ニッポンの気候はよい気候?
みなさまこんばんは。
今日から暖かくなりましたね。
でもとても風が強かったですね。
では、みなさまへ質問です。
ニッポンは気候のよい国だと思いますか?
今日から暖かくなりましたね。
でもとても風が強かったですね。
では、みなさまへ質問です。
ニッポンは気候のよい国だと思いますか?
------------------------
私の意見はNoです。
では、私の意見を述べさせていただきます。
私はアウトドアの趣味をいっぱい持っているので、天気のよしあしは人一倍関心がある。
年間を通して、晴天で風もなく爽やかですがすがしい気候というのは本当に珍しい。
ほとんどないと言ってもいい。
私が以前よく行っていたサンフランシスコはその点、年間のほとんどが素晴らしい気候である。
日本では年間を通じたいてい何らかの気候上の問題がある。
GWあたりが唯一安定したよい気候のシーズンである。
日本は温帯に属す。
そして、ものすごく暑くも寒くもない。(注:北海道の一部はものすごく寒い。)
そして、砂漠とか氷の国でもない。
日本は「豊葦原」と言われるように豊かで実りの多い土地である。
しかし、主な先進国と比較すると、日本の気候はかなり厳しいと言わざるを得ない。
まずは、「ニッポンは厳しい気候」と考える理由を下記しよう。
1.雨がとても多い。
2.風の日が多い。
3.夏がものすごく蒸し暑い。
4.世界的にも稀に見る豪雪地帯である(日本海側)。
5.台風や停滞前線によるものすご豪雨が多い。
6.台風や爆弾低気圧によるすごい風の被害が多い。
7.地震が多い。(地震を天災と考えるなら)
では、具体的に論旨を展開して行こう。
日本を取り巻く広域のアジア地域をまず考えてみよう。
モンゴルとかシベリアの大陸地域には大陸性の高気圧が大規模に存在する。
言わば寒くて乾燥した高気圧勢力だ。
一方、太平洋には海洋性の高気圧が大規模に存在する。
言わば暖かくて湿った高気圧勢力だ。「小笠原高気圧」と称する。
日本列島はまさにこの2つのメジャーな高気圧勢力の狭間に位置する。
いわば「はざかい領域」だ。
英語で言うと「Frontier(フロンティア) Regiron」だ。
高気圧の下の場所は基本的に天気はいい。晴れるのだ。
でも、異種の高気圧のはざかい領域というのは、「前線」が発生し、場合により低気圧が発生し、天気が悪くなる。
大陸性高気圧は冷たいので比重が重く、小笠原高気圧は暖かいので比重が軽い。
この異種の高気圧が接すると前線や低気圧が発生しやすくなる。
日本列島は基本的にこの2種の異種の高気圧のはざかい領域に位置し、日本の上に前線や低気圧が発生しやすい、というのがまず日本という場所が天気があまりよくない理由の根幹をなすものなのである。
地球の北半球の中緯度領域では偏西風が吹いているので、日本列島の上空には前線や低気圧が西から進んで来る構図になっている。
だから、そもそも日本は雨風が基本的に多い構図になっている。
前線や低気圧が多いのだから、当然風が強くなる機会も多い。
日本の降雨量は年間を通じて多過ぎる。
日本のたいていの場所では、瀬戸内のような場所を除いては年間1,400mm以上のような多雨だ。
尾鷲のように年間4,000mm以上の場所もある。
欧米では年間1,000mmも行けば多い方だ。
日本では雨により何かのイヴェントが中止になる確率が多すぎる。
大陸性高気圧と小笠原高気圧は、冬か夏かで勢力を強めたり弱めたりする。
これら2つの勢力はとても強い。
冬は大陸性高気圧が優先になり日本付近に張り出し寒気団がやってくる。
西高東低の気圧配置になるので、つよい北西の季節風が吹く。
このおかげで、日本海側では豪雪になり、太平洋側では乾燥した天気が続く。
夏は小笠原高気圧が優先になり日本に張り出す。
このおかげで南から熱くて湿った空気が送られてくるので、日本の夏は世界的にも厳しい高温多湿になる。
2つの高気圧が拮抗するのが梅雨前線であり、秋雨前線である。
この時期は連続した降雨になるほか、時として前線が活発化し、甚大な豪雨をもたらすのである。
そして顕著なのが台風の存在である。
これは敢えて言うまでもない。
甚大な風雨の災害を日本にもたらすのである。
台風だけではなく、いわゆる爆弾低気圧と称する風の被害も大きいのである。
日本は一応温帯に属すので、ものすごい極端な暑さ寒さはない。
でも、上記したように、気象的な厳しさが大変多い。
状況を総合勘案すれば、日本は気候的によい気候とは言えないことに同意いただけよう。
ヨーロッパはそれなりに寒いが、夏は基本的にベストシーズンである。
アメリカの東海岸は日本に似た気候の部分もありハリケーンもたまに来るが、全体的に日本ほど厳しくない。
ある韓国人の友人にかつて質問したことがある。
「君の国の一番の天災は何?」
しばらく考えてから友人曰く。「そうだね、台風かな?」
「何?台風? だって韓国なんて台風はほとんど行かないじゃない。」
そしてまたしばらく友人考える。
「でも、台風なんだよな。」
韓国は冬はものすごく冷え込む。
ソウルでも-10℃程度は当たり前。
でも雪は稀。(注:平昌とか冬のソナタのロケ地は特別。)
たしかに、韓国は地震はゼロだし、蒸し暑さも日本ほどではないし、豪雪もないし、豪雨や突風もそれほどない。
冬の寒さもオンドル(床暖房)でバッチリだから、大したことはないだろう。
ならば、最大の天災は台風というのもうなづける。
なんともうらやましい。
逆に言うと、日本はこれだけの厳しい気象状況に打ち克って繁栄してきていると言える。
気象の大きな変化があるからこそ豊かな土地柄とも言えよう。
自信を持とう!
