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セミのお話(その2?)

みなさまこんばんは。
ついに梅雨が明けました。そして8月です。
昨日、今日は晴れて気温が上がったものの、毎年恒例のあの超酷暑とは違い、湿度が低くて気温がそこそこの、アメリカ西部かヨーロッパの夏のような気候です。
今年はこんな状態がずっと続くといいですね。
まだまだのコロナ禍、いかがお過ごしでしょうか。

みまさまは夏の風物詩といったら何を思い浮かべますか?
昭和の時代であれば、風鈴、スイカ、蚊帳、蚊取り線香、花火、かき氷、浴衣、と言ったところでしょうか。
僕らが子供の頃(昭和30年代から40年代の初め頃)は、家庭に冷蔵庫が普及したおかげで、かき氷を家で作ったり、ゼリーを製氷機で作ったりしました。粉ジュースなんかもありました。
懐かしいですね。

そして、昔も今も変らぬ夏の風物詩と言ったらセミでしょう。
僕はセミが大好きなのです。
今はそれほどでもないですが、子供の頃はセミ大好き少年でした。

セミに限らず昆虫は大好きでした。
バッタ、カミキリ虫、カブト虫、鈴虫などの鳴く虫、蟻などです。

なぜか蝶はあまり好きではありませんでした。
一応、アゲハチョウの卵や毛子(黒くて小さい幼虫)を取ってきて、家の中で飼い、蝶まで育てたことはあります。
でも、芋虫、毛虫、ナメクジ、ミミズのような”ヌルツル系”、”ブヨブヨ系”の虫(英語でworm(ワーム)という類のやつですね)はあまり好きではありません。
一度、アゲハチョウの緑色の幼虫が飼育器から脱走し、おばあさんの部屋の畳の上を徘徊していたことがあり、大騒ぎになりました。

昆虫ではありませんが、オタマジャクシを飼ったこともありました。
あれって、結構急にカエルになるんです。
ある時、家の中に小さいカエルがすごくたくさん、ピョンピョン跳ねていて大変なことになりました。

はい、そして、僕が子供の時に一番好きだった昆虫はセミです。
何といってもあの鳴き声から来る存在感。そして、7年の地中での生活と、子孫繁栄のためのはかない数週間。そんな生き様に魅了させられたからかもしれません。
僕がさいたま市にいた小学校の時の夏の第一優先はとにかくセミ採りでした。
昆虫網を持ってとにかく1日中行動します。
よそのお家でセミが鳴いている時に、入らせてもらったことなどしょっちゅうでした。
仲間がたいてい数人いました。

さて、西日本の方にとって、セミと言えばクマゼミなのではないでしょうか?
夏には常にクマゼミの鳴き声が聴こえているのではないでしょうか。あの「シャンシャンシャンシャン」というけたたましい鳴き声。
体もとても大きいし真っ黒なので、存在感もあります。

でもこのクマゼミ、基本的に関東やそれ以北にはいないんです。
ただ、神奈川県は例外です。
つい最近まで、クマゼミの生息域の東端は神奈川と言われてきました。

僕ら関東人にとってのセミと言ったら、何と言ってもミンミンゼミなのです。
とにかく夏は基本、ミンミンゼミの鳴き声が聴こえていますからね。

このミンミンゼミ。
生息域は結構日本全国なのですが、なぜか西日本では山地とか海岸沿いのような涼しい地域にしかいないようで、都市部にはいないようなのです。
僕は真夏に西日本を訪れたことはあまりないのですが、一度大阪の中心部に泊まった時、朝からクマゼミの大合唱だったのでびっくりしました。ミンミンゼミは聴こえませんでした。
ところが、関東では、東京都心などのヒートアイランドの典型のような暑い所にもなぜかミンミンゼミはいるのです。
都市部であろうと、郊外であろうと山地であろうと、ミンミンゼミはとてもたくさんいます。

僕が初めてクマゼミの声を生で聴いたのは、家族で湯河原(神奈川県の西部。静岡の熱海に近い所)に海水浴に行った時でした。
そこで泊まった旅館は、山の斜面の麓の風情のある場所に建っており、朝、顔を洗いに水道場に行った時に、窓の向こうの山の斜面の鬱蒼たる林の中で、クマゼミとミンミンゼミが大合唱していました。
また、小学校の時に、さいたまの自宅から横浜の親戚の家に遊びに行った時に、従兄が、クマゼミが時々鳴くと言っていました。

その後、クマゼミは少しずつ東進をしており、僕は一度、東京都心でクマゼミを聴いたことがあり、茨城でも一度だけ聴いたことがあります。
現在の最北生存域は福島あたりのようです。

個体数で言えば、アブラゼミが一番多いと思います。
都市部でも郊外でも山地でも日本全国で一番たくさんいるのではないでしょうか。
でも、鳴き声が地味で単調なので印象が強くなく、一種の雑音のように脳内で処理され、あまり気にならないのかもしれません。
ところがミンミンゼミは、あの「ミーンミンミンミンミンミンミー」というあの抑揚で、声も大きく通るので、すごく存在感がありますね。
外国人にとっても印象深い鳴き声のようです。

セミが鳴く(オスのみ)ことがメスへの求愛行動だとすれば、鳴き方の違いによる戦略の違いがあるかもしれませんね。
意外に、アブラゼミのような地味な鳴き方で一番繁殖しているとしたら、そちらの方が効率的かもしれませんね。

