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和食は本当に体によいのか?

2020-6-24(水) 22:10追記
すみません、おそらく書き方が不十分なため、伝わっていないと思いますので、今回の記事の主旨をそのものズバリで書かせていただきます。
「人間の健康と寿命にとって、欧米食と和食ではどちらに軍配が上がるのか?」というタブー的な質問に対し、「欧米食ですよ!」ときっぱり断言したことが、今回の記事の主旨です。ただし、ここで言う「和食」とは現代風にアレンジされた日本の食事のことを指すのではなく、古来の純粋な和食のことです。そして、だからと言って和食はマイナスばかりということを言いたいのではなく、人間の体とエネルギーを作るには、欧米食による圧倒的な栄養補給を土台にせざるるを得なく、その上で和食のよさがプラスされることこそが最大の健康と寿命だ、と言いたいのです。
(ではファストフードはどうなのかとか、**健康法とか**調理法とかの小規模の流行の話は忘れてください。平均的な欧米食と和食を比較したらどうなのか?という話です。別の言い方をすれば、人間が和食だけ食べ続ければ長寿になるのか?と言えば、平均的な欧米食のみを食べ続けた人よりも短命になる、という主張です。しかも大幅に。)

みなさまこんばんは。

最近、欧米の子供たちのお弁当は何て質素なんだろうという記事をいくつか拝見しました。
それに比して日本のお弁当は何て手がかかっていて、栄養のバランスが取れ、心もこもっているし、食育的には日本に軍配があがる、と。
ほんとにその通りだと思いました。

僕は欧米に住んだことはありませんが、アメリカ系、欧州系と外資系企業を渡り歩いてきているので、海外体験は多いです。
特にアメリカは何度も行ったことがあり、最大1か月くらいの短期の出張はとてもたくさん行きました。

ある時、アメリカの子供たちのお弁当を知る機会がありました。
すると、食パンにジャムを塗ったものとバナナ1本とかですよ。
しかも、そんなのが普通みたいんなんです。
腰が抜けるほどびっくりしました。
その後、いろんな人の話を聞くと大体こんなものらしいのです。

アメリカに赴任していた家族のお母さんの話では、最初、子供にキャラ弁風の凝ったお弁当を持たせたら、みんなから大笑いされたとのことでした。
下手をするといじめに遭うそうです。
アメリカ人の一般的な家庭の朝食もとっても質素です。

僕は、必ずしも欧米の食事が劣っているとは思っていません。
微視的に見れば、お弁当の文化は日本の方が優れていると思いますし、会議中にコーヒーやピザや軽食を用意しておいたり、スポーツバーみたいな娯楽施設で出てくる食事はしっかりしたものであるなどの文化は欧米の方が優れていると思います。
こうした文化的な観点に立った食のことは書き出したらキリがないので、別の機会で書きます。

今日は、和食は本当に体によいのか? という科学的な観点から論じてみます。

今や和食は世界的なブームになり、健康食として欧米のインテリ層を中心に愛好家が増えています。
その理由はたぶん、高カロリー、高脂質といった欧米食は肥満をもたらし、心臓・血管系の病気になるので、魚や野菜中心の和食がもてはやされているためでしょう。

和食は、欧米食に比べれば、たしかにそうした特徴がありますし、発酵食品をはじめとした”スローフーズ”という特徴があります。
それだけ、手をかけて、おそらくは文化的にも優れた和食は、たしかに、健康や寿命によい要素はあります。

みなさまは西丸震哉さんという方をご存知ですか?
元農林省の研究者の方です。
この方は、1990年に「41歳寿命説」という本を書きました。
この本の主旨は、日本人が長生きなのは、明治、大正に生まれた人が子供の頃に質素な和食で育ったために長生きの基礎が形成されたからであり、昭和34年以降に生まれた人は、その基礎がなく欧米食で育ってしまっているので、平均寿命は41歳になるというものでした。

この本は日本人に相当なショックを与え、欧米食は悪だとする風潮、さらには医学界において、コレステロール、血圧といったパラメータのあり方を今のようなものにする影響を与えた著書でした。

昭和30年代までは欧米食礼賛の時代でしたが、40年代に入り、欧米食の問題が言われ始め、バターはこの世からなくなりマーガリンが主役に、ラードがなくなり植物油が主役になりました。

さて、西丸さんの「41歳寿命説」の結果はどうだったでしょうか?
結果は、まったくハズレです!!
ハズレどころか、まるで逆です。
僕は昭和32年生まれですので、もし西丸さんの説が正しいなら、僕の年代も大きな影響を受けるはずですので、平均寿命は45歳とかになるはずでしょう。
僕は今62歳。僕の高校(男子校)の同期は300人ですが、これまで亡くなったのは、正式に数えてはいないものの、多くても20人程度でしょう。
この分で行けば、僕らの同期の平均寿命は軽く80歳以上には行くでしょう。

