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Coffee Break Beatles No.114 「Queen's English」

こんばんは。
1日が無事に過ぎたその瞬間、神様に感謝。

さて、我らがビートルズ。英国人である。
勲章ももらったし、英国人の誇りもあるに違いない。
リバプール訛りがあるとはいえ、Queen's Englishにこだわりがあるのではないだろうか。
ビートルズの歌で少し検証してみよう。

歌というのは音符に乗せないといけないし、詞のアピールは様々だから、一概にしゃべり言葉と同じよう考えてはいけないだろう。
それを考慮してビートルズの公式213曲に思いを馳せる。

全体として浮かび上がってきたことは、彼らは曲や音符運びに合わせて米式英語と英式英語を使い分けているようだ。
でも、そんな中、できれば英式英語を重んじたい雰囲気が伝わってくる。

米式英語の特徴は、「ア」の音と巻き舌、二重母音、簡略形。悪く言えば品がないが、よく言えば明るく響く。
英式英語は、「オ」の音と清音、長母音、正式形。よく言えば品があるが、悪く言えば少し暗い。

ビートルズは少なくとも巻き舌は使っていない。
でも米式英語は時々使う。その方が歌いやすく聴きやすいと判断したところに使っているようだ。
以下その例である。カッコ内は曲名。曲名が同じ時は省略。

I've got a feelig.「アイヴ ガラ フィーリン」
この表現自体は英式(米式はI haveだけで可)だが、発音は米式である。
たしかに「アイヴ ガラ フィーリン!」と恐ろしい高音でシャウトするとものすごくカッコいい。
これがもし「アイヴ ゴッタ フィーリン」とやったら興ざめだ。
(ちなみに、高1の時、新宿の武蔵野館に友人とビートルズ映画3本立てを観に行った時、この曲を初めて知った。ブルーノートでシャウトするカッコよさにしびれたその瞬間、一生のビートルズとのかかわりが決定付けられた。)

better, better, better,....(Hey Jude) 「ベ
これに対し、Getting Betterでは英式に「ベター」としっかり発音する。
英式がビシっと決まるところは英式で行くという考えだろう。

同じくLet It Be.「レビー」。
なお、ある英語学者によると、日本人はむやみにtの音をrに発音しない方がいいとのこと。
アメリカ人がtがrに変化するのは自然の長い流れでそうなったのであって、最初からrの音で発音するのと発想が違うそうだ。
変化の過程でdのような音が入る感じだそうだ。

Can't buy me love.「キャント バイ ミー ラヴ」
ジョンは会話ではcan'tを「カーント」とQueen's Englishで発音していた。

では次に英式発音が印象に残る歌唱部分を拾ってみよう。

I want you.「アイ ウォンチュー」
ヨーコへの激しい愛の歌だからここは硬派英式英語で行ったわけだ。
もしこれが「ワント」と米式だったら、ハンバーガーを欲しがっているみたいだ。

You're going to lose that girl.「 ゴナ ルー ザッ ガール」
最初はちょっと違和感があったが、慣れるとこっちがいい。

では最後に正統派Queen's Englishで歌う場面を挙げよう。
The Long and Winding Roadから。
Lead me to your door.「リードゥ ミ トゥ ヨー ドーー
Will never disappear.「ウィル ネヴァー ディサピーー
...has left a pool of tears.「プル オヴ ティーーズ」

いいねえ! おごそかで奥ゆかしい。

ではまた。
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テーマ : ビートルズ関連
ジャンル : 音楽

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No title

ST Rockerさん 始めまして。
面白半分と申します。

私もビートルズファンなのですが
英式・米式の発音があるとは気にもしていなかったです。
やはり「アイヴ ガラ フィーリン」。
これでないといけませんね。

おなじbetterなのに
Hey Jude と Getting Betterでは発音が違うというのも
面白いです。
(Hey Judeはたしかに”ベラ”ですね)

楽しい記事で思わずコメント入れさせていただきました。
こんごも拝見させていただきます。

ありがとうございました

面白半分さん
はじめまして。
コメントどうもありがとうございました。
大変うれしいです。
実は私も面白半分さんのページを拝見しております。
ビートルズ全曲レビュー途中も少しずつ拝見しています。
これからも期待しています。
よろしくお願いします。
ST Rocker

故郷の訛り懐かし~。

ST Rockerさん、今晩は。

いつもながら面白い切り口ですね、彼らが英・米発音の相違を使い分けていたのは、何かの記事で読んだ記憶があって、緊急時とかに「 ヘップ・ミィ 」とか「 ゲラウロ・ヒィア 」なんて云っていたそうです。

彼らにはご承知の如く、もう一つ「 リヴァプール訛り 」もあり、発音の事だけでも面白可笑しくトピック集書けそうですよね、特にジョージなんかは顕著に現れますので、意識してヒヤリングすると興味深い英語勉強になります。

その影響なのか?私の英語'~to'はジョージの様に'ツゥ'と発音してしまう癖が身に付き、学生時代注意された事がありました。

そうですか

take10nさん
こんばんは。
いつもコメントどうもありがとうございます。
いつも読んでいただいてうれしいです。
ビートルズたちの会話にはそのような話もあるのですか。
興味深いですね。
リバプール訛りも研究し甲斐があるかもしれませんね。
また、いろんなお話聞かせてください。
ST Rocker
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Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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