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木を見るか森を見るか

みなさまこんばんは。
今年の9月はいつもの8月のようです。
秋は本当に来るんでしょうか?

弊ブログでは原発の問題は敢えてあまり掲げていません。
本当は書きたいことは一杯あるのですが、書き出すとそれだけでボリュームが多すぎることになりそうだからです。
今日は少しだけ。

原発はクリーンでコストが安いと昔から言われてきたけど、実は発電所の建設、ウランの精製、アセスメント、維持管理、安全確保、廃棄物の処理等、オール込みでは実はコストの高い発電方法であったと思います。
現代においてコストが高いというのはほぼ、「石油をより多く使う」というのと同義語だと思います。
だから、原発も見えないところで石油を一杯使っていたと言えるでしょう。
オーバーオールで他の発電方式とどっちが石油を使うのかの比較をすべきでした。

では、原発発電所とその周辺システムができてしまっている今となっては、これから先コストと石油の総使用量(付帯設備も含め)はどうなのかと、福島の事故の原因の本質的解明と、現存原発発電所のリスク評価はどうなのか、でしょうね。
類似の理由で、自然エネルギー利用の発電方式も実は石油を使うことになるので(係る資材の移動のためのガソリンとか諸々を含めて)、単純な火力発電と比べてコストと石油使用量はどうなのか、の比較が肝要であると思います。

では、今日のお題は「木を見るか森を見るか」です。
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昔からミクロの視点として「木」、マクロの視点として「森」が比喩される。
「森を見ずして木を見る」とかその逆が人の見方の評価として言われる。
人の立場にもよるけれど、一般的には両方をバランスよく見るのがよいのではないだろうか。

日本の戦後から今に至る学校の教育は「減点方式」が主だった。だから間違いをなくすことが重視された。
一つ一つの木をくなまく、そしてすごい勢いで見て、間違いをなくす、というものが主だった。

私も含め日本の技術者としてはこの手の木を見がちな人が多かった。今でも多いだろう。
もし、森の大きさが一人の人間で全部回りきれるくらいなら、木を1本1本見て行くのもいいだろう。
例えば、昔はネットも携帯もないし、もっと昔はコピー機もなかった。本の数も随分少なかった。
図書館に行き、専門書を手書きで写すのだ。

ものすごいパワーの人はこの方式でほぼ全部見切れてしまった。
だから、木を見る作業をやった程度が大きい人ほどその専門の目標に近づいたのだ。

では今はどうだろう。
情報の洪水になってしまった。
ネットや携帯で容易に調べられるが、それ以上に情報量が爆発的に増えた。
森の大きさも圧倒的に大きくなったし、森の数も圧倒的に増えた。
しかも、森の中には意味のない木も一杯あるし、森自体が意味のないものも出てきた。

では研究者は何を見ればよいのか。
これは現代の大問題である。

木を1本1本見ていては追いつかなくなった時、その人は次第に木を取捨選択するようにならざるを得ない。
この時の選ぶ基準と感覚がものすごく重要だ。
おそらくは、1本1本全部見ることに突き進んで、もがいて行き、ついには何かを泣く泣く手放さざるを得ない、と行った境地で鍛えられることだろう。

まずは、ある一つの森で、自分のキャパより少し大きい森に取り組んで、やむなく何かを捨てる感覚を身に付けよう。

いつまでも一つの同じ森ばかりを検証していたら、その人間に成長はない。
だから、次の森、そしてその次の森ということで、少しずつ同時並行して検証していく。

だが、どの森も同じように検証していては埒があかない。あっと言う間に時間が過ぎてしまうだろう。
そこで、ある森では賭けに出てみる。
少ない木の検証で結論めいたことを考えてみる。
そして時々痛い目に遭う。
その失敗の結果を他の森にフィードバックする。

そうこうするうちに、森の種類によって、さらっと流して検討すべきか、絨毯爆撃的に検討すべきか、のセンスが付いてくる。

そしていつしか、森や木を検証するだけでなく、森や木を自分が作る番になる。
独りよがりの森や木でなく、人さまの役に立つ森や木だ。
そしてそれが大きいならなおよい。

それこそが研究者の生きる道だと考える。
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初めまして

昨日はおいでいただいた上に嬉しいコメントまで♪
お蔭で、私もこうやってコメントをさせていただく勇気ももらえました。
ありがとうございます☆

それから・・・後ればせながら


「お誕生日おめでとうございます♪」

ST Rockerさんの元に、幸せいっぱい舞い降りますように。。☆


実は誕生日近いです^^しかも同じB型!(笑)
ということで(笑)これからもどうぞ宜しくお願いたします。


(あっ。記事に関係ないことばかりで失礼いたしました汗)



ももこさん

こんばんは。
コメントありがとうございました。
私の方も大したコメントですみません。
ももこさんもB型ですか。
B型って迫害されたますけど、頑張りましょうね。
誕生日のお祝いの言葉もありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
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ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
コメントは本筋に沿ったものをお願いします。

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