FC2ブログ

私の目指すもの(技術系出身者の責務)

台風は期待通り土曜には行ってしまい、日曜は野球観戦をすることができました。(土曜に予定があった方、すみません。)
しかし、台風一過とはならず、冷たい小雨が時々パラパラと来る寒~い観戦となりました。

さて、「理科系のビートルズ」ということでこのブログをやらさせていただいていますが、このへんで考えを少しまとめてみようと思います。
少々固い話で恐縮ですが、今日のところはご辛抱くださいませ。

我々理科系出身の者の使命の一つは、企業や研究機関で技術や製品を開発し、国力向上の重要な根幹を作ることにあります。
では、私のように少し違うフィールドで理科系的バックボーンを生かすにはどうあるべきでしょうか?
私の考えは以下の通りです。

今日のこの議論では「理科系」というと少し誤解を招くと思いますので、「技術系」と言うことにします。
前にも少し書きましたが、技術系の要諦は何かと言いますと、自分の専門知識を持っていること以上に基本的な考える基礎が重要です。
すなわち、物事の「因果関係と定量性」をしっかり吟味できること、にあります。

いろいろな社会現象において、「これはこうだ」とスポット的に論ずるのが「定性的」であるのに対し、「定量的」は条件や量的効果を考察して、実際に起きうるかどうかを検証する概念です。
例えば、今非常に重要である環境問題を例に取ります。

下記に羅列する事柄はどれも「定性的」には正しいことです。
*CO2が増えると温室効果で気温が上昇する。
*石油等の炭素資源を消費するほどCO2は増える。
*ものすごく長いスパンで見れば地球は寒冷化している。
*長いスパンで見れば地球は小氷河期を脱し温暖化しつつある。
*数十年の周期で地球は温暖化と寒冷化を繰り返しており、今は温暖化の時期に当たる。
*日本の観測点の多くはここ10年くらい気温が上り続けている。
*大都市はヒートアイランド現象で気温が上っている。
*田舎の気温は100年前とほとんど変っていない。
*太陽の黒点の数の増減と地球の気温は連動している。
*気温が高いほど水(海水)に溶け込むCO2の量は減少し、大気に放出し、大気中のCO2濃度が高くなる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・

では、これらの要素を元に一つの重要な命題である「人間のCO2排出活動により深刻な地球温暖化をもたらす」ことの真偽を検証するにはどうしたらいいでしょうか?
上記のような非常に複雑なファクターの寄与率や相互作用を検証する、すなわち「定量的」検証が必要なわけです。
別の言い方をしますと、定性的な回答とは、ある命題に対してYesかNoかの見解だけを与え、定量的な回答とは、その命題に対し「**%の確率で起り得る」あるいは「***の条件では起り得る」のような立体的な見解を持つことが大きな特徴です。

定量的な見解は物事が現実的に起り得るのか、あるいは可能性はあっても大変起こりにくいのか、に対して解を与えてくれます。
そして、できれば世の中が真に必要としている「骨太のベクトル(潮流)」を導き出すことこそ重要なのであり、我々技術系出身者が定量的手法によって導き出す使命があるのではないかと考えます。
上の環境問題の例で言えば、「人間のCO2の排出が地球温暖化の主原因であるので、我々は速やかにCO2排出を大幅に削減すべきだ。」なのか「現在10年くらいのスパンで起きている気温上昇は、人間が排出しているCO2の寄与は極めて少なく、地球そのものの変動の一環である。また、大都市の気温は地球温暖化とは別の機構で上っている。従って、石油等の資源の使い方は地球温暖化とは切り離して考え、将来的な長期の管理計画を策定すべきである。」なのか、どちらを訴えるべきなのか。まさに重要な我々の責務と考えます。

ビートルズの捉え方も、なにもここまで大上段に構える必要はありませんが、基本的な考え方は同じです。
ビートルズのいろんな楽しいことを単発で(=定性的)捉えるのももちろんいいですけど、
私の目標は骨太の潮流を捉えるべく、定量的な解析を試みます。
じっくりじっくり取り組みますので、結論は急ぎません。

私の考えでは、ビートルズは人々の幸せに大きく貢献しました。
今の世の中は昔よりもずっと大変で厳しく辛いことの多い世の中になっています。
ビートルズに学び、ひいてはビートルズよりももっと幸せなベクトルを提唱したい。
まさにライフワークです。
スポンサーサイト



トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

1962~1966【期間限定価格】 |ザ・ビートルズ

1962~1966【期間限定価格】ザ・ビートルズEMIミュージック・ジャパン発売...

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

伝わります

科学者としての、心意気を感じます。

定量と定性については、昔読んだ「科学と仮説」を思い出しました。

ビートルズについて、今後も、分析を楽しみにしています。

感激です。

ギターマジシャンさん

いつもありがとうございます!
「心意気」を感じていただき、感激であります。

これからも頑張ります!

ST Rocker
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
コメントは本筋に沿ったものをお願いします。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
FC2カウンター
Number of visitors
リンク
RSSリンクの表示
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
最新トラックバック
QRコード
QRコード