もし和食の方が断然健康にいいのなら、何故、欧米食を食いまくってきた欧米人の寿命が日本人とそんなに変わらないのでしょうか?
欧米食しか食わない欧米人でも、80歳や90歳まで生きることが珍しくないのです。
(なお、余談ですが、欧米の水にはミネラルが豊富なので、そのことも健康に影響しているかもしれません)

それに対し、純粋な和食した食べていなかった昔の日本人、例えば戦前の日本人、の寿命はとても短かったでした。
戦前の日本人は「人生50年」と自らを称していました。

昔の日本人は平均寿命が短かっただけではなく、とても老けていました。
30を過ぎるともう中年然としていました。
40代は今の50代後半か60代前半の風情でした。
50代ともなるともうすっかり老け込んでいて、55歳の定年の男性などはすっかり老境でした。
60代ともなると、すっかり痩せ細り、元気がなく、老人そのものの風情でした。

それに対し現代の人は、30代なんて若者そのもの、40代、50代なんて肌艶もよく元気、60代は人にもよるけど元気、みたいな。

はっきり言いましょう。
健康や寿命によいのは、基本、欧米食です!

和食は健康によい要素はある、けど、栄養が絶対的に足りないのですよ。
やはり、人間にとって体の組織を作り、栄養を与え、エネルギーを与えるには、たんぱく質や脂質に優れる、欧米食の方が圧倒的に有利なのですよ。
その上で、過度な栄養を抑え、かつ微妙な体の作用を得るには和食の力が必要である。これが真実でしょう。

戦後、欧米食が日本に導入されました。
単に欧米食のスタイルをそのまま採り入れたのではなく、ハンバーグ、とんかつなどのいわゆる”洋食”として、欧米食が日本風にアレンジされ日本に文化として根付きました。
これにより、戦後の日本人は栄養が増し、かつ伝統的な和食も存在しつづける状況になりました。

従って、今こそ、欧米食と和食のよさが両方生きている時代だと思います。
だから、今の日本人が世界一寿命が長いのではないでしょうか。

日本では、西丸さんの著書に誘導されてか、欧米食=悪の風潮が医学界にも席巻されて、血液とか尿のいろんな検査値が極端に制限されてしまいました。

コレステロールや血圧の考えも今や大幅に見直されて始めています。
バターやラードも実は問題がなかった、となり始めています。
僕らの世代は、人生の最も華やかな時代にバターやラードを禁じられました。俺の人生を返せ!と言いたい(笑)

バターやラードを解禁され、そして和食の利点を取り入れたこれからの時代の人は、おそらく100年生きることになるでしょう。
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こんばんは🌙

ご訪問ありがとうございます♪

数年前は油が健康に悪いと言われて 油を使わない調理法がよく紹介され、
今は糖質オフと盛んに言われて お米が悪者にされ…
健康と食事に関する定説は時代と共に変わるんだな~と思います。

欧米型の食事と言っても
ファーストフードが根付いているアメリカと、トマトを使った料理が多くて「母親の味が最強」のイタリアでは栄養価も違うでしょうね。

raffineさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。
おっしゃるような調理法や健康法の見解は数年単位くらいのスパンで変わりますね。
ただ、数十年単位の長いスパンで、しかも大局的に見ると、次のような流れではないかと思います。
・戦前:日本人=質素な日本食で短命、欧米人=タンパク質、脂質、カロリー高い欧米食でまあまあの長寿。
・終戦:日本に欧米食導入。欧米食礼賛。
・昭和30年代:欧米食が洋食として日本に定着、和食も存続。日本人長寿に。
・昭和40年代~:欧米食の問題点指摘始まる。
・平成~:欧米食=成人病の根元の風潮。医学界でも極端な血液・尿管理基準。一方でグルメブーム。いろんな健康法、調理法が代わる代わる出るが、大局は欧米食=悪。

西丸さんが提唱した誤った考えをそろそろ訂正し、健康と寿命にはまずは栄養が大事、その上で和食のよさを考える、としないと、本質的でない健康法や調理法が出ては消えを繰り返すと思います。

No title

ST Rockerさん こんばんは(#^.^#)

とても面白い記事でした!
昔は、日本人の寿命が短かったこと、
食文化の影響が大きいようですね☆
昔の人は、短命だったので
小学生の桜ようかんは
何歳まで生きれるのかな。。。と、
子供心に考えたこともありました。
今の50代、60代以降の方は
本当、元気で若々しいです☆

