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病気のこと

みなさまこんばんは。
今日はしっかり雨が降りましたね。そしてかなり涼しかったです。
昨日は訪問いただいた方の人数がブログ開設以来最大になりました。
心より御礼申し上げます。
まさにみなさまに支えられてブログがここまで来られました。
FC2の会員さんでない方々も随分来ていただき感謝です。
そうした方々も是非コメントいただければと思います。

昨日は私の病気のことで随分お気遣いと励ましのお言葉をいただき、とてもありがたく思いました。
今日は人生論と若干の科学を交えて私の昨年の病気のことを語ってみます。

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私の病気は、ご想像の通りがんです。
でも私は世界一陽気ながん患者だと思っています。
しかも私のがんはそれほど初期でもありませんでした。

今から12年前に母ががんで突然他界しました。
私を含む家族が急にカンファレンスルームに呼ばれ「長くてあと半年」と告げられました。
もう完全な末期で治療は全く望めないため、どのような方法を取るかは家族で決めてくれ、と言われました。
我々家族は全くうろたえるばかりで、なぜこのような悲劇が自分たちを襲うのかの理解ができないまま、最良の方法を考えました。
当時はまだ告知は一般的ではありませんでした。母にがんのことを隠す方法もあったのです。
でも、1日でも多く生きてほしかったため、免疫療法を取ることを考え、そのことを理解してもらい、場合によっては完治するかもしれないから、と母にがんを告げました。
結果母は、4ヶ月後に亡くなりました。

当時私は博士論文をある大学に対し提出しようとしていましたが、実質は全く絶望的でした。
でも、母に対し「母さん、**大学から学位をもらったよ」と嘘を付きました。
人生最大の嘘です。
母は心から喜んでくれました。
これで私は何としても学位を取らざるを得なくなったのでした。
それがなかったら、学位はギブアップしていたかもしれません。

先日母の妹である叔母が亡くなった際に、母の愛していた妹だからこそ、何としても私が葬儀も後の手続きもやろうと決めたのでした。

前置きが長くなりましたけど、思ったのは、
がんはいつ自分に来るかもわからないから、自分に「あと**か月」が告げられた日を想定して、私のメンタルトレーニングが始まったのです。
基本は、いつ死んでも後悔しないように、やりたいことはやっておく。
私がとても多くのことをやっている理由の一つはこれです。
それと、自分ががんにかかったら、どんな治療法を取るかしっかり決めておくこともその時、心に決めました。
2000年当時はがんの治療を巡っては多くの論争がありました。
有名な慶応大・近藤誠先生の「患者よがんと闘うな」では、がんは手術してもしなくても結果は全く同じ、手術する分だけリスクが増える、という説は驚がく的でした。

今日はこのことについては、詳細は書きませんが、確かに難しいがんではそのような側面もあります。
でもそうではないがんもあります。
要は、がんの種類、ステージ、状況等によって最適な治療法は異なります。
そういったことをしっかり勉強しようと思い、そうしてきました。

実は、がんそのものは病気とも言えない側面があります。
なぜなら、がんはもともと動物の正常細胞として認知されるはずでした。
しかしあまりに増殖が速すぎて動物そのものがもたない。
だから、泣く泣く今の正常細胞に取って代わられたのでした。

がん細胞はウイルスみたいに明らかな外敵ではありません。
正常細胞と同居して力関係を競っている「仲」です。
実は健康な人の体内に誰でもがん細胞はできては消えできては消えしています。
その消すメカニズムはものすごく複雑です。

がんが発症するのは、その平衡がほんのわずか崩れた結果です。
がんの原因としてストレス、食べ物、たばこ、放射線、発がん物質等が挙げられています。
でもそのどれもが一因ではありますが、それを浴びせたからといってすぐにがんになるわけではありません。
がんの発症はこれらが非常に複雑に絡み合って、上記の平衡を崩すことによります。
単にたばこを吸ったから肺がんになる、ような単純なものではありません。

だから、がんにならないために**をしようと言っても、そんなに単純ではないので、コントロールできるものではありません。
ただ、最近報道されているような印刷用の特殊な溶剤と胆管がんとの相関のような、特殊な例はあります。

食べ物とか生活習慣を極度に抑えることによってがんにならない、と考えるのはあまり現実的ではありまえん。
それよりはがんになったらどうしようか、ということを考えておいた方がよいでしょう。

今や日本人の2人に1人ががんにかかります。
これをどう考えるかは性急に結論を急ぐべきではありません。
ただ、別の病気が減った分だけがんにかかりやすい、という側面はあるようです。

極度なストレスは抑え、暴飲暴食は習慣にしないことくらいの生活態度でよいと思います。
がんは細胞としての主役の座を得ようと虎視眈々と考えていますから、誰にでも発症しうるものと考えておく方がいいでしょう。
必要以上に忌み嫌わず、したたかに対峙する、ようなセンスで臨むのがよいでしょう。

がんは転移したりとか基幹細胞(女王アリのような存在)の仕組みがあり、下手に手術したり抗がん治療をするとかえって智恵を発揮するしたたか者です。
そうしたことを経験的に鎮める技をもったスーパードクターもいます。
私はそんなお医者さんに手術をお願いしました。
お互い理科系ですから、データベースのいろんなディスカッションをしました。

そんな彼も言いました。
「手術してもし腹膜に転移しているのがわかった場合、助かりません」と。
私は、少ないながらもその確率を受け入れ、半年以内で死ぬ場合のシミュレーションもせざるを得ませんでした。
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テーマ : よく生きる
ジャンル : ライフ

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こんにちは

ご病気のこと、
いろいろとお辛かったですね。
と一言では言えないほど、
壮絶な闘いをされてきたことでしょう。
お心、察しいたします。

同じ病気で親と別れを経験したので
改めていろんな事を考えさせられました。

ST Rockerが今こうやってブログを綴っていること、
こうやって集まって来られる皆さんがいること、
それらが生きる力となって、
ST Rockerの毎日がこれからますます
楽しいことに包まれますよう、願っています。

ももこさん

こんばんは。
大変ご丁寧なコメントをいただきどうもありがとうございました。
ももこさんの親御さんも同じ病気でしたか。
それはどんなにお辛かったかお察しします。
まだお若かったのでしょうね。
がんに関することは今日も書きましたのでよろしかったらご参考にされてください。
また私のブログのこともお言葉ありがとうございした。
皆さまにお世話になってこそのブログです。
これからもよろしくお願いします。
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ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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