FC2ブログ

GDP内訳を考えてみる。

こんばんは。

GDPを上げるにはどうしたらよいか、について最近いろいろ書かせていただいています。
GDPは国内で「発生した付加価値の総和」と定義されます。
ある物品なりサービスが、(形を変えて)次の段階に渡る時に発生する付加価値(端的には売値から仕入値を引いたもの)の総和です。
即ち、最終消費価格から最初の原料費(あるいは海外から何かを買ってそれを加工する場合はその購入費)を引いたものが、そのシリーズの中の付加価値の合計となります。

GDPを上げるには、国内で付加価値が飛躍的に増える仕組みを考えるのがまず重要ですが、GDPの内訳を知り考察を加えることも重要と思います。

内訳に関してはまだ勉強不足でして、数値をはっきり申し上げることができず、定性的な理解で申し訳ありませんが、おおよそ次のような日本の状況と思われます。

GDPの内訳の分類法としてはたいてい、一般消費、政府消費、総固定資本形成、在庫品増大、輸出...のように分けられるようです。
よく言われるところの個人消費とか、それに至るまでの企業での製品の製造とかは、一般消費に含まれると思われます。
どの国でも、基本は一般消費がGDPの中で一番割合が高いです。
そんな中、日本は一般消費の割合が他の主要国より少なく、大体6割前後のようです。

そして、日本は輸出によるGDPへの寄与は随分少なくなっています。
一方、ドイツやアジア主要国の輸出の割合は結構高いです。(韓国などはかなり高いようです。)

日本が他国より多いのが「総固定資本形成(Gross Fixed Capital Formation)」です。
これは、主に企業が新規に購入した有形または無形の資産であり、建物、機械、設備、ソフトウェアなどが該当します。
これらは当然、以前より大分減っていると思われますが、まだまだ他国に比べると高い割合という訳です。

円高による減益は個別の企業にとっては死活問題ですが、GDP全体としては比較的影響は少ないようです。
これが韓国であれば、ウォン高になればGDPに大きな影響が出るでしょう。

やはり、資本形成したもののキャッシュフローが滞り、個人のお金は貯蓄に回り、消費が増えないことが主因でしょうか。
各企業は利益確保に躍起ですが、人員や生産量を絞り込んでおり、付加価値の総和には必ずしも寄与しない他、給料は下がり続けており、そして生産を一部海外移転することにより国内での付加価値の発生が減っている、ということだと思います。

というわけで、内訳から判断する限り、取り立てて目新しい考察にはなりませんでした。
GDPだけで見れば、このまま放置してもジリ貧になるだけで、ドカンと大きく落ちるような予兆はないように見えます。

しかし、何週間か前に申しましたように、国内での貯蓄や、これまでの貿易黒字により獲得した対外的な資産により何とか財政赤字を平静に保っている、という別の問題があります。
貯蓄や対外資産が今後目減りすれば(多分するでしょう)、日本国債は次第に支持されなくなり、外国債に依存するようになっても信用度が落ちたりなど、債務不履行への危険が迫って来るでしょう。

よって、今のうちにGDP対策を打つ必要があります。
そして、GDPと財政を同時に両立する矛盾とどう対峙するのか。

今まだ日本には「お金」はあるのですから、そして「管理法」など「知恵」もあるのですから、「解」は必ずやいくつかあると信じます。

さらに余談ですが、消費税よりも付加価値税の方が合理的かもしれません。
消費税ですとコストに関係なく一律に売値から徴税します。これだとGDPとの関係が成り立たない場合もあります。
付加価値税なら発生した付加価値の何%のように徴税するので、常にGDPの何%を徴税することになり、「身の丈」の徴税ができますし、管理しやすいです。
運用は面倒でしょうけど。
スポンサーサイト



テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
コメントは本筋に沿ったものをお願いします。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
FC2カウンター
Number of visitors
リンク
RSSリンクの表示
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
最新トラックバック
QRコード
QRコード