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ビートルズ解析例 その15(補足編)

前回記事の解析結果において出典を記すのを忘れていました。
シンコーミュージック 2004年2月 初版 「バンド・スコア ザ・ビートルズ レット・イット・ビー・・・ネイキッド」です。
例のポールがフィル・スペクターのフルオケバージョンに対抗したオリジナルの「シンプルバージョン」です。
映画Let It Beでの演奏と同じです。
私はこの映画を高校1年の時観て、初めてシンプルバージョンを聴きました。
確かにポールの言うこともわかったけど、「何か物足りないな」と思ったのでした。
皆さんもきっとそのような第一印象を持たれた方が多いのではないでしょうか?

私の解析では、歌+ピアノの音の分布は、キー音であるE♭(311Hz。ピアノの鍵穴の少し右の所)を最大頻度として、音が高くなるにつれ頻度が小さくなるという比較的きれいな傾斜を持った相関を得たのでした。ただ、音の種類があまり多くないので、やや粗い傾斜ではありましたが。
よって、歌+ピアノにおいては1/fゆらぎに近い分布と言えるでしょう。
しかしベースの音はきれいな分布ではありませんでした。

ジョンの奏でるベースは落ち着きのある音色を醸し出しています。
和音を使用したり、サビではコードのルート(根音)ではない音を出したりして、粋な演奏の部分もあります。
しかし全体として、もっとコードのルートを単純に弾くよりも工夫を凝らしたりとか、ここはもっと上の方のポジションで弾いたらよいのかな、などと正直思うような部分もありました。
ジョンは大変優れた芸術家ですが、ベースに関してはあまり研究熱心ではなかったようです。事実、解散後の曲においてはベースを際立たせた曲はあまりありません。
The Long and...のベースは誰が考えたかは不明ですが、多分ポールの要請が少しあったことでしょう。
では何故ベースの音の分布があまりよくなかったのでしょうか。ポールの側から見た3通りの理由を想像します。よい想像から書きます。
1)ジョンにベースを弾いてもらうのだから、あまりうるさい注文をするのをためらった。 
2)自分の歌とピアノの作曲とアレンジで精一杯だったので、ベースにあまり手が回らなかった。
3)ベースが目立つと自分の歌とピアノの存在感が薄れるから、わざとベストではないベースを要請した。

対照的なのが、同じくNakedに収められ、映画でも見られるDon't Let Me Downです。
ポールのベースは目まぐるしく動き、曲を支配しています。
ポールは自分の曲でない場合は俄然ベースを頑張ります。
ジョンやジョージは複雑な気持ちがあったでしょう。
Don't Let Me Downのベースは、キー音であるE(165Hz。ベースでいえば2弦の7フレット)を要所要所で何度も弾き、その上で階段を登るがごとく高い方に弾いていき、また階段を下りるようにEまで下がります。
ベース音の分布はおそらくE(165Hz)を底辺にきれいな三角形(つまり1/fゆらぎ)で分布しているものと思われます。
厳密に言えば、E(165Hz)よりも低い音も出てきますが、頻度が少ないので、概ねEが一番下の底辺で支えている音と考えてよさそうです。
曲全体としてもベースを礎としてきれいな三角形になっているのではないでしょうか。
次は是非解析してみたいと思います。

その考えで、The Long and Winding Roadの低音部を少しいじってみたいと思います。基本構想はキー音であるE♭(156Hz)を底辺(最大頻度)として、高音になるに従い頻度をなだらかに下げて行きます。
具体的な手法もほぼ考え終わりました。骨子は250~310Hzあたりの音を厚くする、特にこの範囲内のB♭、C、Dを増やすことです。
そして156Hz以下で使われている極低音は1オクターブ上げたり、一部は単純なルート以外の音を使ったり、和音も少し入れたりします。
一部はピアノの低音も加えるかもしれません。

果たしていい方向に行くのか、自信はありません。でもやってみる価値はあると思います。
音の解析くらいは自由でしょうけど、アレンジを変えて発表するとなると著作権に引っかかるのでしょうかね。
ビートルズの曲の管理は今でもイギリスのNorthern Songs, Ltd.でしょうか?
日本の代理店のような会社があるんでしょうかねえ?
どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。

ビートルズの曲を改良しようなんて全く僭越もいいところです。
でも50歳過ぎると怖いものなしです。これからは学ぶよりも発露です。
ビートルズは名曲ですけど、メンバーたちが時に不和だったこともあり、それが曲の未完成をもたらしている部分もあると思います。
そこが狙い目でもあるわけです。
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テーマ : ビートルズ関連
ジャンル : 音楽

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モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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