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ケーススタディー:私が首相だったら・・・(福島原発事故におけるリーダーシップのあり方)

2011/3/11 14:46地震発生。
14:55 高さ14mの津波発生。主要電源部が海水に水没する。
       自動的に遮蔽棒が挿入され、運転が停止される。
15:00 東電は非常用マニュアルに従い、バックアップ交流電源としてのディーゼル発電機を用い、冷却系統の運転を試みる。
       同時に、状況を原子力安全・保安院(以下、保安院と略す)に報告。
15:05 保安院より首相および原子力安全委員会(以下、原安委と略す)に事態が報告される。
15:10 直ちに首相官邸に対策本部が設置される。

15:30 首相、対策本部を「福島第一原発2011事故緊急収束タスクフォース」(略して「TF」)に格上げし、以下のルールにて即刻運営を開始する。
1.TFのリーダーを首相とする。      
2.TFメンバーは、東電福島第一原発危機管理部長、保安院**部長、原安委**部長、枝野官房長官を常設メンバーとし、その他首相より適宜任命した者をメンバーとし、首相の判断で解任する。  
3.本部を首相官邸に置く。支部を東電福島支所に置く。
4.本日より毎日、10時と17時に、本部と支部をTV会議方式でつなぎTF会議を開催する。
5.第一原発の基本オペレーションは全てTFの決定事項に従う。TFでの決定は全て首相が下す。
6.毎回のTF打ち合せ後に、決定事項と解説を記者会見および政府広報HPにて発表。

16:00 首相、官邸屋上よりヘリで直ちに現場を視察する。
17:00 首相、支部に入り、第1回TF打ち合せ開始。(本部とTV会議方式)

東電より状況報告。
保安委よりコメント(ディーゼル発電機で冷却装置を当面運転の案)
原安委よりコメント(ディーゼル発電機とバッテリーの能力に疑問。途中で止まると圧が上りかえって危険、とのコメント)

首相より下記指示。
1.ディーゼル発電機およびバッテリーの状態のチェック。および冷却装置を十分に働かせらるかの判断を明日10時までに行う。
  → 東電福島第一原発施設部長をTFメンバーに任命。明日10時のTF打ち合せに出席し、上記の計算結果を報告する。
2.事態収拾するまでの期間、毎日炉をリークさせる必要がある。健康被害に問題ない範囲でのリーク度を至急見積もる必要がある。
  → 東京工業大学**部長をTFメンバーに任命。明日17時のTF打ち合せに出席し、上記コメントを報告する。

首相、20時、ヘリで官邸に戻る。
        
3/12 10:00 TF打ち合せ

東電福島第一原発施設部長よりバックアップ電源の状況および展望につき報告。
冷却装置を動かし十分に冷却するには1~4号機とも不適である。
東電、保安院、原安委の意見を聞いた上で、首相の判断として、「冷却機能喪失」とみなす。すなわち原子力法第15条の特定事象に該当。
さらに首相判断として1~4号機とも再利用を諦め、廃棄前提での最速での事態収拾を決定。
さらに、今後の方針として海水のよる冷却、および並行して主要電源の修理・再付設工事を開始する。

17:00 TF打ち合せ

東京工業大学**部長より放射線の健康被害に関する見積結果が報告される。
これにより、毎日のリーク量が決定する。本日20時よりリーク開始。
海水による冷却方法として、特殊装甲車の使用を決定。

18:00 首相より自衛隊および東京都に対し、海水の放水のための装甲車および人員の派遣を指示。

以下、主電源回復し真水による本来の冷却機能が回復するまでTFは存在し、首相がリーダーシップを取り続ける。
安定したらTFを解散し、対策本部に戻す。
ただし、安全上の監督は保安院、二重チェック機能としての原安委の役割を徹底させる。

事態が完全に収拾したら、原子力行政のあり方を徹底的に見直す。
ポイントは、原発の設置基準、危機管理マニュアル、非常時の連絡系統・意思決定手段、保安院と原安委の役割分担の見直し。

以上
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テーマ : 地震・災害対策
ジャンル : ライフ

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