不朽の名作「2001年宇宙の旅」

みなさまこんばんは。
お盆の入りいかがお過ごしでしょうか?
関東は昨日よりは暑さは和らいでいます。みなさまのところはいかがでしょうか?

今日は山で厳しいトレーニングをしました。その模様は次回の記事で。
今日は不朽の名作映画を観ました。
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SFの不朽の名作とされる、アーサー・C・クラーク原作、スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」(2001: A Space Odyssey)を観ました。
1968年の英米合作で、配給会社はMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)です。

この映画は一応SFの範疇に入りますが、一般にSFという言葉から受けるイメージをはるかに超越した概念的なテーマが描かれています。
SFというとスターウォーズとか宇宙戦艦ヤマトなどを思い浮かべます。
あのような娯楽的な創作もとても楽しいですが、この"2001"はあくまで現実世界をベースにして宇宙や人類の誕生の謎に迫り、それを映像・音楽の両面で見事に表現します。
最後に多少の創造的シーンがありますが、それ以外は現実ベースです。

僭越ながら私のこのブログで述べさせていただいているような、宇宙の謎や相対性理論の謎、そして人間はなぜどのように存在しているのか、などをクラークはイメージし、それをキューブリックが見事に描いているように思えます。

音楽は全てがクラシックを用いていることがすごいです。
主な2曲は、ヨハン・シュトラウス2世の美しく青きドナウ(An der schönen blauen Donau)とリヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」(Also sprach Zarathustra)です。
演奏はカラヤン指揮ウィーン・フィルです。

この2曲をはじめ全ての曲が映像と絶妙にマッチしています。あたかもこのために作曲されたかのようです。
美しく青きドナウは本来は川の優雅な流れを題材にしたものですが、この映画では漆黒の宇宙に舞う宇宙船がこの曲に導かれて回転しているかのようです。
私はこの曲をこの映画のおかげですっかり好きになり、ついにはピアノで弾くまでになったほどです。1978年に初めて観た時のことです。

この映画はアポロが初めて月に着陸する1年前にできました。
そんなに古い製作なのに、映画に現れる技術には目を見張ります。
宇宙ステーションの作りや機能、遠心力で重力を得る方法や、通信方法その他細部に渡り、あまりに先見の明があるとしか言いようがありません。
宇宙ステーションには研究者などが頻繁に行き来し、月には基地がありそこへの行き来のための手段も確立しています。
1968年の時点で2001年の姿をあのように描いたわけですが、残念ながら現実は未だにあそこまで達していません。
いや、やろうと思えばできたはずです。でも世界はそこまで宇宙開発を加速させませんでした。
月の基地の中の会議室のシーンがあり、地球と同じ程度の重力が描かれています。特に重力発生の機構は描かれていませんでした。その部分だけは「それでカンベンして」でしょうね。

物語は、謎のパワーを発する物体の存在の解明に向かう特命部隊とコンピューターの反乱、そして人間の誕生の謎に迫る超体験へと進んで行きます。
抽象的でややわかりにくい部分もこの映画にはあります。その部分そのものも優れた芸術なのかどうなのか、は観た人の感性によるでしょう。
それはピカソやジョン・レノンやオノ・ヨーコが表現したこととも似ているでしょう。

今日借りたDVDは本物の映画を忠実にコピーしてありました。
70mmフィルムというのは今の新型TVをもってしてもまだ上下を余らせるほどの横長なんですね。
部屋を暗くして観ました。初めて1978年に有楽町の大劇場に観に行ったあの感覚を思い出しました。
最初の5分くらい少しの楽器が鳴るだけで真っ暗なこととか、途中で休憩が入るところなどもあの時と同じでした。

みなさまも是非観てください。
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テーマ : SF映画
ジャンル : 映画

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No title

TVで放映された際(30年位前)観ましたが
途中、登場人物の顔がアップになるシーン(何かに驚く場面?)
で無性に怖くなりTVを消して布団にもぐりこみました。

そんなわけで結末を知らないまま
今に至っています。


***************
That would be something
・・・なるほどプレスリーなんですね。
それが思い出せないままでした!

面白半分さん

おはようございます。
暑さは少しはおさまってきたようにも感じますが、いかがお過ごしですか?
30年前にTVでご覧になったのですね。
驚く顔ですか、最後のシーンかもしれませんね。

That Would Be Somethingのプレスリーというのはあくまで僕の感じ方ですけど、多分プレスリーを意識はしているように思えます。
面白半分さんもそのように感じられますか?

いまだに謎だらけです

小学生の頃、ロードショーを見た友人達が、興奮して話すので、
親にねだって、「華氏451」との2本立てを、観に行きました。

先に「華氏」を見たので、肝心の「「2001年」が始まっても、
頭の整理はつかないままで、何がなんだか、わからない状態。

猿が暴れたかと思うと、ロケット旅行中にペンが浮かんでる、
さかさに歩くパイロットに、ロボットでなく話すコンピューター、
宙に浮かぶ赤ちゃんまで出てきて、ストーリーは追えないし、
キャプテンウルトラを想像していたのとは、大違いでした。

平成の前後だったか、年末年始特番で、夜中に再放送して、
ビデオ録画して、じっくり見ましたが、それでも、わからなくて、
原作(?)小説を読んでも、わかったような、わからないような。

原題は、ホメーロスの「オデュッセイア」を意味するようでして、
ジョイス「ユリシーズ」もからんで、ますます難解となります。

ギターマジシャンさん

おはようございます。
夏休みはいかがお過ごしですか?
ギターマジシャンさんはもしかしてこの映画を最初の公開ロードショーで観られたのですか? すごいことですね。
僕が観たのは1978年のリバイバル上映の時でした。
おっしゃるように、「わからない映画」というのが皆の共通した印象だったと思います。その後自分なりの解釈を得てからはあまり悩まなくなりましたが。
記事でも書きましたが、敢えてわからない部分を芸術として残している気もします。
科学と映像と音楽だけでもかなり優れた作品だと思います。
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
ご気楽にコメントください。

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