死語の特集(第1弾)
みなさまこんばんは。
今日はとてもよい天気でしたね。涼しかったですし。
いかがお過ごしですか?
さてお待ちかねの死語の特集を始めます。
一気に書き過ぎると続かないのでぼちぼちやって行きます。
まずは日常の言葉から。
今日はとてもよい天気でしたね。涼しかったですし。
いかがお過ごしですか?
さてお待ちかねの死語の特集を始めます。
一気に書き過ぎると続かないのでぼちぼちやって行きます。
まずは日常の言葉から。
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1.パーマ屋
美容院のこと。
私子供の頃、母が「パーマ屋に行く」と言っていた。確かにパーマをかけに行くので何の不思議もなかった。
私学生の時、女子の友人が髪にパーマをかけほどよくセットしてきたので、「おっ、パーマ屋行ったんだね。」と言ったら「いやだ~ST君、『美容院』って言ってよ」だって。
ちなみに、理容院は東日本では「床屋」、西日本では「散髪屋」。
2.別嬪(べっぴん)さん
美人のこと。
落語によく登場した。
今でも落語では使うかもしれない。
3.家内、女房、カミさん
今の若い人は奥さんのことを「妻」と言う。
もちろん間違いではないが、違和感がある。
「妻」は法律用語とまでは言わないが堅い言葉だ。
「家内」は昔の差別的なとらえ方だろう。
「女房」はニュアンスはよいが、古い人しか使わなくなった。
「カミさん」は1990年代に流行った。これも歳がバレる。
それに対し「ダンナ」はすっかり復活している。むしろ若い世代の奥さん方がよく使う。漢字で「旦那」と使われる場合も多い。
4.せがれ
息子のこと。
5.アベック
今では「カップル」。
その昔は男女の逢瀬は忍び合いであった。
高度成長期を迎え、洋風の出で立ちで恋人同士が堂々と街を歩く様が新現象として「アベック」という言葉とともに流行った。
6.口づけ
キスのこと。
私10代の頃、女性のアイドル歌手が「口づけがどうのこうの」とさかんに歌っていた。
子供の頃最初に「口づけ」というのを聞いた時、なんか日本独特の意味があるのかと思っていた。
もちろん今でも小説等で使わないことはない。
7.えもんかけ
ハンガーのこと。
私のブロともさんのmon mamaさんのブログ「主婦ときどきパートのおばちゃんの日記」で以前取り上げておられました。
(なお、mon mamaさんのブログはとってもおもしろいので、お勧めです。)
私の実家では、鳥居のような木の枠組みを直角に折ったのを部屋の角に立てかけ、そこへ着物をかけたりしていた。
祖母はそれを「いこうかけ」と呼んでいた。ただしその呼び名はうちだけのものだったかもしれない。
8.いっちょうら
なけなしのお金で買ったよそいきの唯一の気張った服装。
「よそいき」も死語かな。
9.ごきげんよう
「さようなら」とコミで使う。
次に会う時までお元気で、という意味。
10.お寒うございます、お暑うございます
説明不要。
11.もとい!
演説、スピーチ、授業などで、言葉や内容を言い間違えた時、前言を撤回し訂正する時に「もといっ!」と言う。
多分、「元へ」あるいは「元に」が次第に音便になって「もとい」になったのだろう。
子供の頃これを最初に聞いた時、お国訛りかと思っていたら、「もとい」が正しいことがわかった。
死語の寂しいところは、それに代わる新語が登場するのではなく、ただその言葉が消えゆく場合がほとんどなことだ。
日本語がどんどん単純化される一方だといやだな。
12.閑話休題
書き言葉専門用語。
話が脱線していたのを本題に戻す時に使う。
13.いとま
「いとま」の本来の意味を忘れてしまった。
人様の家にお邪魔していた時、そろそろ帰ることを告げる場合、「いとまを申し出る」のように使う。
私の祖母などは人の家に長居をしてしまった場合、「あらあら、そろそろおいとましないと。」のように使っていた。
私も若い時は「そろそろおいとまします。」のように言っていたが、最近は死語だと思って「そろそろ失礼します。」に変えた。
14.ご不浄(ふじょう)
トイレのこと。
特にご婦人方は「便所」とか「トイレ」のようにストレートに言わず、婉曲に「ご不浄」と言っていた。
祖母ばかり登場して申し訳ないが、祖母は「わたくしちょっとご不浄に行ってまいりますわ。」などと言っていた。
さらに昔は厠(かわや)と言った。
15.父、母
さすがに「父、母」は死語ではないでしょう、と思うでしょ?