あるいは、夏の初めの頃のみに活動するニイニイゼミや、終わりの頃のみに活動するツクツクボウシや、林の中だけに暮らし朝夕のみ鳴くヒグラシ戦略と、夏中いろんなところで活動するアブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミの戦略の違いは何なのか、など興味深いですね。

八丈島にいるセミはツクツクボウシ1種だけとのことです。しかも、ひと夏中鳴いているそうです。
とすると、本土のツクツクボウシも本当は夏の早い時期から活動したいのだけど、他の種類のセミに遠慮して遅い時期のみ活動しているのかもしれませんね。

それにしても、夏休みの初期に鳴くニイニイゼミの声を聴くと、「ああ夏休みが来たな」と嬉しくなり、盆過ぎにツクツクボウシを聴くと、「宿題やらなきゃ」と憂鬱になった小学生時代を思い出します。

昭和には、都市部でも、あちこちに雑木林が点在していたので、ヒグラシの「カナカナカナ」という風情ある声が聴こえたものでしたが、最近はかなり郊外に行かないと聴けません。

日が暮れかかる時間帯に、神社やお寺などの木が生い茂ったところでは、必ず、地中からセミの幼虫が這い出してきて、木の幹につかまり、羽化します。
とても感動的な光景です。

セミは、羽化してからは、地上では1~2週間しか生きられない、とずっと言われてきました。
まさに人生の最後のはかない時を、繁殖のために過ごすのです。
ところが、数年前に、ある小学生の実験により、セミはもっと生きることが分かってきました。
セミに印を付け、放し、また捕まえるという地道な方法です。
最大で1か月くらい生きることがわかったのです。
よく、10月の暑い日にセミが鳴くことがありますが、もしセミが1~2週間しか地上で生きられないなら、10月に鳴くセミはわざわざその時期に目指して地上に出てきたことになってしまい変ですから。

僕は希少種のセミは、実はそれほど興味はありません。
でも、それでも、ヒメハルゼという、千葉のあるお寺の境内の林と他数か所しか生息していない種に興味があって、何度かそのお寺に行ったことがあります。
しかも7月の限られた期間しか鳴かないので。

ハルゼミもおもしろいです。
6月に松林なんかで鳴いています。
普通の人は、あれがセミだとは気付いていないでしょう。

あと、東北や北海道の山地を中心にいるエゾゼミを、筑波山で聴いたことがあります。

海外のセミはいろんなのがいますね。
中でも、アメリカの17年ゼミは、全員一斉に17年毎にしか現れませんしね。
素数となんか関係あるのでしょうか。

最後に、ゼミは食べるとおいしいそうです。
エビのような香ばしい感じだそうです。
でも食いたくないけどね。
野良猫なんかは、よく、弱ったセミを咥えてますけど。
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No title

こんにちは。
今年は夏を感じるのが難しい夏ですが、セミは変わらず夏を感じさせてくれますね。
記事を読ませていただいて、動画でいろいろなセミの鳴き声を聴いてみました。私は生まれた時からずっと関西で、最も親しみのあるのはクマゼミで次がアブラゼミでした。特に朝に聞こえる大合唱はクマゼミのシャンシャンという鳴き声です。ただ、セミは「ミンミン」鳴くものという頭が出来てしまっていたので、この「シャンシャン」が「ミンミン」だと思っていました。動画でミンミンゼミの鳴き声を聴いて、これがほんとのミンミンなんだと初めて認識しました。ミーンミンミンという独特な鳴き声も確かに知っていますが、少なくとも今住んでいる場所では全く聞かない鳴き声です。本当はテレビなどでしか聞いたことがないのかもしれません。セミは「ミンミン」だと思っていましたが、実はミンミンゼミに親しみがなかったということに気が付いて驚きでした。
ちょっと話がずれますが、関西のスーパーならほとんどどこにでも売っている「せみ餃子」というチルド餃子があります。とても安価で庶民的で関西の人なら親しみのある人が多いと思います。「せみ」の名の由来は「珉珉食品」が作っているかららしいのですが、関西の多くの人が実はミンミンゼミに親しみがないのではないかと思って、ちょっとショックです(笑)
ツクツクボウシは今住んでいる場所でも聞くことがあります。夏の終わりを告げられるようで切なくなります。
セミの鳴き声や鳴く場所や時期や時間帯に、もしかけ引きのようなものがあるとしたら面白いですね。

りるび。さん

こんばんは。
コメントありがとうございました。
今夏もようやくセミにとって本番の気候になってきましたね。
りるび。さん関西でしたか。
なんとなく、北陸とかそちらのほうかと思っていました。(勝手な想像でしたが)
といういうことでクマゼミですね。
クマゼミの鳴き声が「ミンミン」だと思っておられたというのは興味深いです。
それって一理あるかもですよ。
というのは、最近ネットで知ったのですが、クマゼミとミンミンゼミの声質は実は同じであり、ミンミンゼミの鳴き声を早送りするとクマゼミになるそうです。
ところで、さらに別のネット記事では、関西の都市部でも30年以上前にはミンミンゼミとアブラゼミが主であったとのことです。
そう言えば僕もおぼろげに覚えている気がします。クマゼミはその昔は、四国や九州の代名詞でしたもの。
場所や時間によるセミの棲み分けは、ある程度あるようですよ。
せみ餃子というのは知りませんでした。機会あれば食してみたいです。
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Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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