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What toとHow to

こんばんは。

内閣不信任案への攻防に関しては外部からは誠にわかりにくいものがありましたし、これからの政治の混迷は多いに憂えうものがあります。
最低、解散総選挙が免れたことは、被災地対策にとってよかったのではないでしょうか?

確かに菅政権の対応の遅さとかリーダシップの問題は感じますが、私が思うに、単に一人の首相の能力というよりは、自民党時代から延々と続いてきた日本の政治のありかたに原因があると思います。

私は最近仕事でいろんな省庁の資料を見る機会が多いです。
例えば経産省によるエネルギー基本方針(政治判断を受けての)とか、それを実行する機関による実行計画とか、を見たりします。
すると感じるのは、霞ヶ関の役人さん(官僚)は、大変頭がよい方々である、とともに、これは"How to"の世界だな、ということです。

申し訳ないけど、役人さんの文章はぱっと目には大変わかりにくいです。
要するに、何をやりたいかがすぐにはさっぱりわからず、文章には背景と目的とやり方がごっちゃに書いてあります。
でも、抜け目のなく、多方面にばっちり行き届いた膨大な資料は、頭がよくないと書けません。

こうなっている背景はやはり、長年の自民党の陳情政治(まさしくHow to)に官僚が深く関与し、その考え方が確立しているためと思われます。

それに対し、民主党の考え方は、政治家主導であり、何をやりたいか(つまりWhat to)を上位概念に置く新しいスタイルを築いてきました。
それ自体は日本にとって斬新であり一考に価すると思います。外国と伍せる考え方でもありました。
だから政権交代の意味があったはずです。

しかし民主党にとってバリアだったのは、現代に対応できる財源・経済モデルを考えるプロがいなかったこと(高速道や子供手当てのような旧来の考え方しかできなかった)、骨太の考え方よりも先行して仔細なアクションを約束するマニュフェストを発行してしまったこと、党内にHow toを優先する一派がいたこと、官僚の動かし方がわからなかったこと、外国の二枚舌の外交戦略を見抜いていないこと、エネルギーに関しての本質をわかっていないこと、有能な参謀がいなかったこと、などが挙げられます。

初めての与党としての体験としては、バリアが多すぎて気の毒だったのは事実ですが、やはり日本独特で世界に伍せる政治モデルを提案できるプロがいなかったことが最大の敗因と思います。
一般の人が持っている「常識」程度の理念や目標の下にこなすだけになってしまいました。
本来政治家主導(what to)の考えでやってきましたが、メインテーマが日本の真のニーズとかけ離れていたため、かなり厳しい状況でHow toを実行していかねばならないのが現状です。

菅さんがいつまで首相を続けるかわかりませんが、日本のエネルギー政策に関して是非言っておきたいことがあります。
民主党、というか日本の政府がWhat to主導になれるチャンスでもあるので提言します。

前述したように、エネルギー政策は外国(特に欧米)は二枚舌です。
要するに、再生化可能エネルギー(=自然エネルギー(太陽光、風力、地熱など))の促進や設置には熱心な意向を示しつつ、従来の石油を使うやり方を捨てたくないのです。

そもそも自然エネルギーというのは、人々が原始的な生活をする程度のエネルギーを供給するものでした。
産業革命以降の工業化が基本である社会では、必要なエネルギーの桁が変ってしまい、石炭や石油を燃すことが必須になっています。
自然エネルギーを無理にこうした基幹発電にしようとすると、大掛かりな装置になり、その建設や輸送、メンテなどのため、結局石油を使うことになり、その過程でCO2もたくさん発生します。
エネルギー交換効率は結局、物を燃やすのが最も効率がよく、間接的なものほど効率が悪くなります。
太陽光発電にしても、電卓の電源などの微弱な電力なら問題ありませんが、工場や自動車を動かすことはできません。

それに、CO2発生は地球の温暖化をもたらさない、とか、たとえ温暖化しても地球にとって問題ではない、さらには、石油やそれに類する炭素源の資源はまだまだたくさんある、という論調もあります。

要は、各先進国とも、再生化エネルギーの促進を検討する一方、石油の使用を今後も続けるシナリオも同時並行してしっかり検討しています。そしてそのための政治的駆け引きをしたたかに行っているのです。
そこが今の日本政府に決定的に欠けているところです。

今や日本は、外国のマネをするのではなく、独自のエネルギー政策をもつべきです。
先日TBSテレビ「夢の扉+」という番組で取り上げられた、日本人発明によるある種の藻から石油的な燃料が生産される、などは一つの好例として是非検討していただきたいです。
日本は既にHow toのノウハウは世界一ですので、今や骨太のWhat toを打ち出して、エネルギー大国になってもらいたいですね。

このことにお手伝いするのが私のこれからのライフワークとも思っています。

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テーマ : 民主党・菅直人政権
ジャンル : 政治・経済

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