でもテレビで若い人がインタビューを受けると、「父、母」というべきところを「おとうさん、おかあさん」と言っている。
「父、母」という若い人はほとんどいなくなってしまった。
では今日はこのへんで。
ごきげんよう。
1.パーマ屋
美容院のこと。
私子供の頃、母が「パーマ屋に行く」と言っていた。確かにパーマをかけに行くので何の不思議もなかった。
私学生の時、女子の友人が髪にパーマをかけほどよくセットしてきたので、「おっ、パーマ屋行ったんだね。」と言ったら「いやだ~ST君、『美容院』って言ってよ」だって。
ちなみに、理容院は東日本では「床屋」、西日本では「散髪屋」。
2.別嬪(べっぴん)さん
美人のこと。
落語によく登場した。
今でも落語では使うかもしれない。
3.家内、女房、カミさん
今の若い人は奥さんのことを「妻」と言う。
もちろん間違いではないが、違和感がある。
「妻」は法律用語とまでは言わないが堅い言葉だ。
「家内」は昔の差別的なとらえ方だろう。
「女房」はニュアンスはよいが、古い人しか使わなくなった。
「カミさん」は1990年代に流行った。これも歳がバレる。
それに対し「ダンナ」はすっかり復活している。むしろ若い世代の奥さん方がよく使う。漢字で「旦那」と使われる場合も多い。
4.せがれ
息子のこと。
5.アベック
今では「カップル」。
その昔は男女の逢瀬は忍び合いであった。
高度成長期を迎え、洋風の出で立ちで恋人同士が堂々と街を歩く様が新現象として「アベック」という言葉とともに流行った。
6.口づけ
キスのこと。
私10代の頃、女性のアイドル歌手が「口づけがどうのこうの」とさかんに歌っていた。
子供の頃最初に「口づけ」というのを聞いた時、なんか日本独特の意味があるのかと思っていた。
もちろん今でも小説等で使わないことはない。
7.えもんかけ
ハンガーのこと。
私のブロともさんのmon mamaさんのブログ「主婦ときどきパートのおばちゃんの日記」で以前取り上げておられました。
(なお、mon mamaさんのブログはとってもおもしろいので、お勧めです。)
私の実家では、鳥居のような木の枠組みを直角に折ったのを部屋の角に立てかけ、そこへ着物をかけたりしていた。
祖母はそれを「いこうかけ」と呼んでいた。ただしその呼び名はうちだけのものだったかもしれない。
8.いっちょうら
なけなしのお金で買ったよそいきの唯一の気張った服装。
「よそいき」も死語かな。
9.ごきげんよう
「さようなら」とコミで使う。
次に会う時までお元気で、という意味。
10.お寒うございます、お暑うございます
説明不要。
11.もとい!
演説、スピーチ、授業などで、言葉や内容を言い間違えた時、前言を撤回し訂正する時に「もといっ!」と言う。
多分、「元へ」あるいは「元に」が次第に音便になって「もとい」になったのだろう。
子供の頃これを最初に聞いた時、お国訛りかと思っていたら、「もとい」が正しいことがわかった。
死語の寂しいところは、それに代わる新語が登場するのではなく、ただその言葉が消えゆく場合がほとんどなことだ。
日本語がどんどん単純化される一方だといやだな。
12.閑話休題
書き言葉専門用語。
話が脱線していたのを本題に戻す時に使う。
13.いとま
「いとま」の本来の意味を忘れてしまった。
人様の家にお邪魔していた時、そろそろ帰ることを告げる場合、「いとまを申し出る」のように使う。
私の祖母などは人の家に長居をしてしまった場合、「あらあら、そろそろおいとましないと。」のように使っていた。
私も若い時は「そろそろおいとまします。」のように言っていたが、最近は死語だと思って「そろそろ失礼します。」に変えた。
14.ご不浄(ふじょう)
トイレのこと。
特にご婦人方は「便所」とか「トイレ」のようにストレートに言わず、婉曲に「ご不浄」と言っていた。
祖母ばかり登場して申し訳ないが、祖母は「わたくしちょっとご不浄に行ってまいりますわ。」などと言っていた。
さらに昔は厠(かわや)と言った。
15.父、母
さすがに「父、母」は死語ではないでしょう、と思うでしょ?
でもテレビで若い人がインタビューを受けると、「父、母」というべきところを「おとうさん、おかあさん」と言っている。
「父、母」という若い人はほとんどいなくなってしまった。
では今日はこのへんで。
ごきげんよう。
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