桜ようかんさん

こんばんは。
緊急事態が解除になったとはいえ、まだまだ生活は不便ですね。
桜ようかんさんは僕よりもジェネレーションがずっとお若いですけど、小学生の時に昔の日本人の寿命は短かったという感覚があったのですね。
僕の母親(大正13年生まれ)は、僕が子供の頃にいつも、一昔前は「人生50年」と言われていたのよ、といつも言っていました。
だから、僕の中には人間50歳を超えればまあまあかなという感覚がありました。
今の人が若く見えるのは(そして実際若いのは)、やはりたんぱく質、脂質など、栄養をしっかり摂っているからだと思います。
今の40代の方は、昔の20代後半くらいですね。

"洋食”好きです

とても興味深い記事でした。
わたしは、食べたいものを好きなように食べて後はどうなろうが知ったことではない、という方針で生きてきましたが、娘の食育を考えて料理をするようになってから、栄養バランスなどを考えるようになりましたね。作るものは、考えてみると所謂”洋食”となります。わたしも好きですし馴染んでいるものですから、自然とそうなりました。肉・野菜が豊富に摂れますし、美味しく作りやすいものが多いです。最近はレパートリーも増えてきました(笑。
”洋食”屋さんて、好きなんですよね。やりたいくらいです(爆。
どうでもよい噺になりまして、失礼しました。

GOMA28さん

コメントありがとうございます。
洋食いいですね。
僕も大好きですよ。
僕が幼少の頃には既に洋食は発明されていて、間に合いました。
母も既にいろんなレパートリーがあって、おいしく食べることができました。
洋食というのは、欧米食がベースになってはいるものの、日本風にアレンジされた素晴らしい発明だと思います。
これにより栄養満点になったことが日本人の長寿命化の主因ではないでしょうか。
洋食と、伝統的な和食も存在し続けていることこそ、世界一の寿命をもたらしていると思います。
洋食屋さん、ぜひ始めてください。

No title

こんにちは、
「人生五十年」両親からも聞かされていた、懐かしい言葉です。

キャラ弁はともかく、成長期の子供たちに給食がいきわたり栄養バランスのとれた食事が一日に一回とはいえ平等に食べられる日本は素晴らしいと思います。
(私の子供時代は都市部では給食があっても地方に住んでいた私は経験がありません)

そして4、50年前頃には健康ブームも起こり健康食品も出始めました。
ターゲットを絞り本を出版してそれをTV が取り上げブームを作り出す(当時広報宣伝の経験から)

今は何回目かの健康ブームでしょう、
多くの健康雑誌や健康特集を組む週刊誌そしてどのテレビ局も健康番組が放送されています。
そして多くの栄養素「リコピン、DHA、カロテン、ポリフェノール・・・など」一般人の多くがこんなことを知っている国ってあるのでしょうか ?

確かに今の時代和食と洋食のバランス良いミックス食が長寿の日本人をつくっていると思います。
元気で活動しているお年寄りのほとんどが「お肉大好き」である現実。
私もあやかって健康寿命を延ばしたいと思っています。

話がそれた文を長々と失礼しました。


minaさん

こんばんは。
コメントありがとうございました。
人生50年というのは我々の年代の共通の思い出ですね。
今こうして60代を生きていて、10代の頃の感覚とほんとんど変わりませんものね。
老人寸前なんてほんとに信じられないです。
でも、いつなんどきどうなるかわからないので、注意しないといけないですね。

さて、最初のコメントの方へのお返事でも書かせていただいたのですが、今回の記事の主旨は、健康ブームとか**健康法とか**調理法の流行りすたれのお話というよりも、もっと長いスパンで、そして大局的な立場で書かせていただきました。
細かい話は抜きにして、健康や寿命によいのは、欧米食対和食ではどっちに軍配が上がるか、というタブー的な問いに対し、僕は「欧米食ですよ!」ときっぱり書かせていただきました。
もちろん、どちらもいい面悪い面ある中ですが、栄養に優れる欧米食の方がまずは圧倒的に優れるのですよ、という思い切った主張なんです。

この大前提がこれまであやふやだったから、健康ブームとか**健康法とか**調理法というような枝葉末節なことが起きてしまい、人々を惑わせたのはでないかと思います。
僕の意見では、こうした枝葉末節に惑わさせることなく、油や糖質を極端に恐れることもなく、**健康法のような単一の食物に期待することもなく、なるべくバランスよく食べ、食べ過ぎず、ファストフードや保存料だらけの惣菜よりもなるべく天然の素材で調理する、といったごく常識的なことに注意する程度でいいと思います。

すみません、すっかり生意気なことを言ってしまいました。
minaさんの経験された健康ブームにまつわるお話は、それはそれで別のテーマとして興味がありますので、今度詳しいお話を聞かせてください。
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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