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震災に際して(その4 - 余震について)

おはようございます。

森羅万象の物事は基本的には「確率」に支配されています。
「All or Nothing」は素粒子の世界まで行けば起り得ますが、通常世界では「これこれの条件ではこの事象は**%の確率で起こるだろう」という理解がされます。
人間の言動では稀に「All or Nothing」もありえますが、少なくとも自然現象は全て確率に支配されます。
そして確率を理解することにより初めて冷静かつ適切な対処ができるのです。そうでなければ、過ぎた楽観あるいはデマに惑わされるようなことになります。

今から余震に関して私見を述べます。
何度も申し上げていますように、私は専門家ではありませんので、私個人的に解析したデータを示すのは無責任だと思いますので、一般的な考え方の紹介に留めます。

今回の震災の余震はかなり頻繁に続いています。
昨日気象庁から「3日以内にマグニチュード7以上の余震が起る確率は30%」という発表がありました。
この発表自体はよいことだと思います。
しかし、M7の地震がどこで起るかで被害は全く異なります。
阪神大震災のように都市直下で起れば都市が壊滅しますし、15日夜の静岡東部のM6.4のように陸地の地下の比較的浅い所が震源になれば震度6程度の揺れも起きえます。
これまでの余震の大半の東北や関東の東方沖が震源であれば、おそらくはせいぜい震度5程度でしょう。

ご参考までに、下記のサイトをクリックください。

http://tenki.jp/forecaster/diary/detail-3137.html

これまで起きた余震の全てのプロットがされています。
ご覧のように、本震が起きた領域、すなわち太平洋プレートの淵に沿ったところが圧倒的に余震の震源が集中しています。
当然今後の余震もこの領域が圧倒的に主でしょう。

例外的プロットとしては、静岡東部、長野北部、秋田沖です。
今朝の読売新聞のラストページによりますと、これら3点は3/11の地震により別の地域が刺激を受けた結果だろうと推察しています。
これら3点はフィリピン海プレート、ユーラシアプレートの淵の近くに位置しています。
ただし、結論付けるにはデータ数が少なく(=3点)、まだ推論の域です。

もしこの推論が正しいとすると、千葉の最南部、神奈川西部、静岡、岐阜、長野、新潟、秋田あたりの地域は注意した方がいいかもしれません。
ただし、東北・関東東方沖よりも確率はかなり少ないでしょう。

東京都心はプレートの淵には位置していないので、余震の大半は東方沖震源のものでしょう。

プレート境界域の地震とは別のメカニズムとして活断層による地震があります。阪神大震災がそれです。
日本全国に存在する活断層は今回の地震で影響を受けたかもしれません。
どこかの活断層が直下型の地震を起すかもしれませんが、その場所と時期の予測は難しいでしょう。

まとめますと、21日までに起きる余震の大半は東北・関東沖が震源であり、M7以上が起きるのは30%であることを考えれば、陸地で最大震度5程度(注、5というのはあくまで私見)が起きる可能性はありますが、大半は震度3、4程度と思われます。

フィリピン海、ユーラシアプレートの淵の地域では、M7の地震が起きればもう少し大きい震度になるかもしれませんが、その地震が起きる確率は東方沖よりかなり低いでしょう。

活断層による地震が起きる可能性もありますが、確率がわからないので、今必要以上に考えても仕方ないと思います。

今回の余震は頻繁とは言え、全体的には日に日に減っています。
上で述べました確率的捉え方をご参照いただいて、何かのお役に立てば幸いです。

ただし、申すまでもありませんが、確率は少ないながらも壊滅的な被害が起きるような地震が起きる可能性は存在します。

そこから先に取る行動は個人の責任において行うべきでしょう。
ただし、買占めなどは是非控えていただきたいと思います。
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テーマ : 地震・災害対策
ジャンル : ライフ

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Author:ST Rocker
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酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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