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桁で考えよう

みなさまこんばんは。
今日は大事な話なのですが、忙しいので短めで失礼します。(ほんとはしっかり書きたいですが。)

世の中の基本的なことを考える上で極めて大事なことは「ゼロとは何か?」をしっかり考えることです。
原発問題がいい例なので考えてみましょう。
大飯でも浜岡でもよく言われるのが、「福島で起こったようなことが大飯や浜岡ではゼロなのか?」「ゼロでないなら決してやるべきではないのでは?」

そもそも現象には「ゼロ」はないのです。
よく「福島の事態(地震や津波や電源喪失の最悪の連鎖等)は想定外だった」と言われます。
ゼロの予測だったのにあり得ないことが起きた、のだと。

違うのです。最初からゼロではなかった。極めて低い確率ではあったがゼロではなかった。
事前にもっときちんと確率を計算しておくべきだったのです。
その計算とは、震度7以上の地震が起きる確率、10m以上の津波が起こる確率、電源が止まる確率・・・のように、各事象の確率をしっかり見積もった後にその掛け算により計算されます。
だから、福島第一のあの事故が2010年から2020年の間に起こる確率は、1/1000か1/10000かは知りませんが、そういったレベルの「起こらない方がずっと大きい確率ではあったがゼロではない数であったはずです。
今からでも遅くないのでこの数を計算しておくべきです。

それで、大飯、浜岡あるいは他の原発において向こう10年間に福島並みの深刻な事故が起きる確率を計算します。
その場所場所や設備のファクターが違うので計算は簡単ではありませんが、可能な限り正確な計算をします。

その確率の桁が福島の計算結果と同じ桁になったら、少なくともその原発の運転はやめるべきでしょう。
運転が可能とするにはどの「桁」ならOKと考えるか?
政府はそういう考え方をすべきであり、国民に対してもよく説明して合意のプロセスを経るべきでしょう。

「ゼロ」というのは観念的な議論しかできません。
「お金がゼロになった」などの人為的な足し算の世界ではゼロはありです。
でも自然現象というか物理現象は掛け算の世界なので基本はゼロはないのです。

我々理系出身者の責務は、自分の専門のことばかりやるのではなく、世の中の大事な考え方をリードすべきだと思います。

なおこのブログは政策そのものを訴えるのではなく、考え方を提案するブログです。
よろしくお願いします。
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こんにちは~♪

いつもコメントいただいてありがとうございます

「原発」について思うことは(自分のところでもちょっと書きましたが)
「何かが起きる確率」よりも「いざとなったらだれも止められない現実」
の方が大事な話だと思うんですが…

少なくとも「なにがおこっても止められる」ってことが出来るようになってから使う
ってことではダメだったのかなぁ…
(これからもですが…)



陽陽陽さん

こんばんは。
どういたしまして。
ようこそいらっしゃいました。
とても大事なコメントをどうもありがとうございました。
私としてこの点、すごく重要ですし、昨日の記事では十分に書けませんでしたので、今日後で「その2」と題して書かせていただきます。
若干反論めいた書き方に思われるかもしれませんが、
決して反論ではなく、「確率論の新しい発見」のようなお気持ちで楽しんで読んでいただければ、きっとご賛同いただけるのではないか、と信じます。
陽陽陽さんのおっしゃることの否定ではなく、新たな領域への拡張です。
よろしくお願いします。
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ST Rocker

Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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