのも手かもしれない。
夢はどちらかというと「観る」、すなわち視覚、が主だが、「聴く」、すなわち聴覚、を開発したら、夢で作曲ができるかもしれない。
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テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

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No title

ジョンの曲はスタジオで加工しまくったものに面白いのが多く
ポールは逆にシンプルなスタイルの方が曲が生きるのは自然に出てきたメロディだからなんでしょうね

面白半分さん

おっしゃるような面はたしかにあると思います。
ジョンとポールの傾向は時として逆転していたこともあったと思います。
解散後のポールの曲は「作った感」がある曲が多くなっていったことは、環境の変化の影響もあるかもしれません。
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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