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実行者と批判者

こんばんは。
日本シリーズはソフトバンクが悲願の制覇をしました。
スポーツの話題は次第に冬バージョンへと移っていきます。

さて、何をやるにしても、実行する側とそ批判する側の二手に分かれます。
顕著な例は与党対野党です。
あるいは、国対国、会社対顧客、はたまた担当者対上司などもこの関係が現れます。

今日のテーマは何故実行者の話すことが苦し紛れになるか、です。
端的な例は民主党です。
かつては野党として弁舌爽やかで自民党を批判していたのが、最近は実行側に立つと歯切れのよさがなくなっています。
一体なぜでしょうか?
今日は政策の話ではなく、ディベートの話になります。

ディベートというのは相手を言い負かすことで、それにより相手を支配したり、自分の立場を優位にしようとします。
欧米人、特にアメリカ人が強いです。アメリカは他国に対し、あるいはアメリカ人が他者に対してディベートを働き、外交やビジネス上の優位性を獲得しようとします。

以下私の考えです。
新たな物事を実行するには、ある仮説(こうすればこうなるはずだ)を立てて、それに向かって実行しつつ、その道程でその仮説を実証(ないし検証)していきます。
その仮説がなるべく正しいことを、誰しも何らかのデータや情報や考え方で補強はしますが、「絶対に正しい」とは証明できません。
そこがディベーターの狙い目です。

「あなたこんなことやって本当に**になるんですか?」
「それをやるには**を確かめないといけないのではないですか?」
「***が起ったらどうするのですか?」
・・・・・・

大抵は正論に近い批判が浴びせられ、答えがないことが多い。
そこで実行者は自信を失い、しどろもどろになるのです。

しかし、そうなったら実行者の負け。
本来実行者は多くの批判や質問に答えられなくて当たり前なのです。
なぜなら、仮説というのは「ある特定の事柄や道筋」に立脚していて、その他ものは考慮に入れていないのだから。
その道筋に則った検証に関する批判や質問ならばきちんと解があるべきだが、その他の領域に関しては、考え方だけ示して、詳細内容まで責任を負う必要はないのです。
どうしても「良心の呵責」によって相手に申し訳なってしまいます。

それを断ち切るには、実行者としては、「それは今回の検討ではやりません。」「それは知りません。」などはっきり言うべきだと思います。
「今回はこれこれこういう考えでこれをやります。」
その論旨を全面に打ち出せば、「***はやらない」という言葉にも説得性が出てくるでしょう。

本来ディベートというのは、相手が再起不能になろうが、つぶれようが、自分の利益優先の手法だと思います。
あるいは、人を指導する時に、どうしても相手が変わりそうにない場合、部分的にディベートを使うことはあり得ると思います。

しかし、本来は"same boat"(運命共同体)に乗っている我が国の政治家の方々、あるいは同じ企業の人たち、あるいは同じ業界の人たち、の中でディベートが起るのはどうもあまり幸せではないと思います。
批判は比較的簡単です。
でも全体の成果を上げるには批判の応酬はよくないと思います。
国会の議長などは名前を呼んだり、せいぜい「静粛に」というだけでなく、非建設的な批判をモディファイし、実行者からベストな回答を引き出す引導役をやってもいいのではないかと思います。
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テーマ : 考える
ジャンル : その他

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No title

こんばんは!!私も大すきなビートルズ関連から、人生、社会とうとう豊富な話題楽しみに拝見しています。私は40半ばの日系米国子会社の企業研究者なので、この話題はぐっときました。
正論に対する答え(質問者も答えがない)には、、「それは今回の検討ではやりません。」「それは知りません。」などはっきり言うべき、ですね。米国人はそうですね。
そういう所は実は日本人の方が米国人より先の段階まで考えていて(または質問者の意図を十分汲んでいて)、言いきる(開き直る)ことができず答えられなくなり、議論でイニシアチブを取られているだけで、実際にはロジカルシンキングなどという問題ではないかもしれません。ノリダー

No title

noriderさん
こんばんは。
いつも楽しみにしてくださりまたコメントをいただきまして、どうもありがとうございました。
そう言っていただきますと、大変うれしいですし、やりがいがあります。
noriderさんもビートルズ大好きで、そして米国関係のお仕事ということで、なにか親近感を感じます。
ディベートについて日本人の方がむしろ先んじている。
なるほどですね。
実行する側ももっとずるくてよいよいかもしれませんね。
ST Rocker
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Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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