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意外な真実(おもしろ小話 4話)

こんばんは。
津波の話には結構ご関心をいただきまして、どうもありがとうございました。

今日は津波ほど重要な話ではありませんが、一般に思われていることが真実ではないことについて、4話ほど紹介させていただきます。

<1.雪は必ずしも寒い象徴ではない>
よく聞かれる話として「雪がたくさん降るのは寒いからだ」というのがある。
たしかに雪は「冷たい物」だからこのような話になるのも無理もない。
しかし、「寒ければ寒いほど雪がたくさん降る」というのが成り立つのは、日本海側の地域など、世界でも限られた地域でしかない。

雪というのは水が結晶化した(凍った)ものであり、地表の温度が概ね4℃以下なら雨が雪になる。
雪が多いということは、元になる水蒸気がたくさんあるということであり、気温が低いから雪が多くなるわけではない。
水蒸気がたくさんあるということは、近くの海などから水の蒸発が盛んであり、それが運ばれてくるということだ。
蒸発が盛んということは温度が高いということだ。
だから普通は、寒気団が生まれるシベリアのような大地はそもそも水分が少なく、水蒸気は生まれにくく、従って雪の量は少ない。

では何故日本海側では、寒いほど雪が多く降るかというと、
シベリアから寒くて乾いた風が日本に吹き付ける(西高東低の冬型)→海水の暖かい日本海で水が活発に蒸発し、大気中の水蒸気が多くなる。→日本の山脈に水蒸気を多量に含んだ風がぶつかり、上方に向かう。→圧力が下がるので空気に水分を含んでいられなくなり、雪となって降る。
寒いほどシベリアからの風が強くなる(冬型の気圧配置が強まる)から結果として雪が多くなるのである。
このような特殊な条件が成り立つのは世界でもそう多くない。

逆に太平洋側では、寒いほど(冬型が強まるほど)シベリアからの風は日本海側で雪を全部落としてしまい、乾燥した風が吹き付ける。だから雪は少ない。
2月後半や3月には冬型の気圧配置が弱まり、太平洋沖を低気圧が通るようになる(台湾坊主など)。
その低気圧に向かって北東の湿った風が吹くので太平洋側で雪になるのである。
だから、太平洋側の雪は春に近づいた証拠だ。
よくTVで街頭の人が「3月にもなるのに雪とはね。ああ寒っ」と言うのは間違いで、「ああ雪だ。もうすぐ春だな。」が正しいのである。

<2.風邪は寒いから引くというものではない>
「体が冷え切ってしまった。風邪を引いてしまう」。
これもよく聞く話だが、必ずしも正しくない。
風邪を引くのは風邪のウィルスが体内に入るからであり、冷えることそのもので引くのではない。
ウイルスの存在しない南極や宇宙では、どんなに寒かろうと、どんなに体力が弱っていようと、どんなに栄養失調だろうと、風邪は絶対に引かない。

我々の通常の生活空間には風邪のウイルスがうようよいるので、暖かくし、栄養を摂り、睡眠を取るのがよい。
でも、ウイルスの侵入を断ち切ることをおろそかにしては全くの片手落ちである。

風邪のウイルスは、主に口、鼻から、そしてわずかに粘膜から入る。
だから、うがい、手洗いが最も有効だ。
それと、風邪を引いた人の咳やくしゃみの飛沫を吸い込まないことや、いろんな人の触るところになるべく触れない、なども有効だ。

<3.宇宙ステーションや人工衛星の中は無重力ではない>
最近よく日本人の宇宙飛行士が無重力の様子を伝えてきたり、無重力下でのいろんな実験が行われており、実に素晴らしいことだ。
宇宙ステーションや人工衛星は地上から300~400kmの上空を周回しており、一般にはそこは「無重力地帯」と考えられている。
しかしそれは間違いであり、重力はしっかりある。
周回しているために遠心力が働き、重力と釣り合っているために、見かけ上無重力のように感じるだけだ。
だから、仮に地上100mとか1km上を周回する人工衛星があったとしたら、その中は無重力として感じる。

宇宙ステーションが回っているあたりは、大気もほとんどなく、宇宙線も地上よりずっと強いので、「宇宙空間」と言うのは間違いではない。
でも、そこは重力が随分大きいのであり、もし周回してなく止まっていたら、地球に向け真っ逆さまに落ちる。
宇宙空間だから無重力だ、という言い方は子供達に誤解を招く恐れがある。
すごい速さで回っているから無重力だ、と言った方がよい。

そういう意味では、真の無重力地帯は、地球などの天体から何十万kmも離れた宇宙空間である。

<4.年賀状1等はそう珍しいことではない>
お年玉付き年賀ハガキの1等は、6桁の数字が合わないといけないため、ものすごく(天文学的に)低い確率のような気がする。
でも、冷静に計算するとそんなに珍しいことではない。以前このブログで真剣に計算したことがあった。
詳しい結果は忘れてしまったが、ある家が一生の間に1等が当たるのは、10%くらいだった気がする。

事実として、ある地域を管轄する郵便局で、毎年1等が2件くらい出るそうだ。
だから、町内とか知り合いで1等が出る話を聞くのは珍しいことではない。
事実、うちでも1等が当たったことがあるし、知り合いが当たったこともある。

ただ、では宝くじも同様に当たるのはそう珍しくない、と考えるのは早合点だ。
年賀ハガキが当たるということを1軒全体まで考えているし、一生のうち(60年とか)に当たることを想定しているし、書く枚数も100枚などと多い。
宝くじはこのような掛け算は普通成り立たない。
逆に言えば、宝くじも掛け算が成り立つような組織的かつ継続的な買い方をすれば、随分確率が上がるということだ。
さあどうする?
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No title

おはようございます^^
すっごく興味深い記事ですね。。
じっくり考えれば当たり前の話ばかりなんですが、人間常に上っ面ばかりしか考えないのでへぇ~って感じになります。。
風邪の話がそんな感じ。。
風邪はウイルスからなるっていうのは当たり前なんですが、寒いからなると思ってる人が大半のような気がします。。
でも、南極や宇宙では風邪ひかないというのは初めて知りました。。
逆に未知のウイルスがいて訳の分かんない病気になりそうです(笑)
 
雪の話や無重力の話は勉強になりました。。
人間無知は恐ろしいね・・何でも興味を持って知るという事、大事かもしれません^^

uriboさん

こんばんは。
コメントありがとうございました。
興味もって読んでいただきうれしいです。
この4つは、一般に思われていることとは違うベスト4みたいな感じで選びました。
へぇ~っと感じていただき書いた甲斐がありました。
他にもこんなお話がないか考えてみますね。
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ST Rocker

Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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