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光より速い粒子・・・検証進む

こんばんは。
飲みに行ったりしない日の晩ごはんは玄米が中心です。
玄米は米を育てるのに必要な栄養素を全て持っているので、一つの完全食ではないでしょうか。
事実、玄米を食べるとおかずがあまり要りません。
太らないしちょうどいいですよ。

今日は早く帰れたので、Eテレの「サイエンスZERO」を観ました。とてもよい科学番組です。
今日のテーマは例の「光より速いニュートリノの観測結果の検証」でした。

昨年9月、世の中を驚愕させたイタリアの国際研究チームによるニュートリノの速度の観測結果。
もし正しいとすると物理学の根底を覆しますからね。

様々な反論や疑問が浴びせられる中、検証は着々と行われています。
今のところ、結果は覆ってはいませんが、いくつかの課題は出てきています。
また、新しい理論も現れています。

番組ではそのへんを要領よく解説していました。
簡単に紹介いたします。

実験は基本的に、スイスから山中の地下を通って730km先のイタリアまでの行程をニュートリノが走った時間を測ったところ、光より1億分の6秒速かったとのことです。
いろんな角度から再現性実験を行っていますが、ほぼ再現されているそうです。

この測定のきっかけは、博士を取り立てのスイスのベルン大学の若い女性の研究者に、教授が「こんなことやってみたら」という軽い示唆だったとのことです。
そもそもニュートリノにまつわる研究は、その振動を解析することにより、何故この世は反物質よりも物質が圧倒的主であるかの謎を解くことが主たる目的になっています。
(宇宙の始まりであるビッグバンの直後は、物質と反物質(例えば正の電荷をもつ電子)が同量存在していたはずですが、何故か現在は物質がほとんどになっています。)

これまでの常識ではニュートリノの速さは光速と同じに決まってますから、そもそもニュートリノの速さを実測しようなんて人はいなかったのです。
だから奇遇のきっかけだったわけです。

今日の番組では興味深い3つのことを挙げていました。
一つは、今回のニュートリノの速さの測定は光と一緒に「ヨーイドン」でやったのではなく、ニュートリノだけでやって光速の数値と比較しているので、何らかの疑問はぬぐえないというもの。
ニュートリノの測定はノイズなしの地下でしかできない、でも光は地下は通れない、ということで仕方ないことではあります。

次の点は、小柴先生がカミオカンデでとらまえた1987Aという超新星爆発から飛来したニュートリノは、光と同時に届いたこと。
もしイタリアの結果が正しいなら、ニュートリノの方が4年先に届かなくてはいけない。
この矛盾をどう説明するかです。

三点目は斬新な理論です。
この世の空間は「ブレーン・ワールド」と称されるようにうねうね曲がってくねって存在している。
光はそのくねった空間に沿って進むが、ニュートリノは突き抜けてショートカットで進むことができる、と。
つまり、速さは同じなのだが、経路が違うというのです。
この理論なら相対性理論を否定しなくてよいとのことです。

これらのやりとりをかのアインシュタインはお星様からどのような気持ちで眺めていることでしょうね。
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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

こんばんは。

光とニュートリノの速さ、興味深く読ませていただきました。
今まで常識と思われていたことを、あえて実験してみようと思った方はすごいと思います。

1億分の6秒の違いでもとても大きなものになるのですね。

先日のコメントへの返信
私の父は今年で63歳になります。

No title

りりーさん
こんばんは。
いつもありがとうございます。
光とニュートリノの速さの話に興味もっていただきありがとうございます。
はい、若い人の純粋な動機と探究心がそうさせたと言っていいでしょうね。そして大変大きい「1億分の6秒」だと思います。
お父様、63歳ですね。
私より8つ上ですから大先輩です。
開拓心旺盛なお父様を大事にしてください。
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ST Rocker

Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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