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ビートルズ解析例 その16-2 「Don't Let Me Down解析完成」

こんにちは。

Don't Let Me Down (Naked)の音程分布解析の途中経過を4月20日に報告しました。
4/20の時点ではベースの解析のみが終わり、その音程分布は165HzのEの音を底辺(最大頻度)として、どっしりとしたきれいな三角形の描いていました。

今日、残りのパーツであるボーカル、ギターⅠ(ジョージによるリードギター)、電子ピアノ(ビリー・プレストン)を解析し終えましたので、これらを加えて曲全体の分布を見てみましたので、報告します。

分析対象のバージョンはCD"Let It Be Naked"に収められている曲であり、使用した楽譜はこれまで通りシンコー・ミュージック2004年2月発売のものです。

今回、ギターⅡ(ジョンによるサイドギター)を解析に入れなかったのは、コードストロークの音を一つ一つ解析するのは事実上難しかったからです。
やってできないこともないですが、労力がとられ過ぎますし。

それとジョージのボーカルが楽譜に載っていなかったのがちょっと残念でした。歌いにくくも縁の下の力持ち的パートでしたので。

例によって、周波数対出現頻度のグラフを作りましたので、添付します。

ビートルズ解析 その16-2

ベース係数がx1、x2、x5の3通りあるのはどういうことかと言いますと、
ボーカルや他の楽器は音の数をいくらでも増やせますので、ベースの1音が他楽器の1音と同等に比較するのは不公平ではないか、という疑問からです。
ベース係数=2というのは、ベース1音は他楽器1音の2倍の存在感があるという意味です。
ベースの出現頻度にその係数を掛けました。

ジョンとポールによるボーカルは、831HzのG#を頂点として比較的高音領域できれいな山形を示しました。
ジョージによるギターの分布はボーカルの分布と近い音域で、分布形も似てはいましたが、あまりきれいな分布ではありませんでした。
ビリーによる電子ピアノは、低音領域をカバーしており、その分布形はきれいではありませんでした。

しかし、全ての楽器とボーカルを足し合わせた「トータル」においては分布は165HzのEを底辺とした三角形に近い形を示しました。
しかも、ベース係数を2、5と上げるに従いきれいな三角形になりました。

このことは、ベースを強調して聴くほど曲全体が1/fゆらぎに近い分布となり、心地よく聴こえることを意味していると思います。
凡そ想像通りの結果となりました。

こうしたことをどこまで意識的にやったのかは本人達に聞いてみないとわかりません。
あの当時の人間関係ですと、人の弾くパートまで口を出すのはそう簡単ではなかったでしょう。
一つ言えるのは、ルーフトップでの映像など、見るとポールはこの曲のベースをとても誇らしげに弾いています。
自分の作曲したベースパートでこの曲を締める、という発想は多いにあったことでしょう。

次はThe Long and Winding Roadのベースの編曲にチャレンジです。
急がず慌てずぼちぼちとやります。

ST Rocker

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テーマ : ビートルズ関連
ジャンル : 音楽

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はじめまして^^

リンクをたどってやってきました。

私は中学生の時からビートルズファンでして、とても興味深く読ませていただきました。

といっても文系の私にはなかなか難しいですが(苦笑)

「Don't Let Me Down」は自分たちで演奏しても非常に気持ちがよい曲なんですよ。アレンジが偶然にも心地よく聞こえるようになっているのかもしれないと記事を読んでいて思いました。

ありがとうございました

ぼんたろうさん
はじめまして。
おいでいただき、どうもありがとうございました。
私の記事にご興味いただきうれしいです。
機器などのかなり専門的なことをやられていますね。
素晴らしいです。
よろしくお願いします。



プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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