私の意見はNoです。
では、私の意見を述べさせていただきます。
私はアウトドアの趣味をいっぱい持っているので、天気のよしあしは人一倍関心がある。
年間を通して、晴天で風もなく爽やかですがすがしい気候というのは本当に珍しい。
ほとんどないと言ってもいい。
私が以前よく行っていたサンフランシスコはその点、年間のほとんどが素晴らしい気候である。
日本では年間を通じたいてい何らかの気候上の問題がある。
GWあたりが唯一安定したよい気候のシーズンである。
日本は温帯に属す。
そして、ものすごく暑くも寒くもない。(注:北海道の一部はものすごく寒い。)
そして、砂漠とか氷の国でもない。
日本は「豊葦原」と言われるように豊かで実りの多い土地である。
しかし、主な先進国と比較すると、日本の気候はかなり厳しいと言わざるを得ない。
まずは、「ニッポンは厳しい気候」と考える理由を下記しよう。
1.雨がとても多い。
2.風の日が多い。
3.夏がものすごく蒸し暑い。
4.世界的にも稀に見る豪雪地帯である(日本海側)。
5.台風や停滞前線によるものすご豪雨が多い。
6.台風や爆弾低気圧によるすごい風の被害が多い。
7.地震が多い。(地震を天災と考えるなら)
では、具体的に論旨を展開して行こう。
日本を取り巻く広域のアジア地域をまず考えてみよう。
モンゴルとかシベリアの大陸地域には大陸性の高気圧が大規模に存在する。
言わば寒くて乾燥した高気圧勢力だ。
一方、太平洋には海洋性の高気圧が大規模に存在する。
言わば暖かくて湿った高気圧勢力だ。「小笠原高気圧」と称する。
日本列島はまさにこの2つのメジャーな高気圧勢力の狭間に位置する。
いわば「はざかい領域」だ。
英語で言うと「Frontier(フロンティア) Regiron」だ。
高気圧の下の場所は基本的に天気はいい。晴れるのだ。
でも、異種の高気圧のはざかい領域というのは、「前線」が発生し、場合により低気圧が発生し、天気が悪くなる。
大陸性高気圧は冷たいので比重が重く、小笠原高気圧は暖かいので比重が軽い。
この異種の高気圧が接すると前線や低気圧が発生しやすくなる。
日本列島は基本的にこの2種の異種の高気圧のはざかい領域に位置し、日本の上に前線や低気圧が発生しやすい、というのがまず日本という場所が天気があまりよくない理由の根幹をなすものなのである。
地球の北半球の中緯度領域では偏西風が吹いているので、日本列島の上空には前線や低気圧が西から進んで来る構図になっている。
だから、そもそも日本は雨風が基本的に多い構図になっている。
前線や低気圧が多いのだから、当然風が強くなる機会も多い。
日本の降雨量は年間を通じて多過ぎる。
日本のたいていの場所では、瀬戸内のような場所を除いては年間1,400mm以上のような多雨だ。
尾鷲のように年間4,000mm以上の場所もある。
欧米では年間1,000mmも行けば多い方だ。
日本では雨により何かのイヴェントが中止になる確率が多すぎる。
大陸性高気圧と小笠原高気圧は、冬か夏かで勢力を強めたり弱めたりする。
これら2つの勢力はとても強い。
冬は大陸性高気圧が優先になり日本付近に張り出し寒気団がやってくる。
西高東低の気圧配置になるので、つよい北西の季節風が吹く。
このおかげで、日本海側では豪雪になり、太平洋側では乾燥した天気が続く。
夏は小笠原高気圧が優先になり日本に張り出す。
このおかげで南から熱くて湿った空気が送られてくるので、日本の夏は世界的にも厳しい高温多湿になる。
2つの高気圧が拮抗するのが梅雨前線であり、秋雨前線である。
この時期は連続した降雨になるほか、時として前線が活発化し、甚大な豪雨をもたらすのである。
そして顕著なのが台風の存在である。
これは敢えて言うまでもない。
甚大な風雨の災害を日本にもたらすのである。
台風だけではなく、いわゆる爆弾低気圧と称する風の被害も大きいのである。
日本は一応温帯に属すので、ものすごい極端な暑さ寒さはない。
でも、上記したように、気象的な厳しさが大変多い。
状況を総合勘案すれば、日本は気候的によい気候とは言えないことに同意いただけよう。
ヨーロッパはそれなりに寒いが、夏は基本的にベストシーズンである。
アメリカの東海岸は日本に似た気候の部分もありハリケーンもたまに来るが、全体的に日本ほど厳しくない。
ある韓国人の友人にかつて質問したことがある。
「君の国の一番の天災は何?」
しばらく考えてから友人曰く。「そうだね、台風かな?」
「何?台風? だって韓国なんて台風はほとんど行かないじゃない。」
そしてまたしばらく友人考える。
「でも、台風なんだよな。」
韓国は冬はものすごく冷え込む。
ソウルでも-10℃程度は当たり前。
でも雪は稀。(注:平昌とか冬のソナタのロケ地は特別。)
たしかに、韓国は地震はゼロだし、蒸し暑さも日本ほどではないし、豪雪もないし、豪雨や突風もそれほどない。
冬の寒さもオンドル(床暖房)でバッチリだから、大したことはないだろう。
ならば、最大の天災は台風というのもうなづける。
なんともうらやましい。
逆に言うと、日本はこれだけの厳しい気象状況に打ち克って繁栄してきていると言える。
気象の大きな変化があるからこそ豊かな土地柄とも言えよう。
自信を持とう!
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