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いよいよまとめの段階

こんばんは。

我が国の首相野田佳彦さんは歳が同じで、学校も同期、そして同じ千葉県民。
だから応援したい。
今野田さんは「命を賭けて消費税増税」と。
その気概はわからなくもない。
でも国民は混乱している。
野田さん、少し耳を貸してほしい。

今我が国において言われている主な問題を掲げるとざっと次のようである。
財政累積赤字解消(最低プライマリーバランス→プラスへ)
震災復興
少子高齢化対策
貿易黒字奪還(ないしは経常赤字防止)
地球温暖化対策
GDP回復
円高対策
基幹産業空洞化対策
若年層、派遣社員雇用回復、賃金回復
中央集権政治の見直し(道州制など)

そしてその切り札が消費税増税、というわけである。

では、野田さんに質問だが、枠組みは何?
そして、その前に「問題点」の抽出をしっかりやろう!

実は何事もまず「真の問題点は何か」を正すことが極めて重要である。
真の問題点さえしっかり抽出できたら、もはや問題は8割解決されたと同じと考える。
逆に、問題点がうまく取り出せないなら、物事は好転しない。

上で挙げた問題点らしきものは、どれも大事だし、どれも真の問題点だと思っている国民が大多数だろう。
でも、この10の問題点は全部我が国において解決するだろうか?
さもなくば、真の問題点は何だろうか?

結論を急ぐ前に、国の舵取りにおいて最も基本かつ重要な捉え方は何か。私は次のように考える。

考え方として次の2つを拝借する。
1)宇宙船地球号
2)もし世界が100人の村だったら

2つとも地球または世界で起こることや問題点の解決法において極めて理解しやすい比喩法だからだ。
そしてここから先が私のオリジナルの考えである。

私はこの2つを融合させて「我々の地球は乗組員100人を乗せた宇宙船地球号」と考える。
考え方の詳細は省略するが、大事なことを端的に言うと、この地球は宇宙船と同じように、真空の宇宙の中で生き物が生存できるための極めて高度で微妙な仕組みから成り立っていること、そしてそれは「閉じた世界」であること、そしてその内部の資源も環境もエネルギーも人的資源も「有限」であること。

もし我々が宇宙全体に住めるのであれば、人口は無限に増えていけるし、資源も無限にあるし、産業も無限に発達できるだろう。
ところが、地球という閉じた有限の環境である。だから「宇宙船地球号」だ。
この宇宙船の中の特定のある一部分、またはある特定の乗組員のみが無限に発展するなどあり得ない。
宇宙船内全体の強調を密にし、しっかり連携し、全体の約束事をしっかり管理し、おかしなことが起きないようにしないといけない。
そんな中で、ある程度の自由競争は可能だろうし、あたらしい発明により今までより合理的な仕組みができるかもしれないし、中で取引ができたりもするだろう。

ある国が発展して行く過程は、「宇宙船地球号の乗組員100人のうちの一人」の発展の様子と似ている。
宇宙船内では共通の燃料もあれば食物を栽培できる施設もある。
だが、100人の間には力関係もあり、取引もあるから、全員が平等なわけではない。

力が弱かったある一人(Aとしよう)が、何かの特別な食物栽培法を発明したとしよう。
生育がすごく早く栄養たっぷりの新種の食物だ。
それはこれまで他の人は知らなかった技術なので、Aはこっそりその技術で栄養満点の生活を送ることができるようになる。
次第にその食物を他の人に売るようになりお金が増えて行く。
さらのそのお金で別の開発もできるようになり、Aはどんどん力をつけ、発言力も増し、体も肥えて行く。
さらには、自分でその食物を栽培するのは効率が悪くなり、他人にやってもらうようになる。

