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自我を確立するためのすさまじい半生

みなさまこんばんは。
かなり久しぶりの週途中での更新です。

前回の記事で、2002年44歳の時、前の会社での苦労を書きました。
自殺をも考えるほどの大きな苦労だった、と書きましたが、僕の場合の苦労は、僕をいじめる人への恨みではありまぜん。
僕自身が社会的にとてつもなく未熟かもしれないという、自信喪失から来るものでした。

前回コメントを寄せていただいたNewOrderさんのお言葉にあったように、僕の成人以降は「自我の確立」とのすさまじい闘いでした。

自分の親のことを前回のコメントで少し書きましたが、決して親を恨んでいるとかではありません。むしろ感謝しています。
ただ、客観的に見て親は僕に自我を形成するための育て方はしませんでした。

父親は機械系の会社の重役、母親は教育ママでした。
社会的な規範で子供(僕と2歳上の姉)を教育し、他人もその規範で評価していました。

ほんの一例ですが、近所に変なおじさんが住んでおり、ある意味味わい深いのですが、両親にしてみれば失格人間です。
本当は、親としては子に対し、「あのおじさんは変わっているけど、**のところはなかなか大したものだよ。」のような教育こそ大事なのですが、そういったことは皆無でした。

僕が人生を歩む過程でいろんなことが起きました。
その時々で僕は真剣に物事をやってきたのですが、親は社会標準でしか評価しませんでした。決して、「なるほどおまえならではのことだな」などと言ったことは一度もありません。

一方で不思議なのは、姉も僕も、子供の頃から親の言うことには反発し、「本当の教育とはこういうものだ」のようなことを悟り始めます。
しかしながら、それを実際にどう自分が努力したらよいのか皆目わかりません。
そこで、姉も僕も自らそれを求めて途方もない旅に出かけるのです。

2002年44歳の時の前の会社でのことは、まだまだ自我を確立していない時のことです。
その後僕は、47歳で転職しました。
人数が一桁少ない同業他社へです。

行く末は個人事業をめざし、そのために、人数の少ない会社へ行き、いろんなことを切り盛りし、自我の確立を目指したのです。
一方で、公私を通じて、「人を丸ごと飲み込む」という処世術を身に付けます。詳しくは過去記事で検索してください。
とにかく、人の価値というのは社会標準の物差しなんかでは測れない。まずは人を丸呑みしてから、自ら人の価値を知る「軸」を形成すべし、というわけです。

こうしたことで僕は、55歳くらいでほぼ自我を形成しました。
「自分が相手からどう見られている」ではなく、「自分は何をしたい、何をすべきか」への転換です。

それまで、すさまじい喧嘩を続けてきた父親ともようやくその頃和解できました。

そうこうするうちに、自我の形成は、なんとなく普通の人以上に大きくなっているかもしれないと感じるようになりました。
別に、他人と比較するのが目的ではありませんけど、客観的にそう思えるようになったのです。

そして大事なことは、そう思えるようになると、親への見方も厚くなってきたのです。
50代前半までは悪いところしか見えてこなかった親ですけど、だんだんありがたいこともたくさん見えてきたのです。
母親は異性ということもあって、父親よりは愛情を感じやすかったのですが、父親に関しては「頭がよくて頑張り屋で真面目」という以外に、愛情を感じたことはありませんでした。

ところが最近は父が夢に出てきて、幼い頃に忙しい中に遊びに連れて行ってくれたことや、教育にお金をかけてくれたことなどが、とてもありがたく、そしてとてもほんわかした感情に包まれます。
世間の普通の男性が父親に持つほんわかとした感情はこういいものだったんだ、と、60過ぎてからようやくわかった次第です。

僕がこの半年くらい、今の会社で試みた改革の苦労は、2002年のその時と全く異質です。
むしろ、自我を形成していない人たちとの闘いでした。
自我を形成していない人たちは、自分の保身をどうしても最優先に考えてしまいます。
自分にとって、会社にとって、本当は何が一番大事なのだ! という問いかけに他ならなかったのです。
今回の同志の一人は、並外れた力がある一方、個性が強すぎてお相手がとても大変な方です。その方と同盟を組むかは、自我がないことにはとうてい判断できません。
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テーマ : 思うこと
ジャンル : その他

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鍵コメさん

おはようございます。
ご丁寧にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。


こんばんは

私の実家は 父は子育てに口を出さない人、母は女の子は堅い仕事の人と結婚するのが間違いないみたいな 昭和によくある夫婦でした。
二人とも自分の子供と他の子とを比べない点が今思うと良かったです。
そのせいか 今でも他人と自分を比べて落ち込むことも殆どないです(笑)

・「親って何でも知っててすごいな〜」と見上げていた幼児期
・文句言いたくなる点ばかり目につく思春期
・「当たり前のことのようにしてもらってたけど、結構うちの親 子供のために頑張ってくれてたんだ」と気がつく大人期

親を認められるようになるというのは
自分の人生も肯定的に見られるようになったということかも知れないですね。

raffineさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

raffineさんのご両親は素晴らしいと思いますし、そうしたご両親の影響を受けて生きておられるraffineさんも素晴らしいと思います。
そして、最後の「自分の生き方を確立したから親を認められる」という点も賛同します。

おそらく、faffineさんはご両親の影響で、子供の頃から自我を確立したのだと思います。
つまり、僕とは逆だったように思います。
僕の場合は大分遠回りをしたわけですが、世の中のことは何でもそうであるように、回り道をしてそれを乗り越えれば、かえって培うものが多いと思います。
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ST Rocker

Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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