FC2ブログ

お金をダムに喩えてみる

こんばんは。
思いっきりしんどいです。
辛くて切ないです。
こんな時は普段より大きなことを考えてみるに限ります。
マイナスを別のマイナスで癒すのではなく、「マイナス」+「大きなプラス」は「プラス」。
そして新たな「軸」ができるわけですから。
壮大な自己人体実験とも言えるでしょう。

では人体実験始めます。
少し前に、世界を「100人の乗組員の宇宙船」に喩え、日本はその乗組員の一人として考えると、これからの日本はどんな戦略を取るべきかを考えやすい、と書きました。
今日は一国のお金の状態を「ダム」に喩えることを提唱します。

国の経済の状況を表す尺度はいろいろあります。
例えば、財政収支、国債発行残高、GDP、通貨換算レート、貿易収支、資産、税収、政府の無駄使い、などなど。
どれもが重要な指標ではありますが、それぞれに別の切り口から見ていることの理解も重要です。
上で挙げたような指標が一斉に同じ仕組みで連動するなら、話は簡単ですが、今や経済は混沌とし、いかに全体像の戦略を作りそれを詳細に落とし込むかが国のリーダーの腕の見せ所です。

では、お金とダムの関係、お話し始めましょう。
まずは単純な仮定から始めるために、ある会社のお金の状態を1つのダムに喩えてみます。
ダムに溜まっている水、ダムに流れ混む水、ダムから流れ出る水など、全ての水はお金と考えてください。
この際、現金でも債権でも資産でもどっちでもいいです。

リッチなダムとはもちろん水が一杯たまっている大きいダムです。
現金ないしはそれに換わる物がたくさんある方がよいのはもちろんです。
しかし、ダムへの水の出入りのバランスが、出が超過であれば、ダムの水位は徐々に下がり、いつかは枯渇してしまうかもしれません。

水の出というのはお金を使うことです。浪費も含まれます。
水の入りというのは、よそからお金を投資してもらったり借りたりすることです。
自分で稼ぐお金は、ダムの底からの湧き水としましょう。

非常に安定したダムあるいはできてまもないダムにおいては、水をどう張るかは異論のないところでありやり方は決まっているでしょう。
しかし不安定なダム(今の我が国のような)ならば、ダムの貯水量だけ、あるいは水位だけ、またあるいはそれらの増減だけを見て状況判断と今後の対策は取れないでしょう。
あるいはまた、水の入りと出の差、またはそれらの増減だけを見ても同様に判断と対策は取れないでしょう。

水の入り、出、湧き水の現在の質と量、そしてそれらの過去からの経緯をよく分析し、それの何が問題点なのかを抽出し、総合判断と個別判断、さらにそれらの対策を取らないといけません。
決して一つの切り口だけを見てどうするという議論にはならないはずです。対策も一通りあるいは一次元的なものとは限らないと思います。
そして、将来的によく持っていくのには、一時的なマイナスは許容もする必要もあるかもしれません。
例えば、水の出と入りのそれぞれ5年後の流速目標値を設定したとして、そこに至るための道筋としてダムの水位は2.3年はさらに減りその後上昇するようなシナリオが必要かもしれません。

ダムでは借金をうまく表せませんが、ダムにある水のどれほどを返さなくてはいけない、のようなことを想像してください。

以上のように立体的に見て考えないと、お金の溜まりと流れの判断と対策は取れないということに同意していただけると思います。
ダムの比喩にもご賛同いただければ幸いです。

では次に我が国全体のお金の状態をダムに喩えてみましょう。
今度は単純なダムの構造で論ずるのは難しくなります。

ダムが縦方向に仕切りでいくつかに区切られている状態を想像してください。(専門的には「並列」と呼びます。)
それぞれの区割りに対し水の入りと出と湧き水があり、その一つひとつもダムの格好をしています。
しかしこれらの区割りは並んでいて、互いに水門を時々開閉させることにより水の融通ができるようになっています。
全部の区割りの状態は違うのですが、「ある関係」により全体が一つの大きなダムのようにも振舞っています。

区割りは全部で5つくらいあって、それぞれ、政府、民間会社、公共法人、個人などど仮定します。
それぞれの器の大きさを表現するのは難しいですが、まあ、えいやでコンパラと思ってください。

今よく言われるのが政府の国債発行残高が1,000兆円に達し、えらいこっちゃ、ギリシャの二の舞か、国家破産か、などと騒がれます。
そしてそれを救う唯一の方法が消費税増税だ、というような論調もあります。
先ほどのダムの水のたまりと流れの理解から、このような単次元的な議論はほとんど意味がないことにご賛同いただけると思います。

例えば、「政府」の区割りダムに流れ込む水(借金)は確かに毎年増え続けていて、将来返さないといけませんが、
反面ダムに水が一杯たまっているし、政府以外の区割りダムの水位や水の流れがどうなっているのかを分析しないと、政府のところだけで考えても判断できませんよね。(実は他の区割りには水が一杯たまっている。)
さらには、政府以外の区割りがどういう質で水の出入りをしているのかも判断のための大きな情報になります。

消費税増税というのは、政府の区割りダムへの水門を少し開くことです。
全体をよく判断してから開かないと意味のないことになりかねませんね。
どこかでジャジャ漏れになっているところはないか、湧き水を有効に溜めてあるか、間違った水門を開けていないか、も大変重要なチェック項目です。
全て万端よし、というステージまで改良したところで、消費税増税の水門を開け、間違っても逆流など起きないようにしたいものです。

なお、電池もダムに喩えると電圧と電流と容量の関係がわかりやすいと思います。

これにて人体実験終わりです。
確かに意識高揚しました。
スポンサーサイト



テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
コメントは本筋に沿ったものをお願いします。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
FC2カウンター
Number of visitors
リンク
RSSリンクの表示
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
最新トラックバック
QRコード
QRコード