Aはその後もしばらくはいろんな知恵もありお金もありだが、身のこなしは悪くなっていく。
Aの技術を受けた他の人(Bとする)は、最初はけなげにそれを作ってAに送るだけだが、次第にその技術にヒントを得て、別の品種を開発するに至る。
Aはすでにでっぷり肥ってしまいエネルギッシュさが萎えてきたが、Bはまだスリムで若いし開発力旺盛だ。
よって他の人たちはBの開発した製品を買うようになる。
Aは力の回復にあれこれ考えるが、なかなか若々しい斬新なアイデアが出てこず、自分の中年太りを維持するのにお金がかかり、そして他人に対し使うお金の使い方もイマイチ決め手がなく、目減りしてしまっている。

前置きが長くなった。
Aは言うまでもなくニッポンのことである。

このように、日本だろうと、いかなる国だろうと、この閉じた有限の世界では、永久に同じ図式で発展することなどあり得ないのである。
だから、先に挙げた10の問題点を同時に満たす状態というのは、初期の発展段階ではあり得たが、日本のような発展済みの国ではあり得ないのである。

先ほどのAの話に戻ろう。
Aは既にでっぷり肥ってしまって、自分の体を維持するのも大変だ。
新たな食物栽培技術もなかなか出てこないし、他者に対するうまい商売も力関係も発揮できていない。
これを解決するのに、他者からお金もどんどん入るし、自分の体の維持も簡単だし、かつ力ももっている状態にしよう、なんて思わないだろう。
そして、体の維持のために維持費だけ確保すればよい、なんて解決法とは言えないだろう。

消費税増税というのはAの体の維持のお金を確保するだけのこと。
Aがこれから宇宙船でどう生きていくのかを考えるのが最も大事だ。

Aは昔のように粗食でスリムになるのか、それとも今のような栄養たっぷりの食事を続けて太ったままでよいのか。
Aはこれからも他者に対してアイデアを与え続けることができるのか、それとも「普通の人」になるのか。
Aははったりを利かせて「オレはすごいんだぞ」と言って借金しまくるのか、それとも身の丈のつましい態度になるのか。
Aは着実な現金を身のそばに置くのか。それとも貸しを作ってもよいのか。
Aは積極的に他の者の品物を買ってもよいのか、それとも売りに徹するのか。
宇宙船の中の酸素は将来本当に減るのか。減らさないためにAのやることは何か。

これらが、日本(A)が世界(宇宙船地球号)の中でこれから生き抜くための最も基本的かつ重要な考え方だ。

野田さん、まずこれを国民に考えを示す必要がある。
ただし外国にはそう簡単にはわかりにくいように。
適度な外国との協調と適度な自国戦略。
そのどちらか一方でも行けない。

上の10の問題点の中で真の問題点は何か。
実はこのブログで既に語っている。
野田さん、まず考えてみてほしい。
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テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

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スッキリ分かりました

ST Rockerさんが、誰にでも分かるよう簡単に、そして鋭くまとめてくださったおかげで、私でもスッキリ、今の日本の現状と、今後の展望が理解できました。

本当に、ありがとうございました。

ST Rockerさんが、どんどん発信して、日本の方向性を定めていってほしいです。

私も、Aが宇宙船で、どう生きていくべきなのか自分なりに考えてみましたが、粗食でささやかに身の丈の生活を送っていくことが幸せだと思うのです。
ただ、今のAに、そういう選択をさせたくても、本人のプライドもあって急には無理でしょうから、できれば徐々に慎ましい生活へと転換していってほしいですが。

ちよこさん

こんばんは。
大変ご丁寧で、ありがたいコメントをいただき、すごくうれしいです。
一所懸命書いた甲斐がありました。
わかりやすいと言っていただきうれしいです。
ちよこさんも真剣に考えていただいたのですね。
身の丈の生活を送るべきである、そしてプライドもあるので徐々に。
なるほど、わかりました。
貴重なご意見だと思います。
一緒に頑張りましょう。




プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
コメントは本筋に沿ったものをお願いします。

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