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性の多様化

おはようございます。
こちら関東は秋晴れのよい天気です。
日本はこのような超いい天気が1年のうち何日もありません。
私が以前仕事でよく出張していたカリフォルニアは年間のほとんどが超いい天気でした。うらやましいですね。でも何年も住み続けるとのっぺらし過ぎて退屈するかもしれませんね。

私の楽しみといえば、酒、食べ物、音楽、もの書き、運動、山、本、政治、起業願望、そしてサイエンス。
最近サイエンスのお話をあまりしていなかったので、今日は生物の話をいたしましょう。

人間は男と女から成り立っています。当たり前です。
でも、生物全体を見渡してみるとこれは当たり前ではありません。

哺乳類は確かにオスとメスがはっき分かれています。
でも昆虫など生物をいろいろ見てみると実にさまざまな「性のあり方」が見られます。

ゾウリムシのように性がなく、自分のコピーを永遠に作るだけの生き物もいます。
生物界に「性」が誕生したのは、遺伝子を組み替えることにより環境に強くするためと言われています。

でも、性別を作ると出会いが必要になりますし、交配もしないといけませんし、いろいろ生きる上で面倒な仕組みが必要になってきます。
性がない方がラクなわけですから、生物の種によっては妙案が生まれます。

例えば、ミジンコのように普段は性がないのですが、環境が悪化した時だけ性別ができるものもいます。
またカタツムリやナメクジは、行動力が少ないので、なるべく出会いを大事にしたいというので、各個体にオスとメスの機能を併せ持っており、交配時に互いに精子を出し合い、自分の卵子に授精させ産卵します。一体どんな気分なんでしょうねえ?
交配時にどちらかがオス役またはメス役になる雌雄同体もいます。
また、ある年齢になって初めてオスかメスになる種もいます。

そして、最近まで私も知らなかったことなのですが、ある種の生き物は性別が2種以上あるものが結構たくさんいるとのことです。
例えば4種、8種・・・。中には32種なんてのもいるらしいのです。
自分以外の種であれば全て交配が成り立つのもあれば、特定のグループ間ならOKなものとか、いくつかパターンがあるようです。
これは驚きです。ある意味合理的な仕組みですね。なんとなく楽しそうだし。
人間は生物のトップだなんて言っていられなくなりそうです。

この話を聞いて人間にも思い当たる節があります。
最近では男らしい人と女らしい人に必ずしもくっきり分かれなくなりました。
性転換も認められるようになったし、ニューハーフ、女装家、同姓愛、男らしい女性、女らしい男性など多様化しています。
そしてそれらは立派に存在し、互いに尊敬し愛し合っています。

性のあり方の良しあしが世の中の状況と関連するのは人間でも然りだと思います。
何百万年か前、アフリカでアダムとイヴから生まれた我が人間。
その人間が世界戦略(地球上のありとあらゆる所を人間が占領すること)するためのベストな性のあり方が「男と女」というくっきり二分された方式だったのでしょう。

今や人間は地球を占領しつくし、国家間の調整や、環境や資源の将来を考えるべき時代になりました。
当然大昔同然の遺伝子ではいけないはずです。

iPSの技術もできてかなりのことができるようになりました。
でも、もっともっと根本的な部分である「性のシステム」はどうあるべきか、について人間もそろそろ真剣に考えるべき時が来たのではないでしょうか。

刺激的なタイトルでしたので、期待された方、失礼しました(笑)。
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テーマ : 生物学、生態学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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こんにちわ

ほんと タイトルでびっくりしました

と、同時に興味が。。。 オホホ

時と、ともに色んな物が色々と変化を遂げていますが

人間の性についても最近はすごい変化していますね~~

この先どうなっちゃうんだろう? ウヒヒ

と、つい想像して吹いちゃいますがw

またお邪魔しますね~

No title

cyakoさん
コメントありがとうございました。
やっぱりタイトル刺激的過ぎました?
ではその内容で今度書きましょうか。
それはそれとしまして、人間も性別が4つくらいありますと、この変化の時代に対応できるかもしれないし、もっと楽しくなると思うのです。
是非いつでも遊びに来てください。
ST Rocker

No title

サイエンスとしての性の多様性、とても面白く読ませていただきました。
次世代に遺伝子を受け渡すという意味では、人間の男と女のあり方は、自称生物のトップとしては確かに貧相ですが、社会性を持つ集団としては、これがベストだったのでしょう。

でも、『性のシステム』というのは、多様化しているように見えて、日本ではまだまだ閉鎖的なマイノリティの世界です。
私自身、女に生まれましたが、化粧とスカートは苦手で、一生を共にするパートナーは女友達がいいと思っていました。
ただ、実際に女性の同性愛者の方のコミュニティに、1度、顔を出してみて分かったのが、人間は社会的な生き物だということです。
両親や職場にはカミングアウトできないし、パートナーを探すのも狭い中で争うのが大変そう……でした。

その姿を見て、私は、自分は日本で同性愛者にはなれないと思いました。
性の多様性が広く認知され、男性と女性の結婚と同じように、同性間の結婚もアリならば、私は女性をパートナーとして選びましたが、孫の顔が見たいという両親や、彼氏の恋バナで盛り上がる職場において、いつも重たいものを背負って過ごすのは、私には無理でした。

まぁ、そんな話を、同性愛者の友人に話すと、

「その程度のことで挫折するなら、最初から、あなたは同性愛者じゃない!」

と言われ、その通りだと納得し、その後、男性と結婚しました。

性のシステムの多様性は、社会性を持つ生物にとっては、その社会が長年作り上げた文化そのものを引っくり返すことにもつながるため、とてもハードルが高い問題ではないでしょうか?!

男女別姓だって、選択の自由があるというだけの話しなのに、家族が壊れるとか、共同体が失われるとか、政治的にも大騒ぎしてますもんね!

No title

ちよこさん
こんばんは。
大変ご丁寧なコメントとご意見をどうもありがとうございました。
また、ご自分のことをお話しいただき、そしてその上での考え方をいただき感謝しております。
ちよこさんのご意見としては、性の多様化は進んでいるようで実は進んでいない、そしてそれは人間の社会性によるものだ、そしてそのために男と女という性のシステムが確立し今に至っている、ということですね。
貴重なご意見ですし、サイエンスを進めるにあたっての大事なプロセスだと思います。本当にありがとうございました。
サイエンスは、まず仮説を立て、それを実証するためにさまざまな検証を行います。
私が今、人間は性のシステムを一度検討した方がいいのではないかという仮説をもつのは下記の理由からです。
1.人間が地球上でめざす大目的が太古とは違ってきた。
2.中世くらいまではよかったが、太古の遺伝子のままだと人間は地球やわが身も滅ぼしてしまう(すでに始まっている)
3.男は狩、女は家庭を守るという図式が崩れつつある
4.人間はもはや遺伝子を操作できる

クローンやiPSにより性がなくても人間を生産できるようになったし、臓器も再生できるようになった。
近い将来、昔ながらの男と女の役目が急速になくなる気もします。

この仮説は正しいかもしれないし、間違っているかもしれません。
なるべく多くの事例やご意見を取り入れて考えていきたいと思います。

今日のちよこさんのご意見はとても貴重です。
ありがとうございました。

ST Rocker


プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
コメントは本筋に沿ったものをお願いします。

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