英語には表しにくい日本の文化

みなさまこんばんは。
みなさまのところは雪ですか?
つくばは雨ですよ。

久しぶりに英語のお話です。
-------------------------
(である、だ調で失礼します。)

言語というのは必ずしも機械的にあるいは公式的に翻訳できるとは限らない。
なぜならその言語そのもののもつ考え方とか文化があるからだ。
にもかかわらず我が国の中高の英語教育は日本語⇔英語間の公式的な変換をこれまでやり過ぎたようである。
多分その理由で日本人の英語は頭の重くて通じにくい英語になってしまっている。(もちろんそうでない人もいるが。)

その点、日本以外のアジア各国、すなわち中国、インド、シンガポール、マレーシアなど、の人たちは逞しくて実践的な英語を使う。
韓国はこれまで日本と似た環境だったから、英語においても日本と似た感じであった。しかし今はすっかり日本は水をあけられてしまっている。
韓国の国を挙げての戦略が大きく効果を上げていると思われる。

ただ、だからといって日本もアジア各国のやり方の後追いをしなくてもいいかもしれない。
だいいちそれでは勝ち目もないだろう。
せっかくこれまで頭を使ってきたなら、これからも頭を使ってみよう。

では今日は日本特有の文化と英語との話をしてみよう。

日本人は「はい」とか「どーも」をよく使う。
一応、「はい」=Yes、「どーも」=Thank you.と訳される。
だから日本人は「はい、はい」と頷くたびにイエスを連発し、「どーも、どーも」と同じノリでサンキューを連発してしまう。
しかし英語におけるYesははっきり肯定を意味する言葉だし、Thank youは日本のどーもよりずっと感謝の意味が深くここぞという時に心を込めて使う。
だから、イエスとサンキューを連発する日本人は異様に思われる。

ではどうしたらよいかは難しい。
少なくとも、イエスとサンキューの連発はやめよう。
他に代わる言葉もなさそうだから、いっそのこと「はい」と「どーも」を国際語化してしまったらどうか。それこそ「おもてなし」のように。

笑い話でこんなのがある。
日本語のへりくだって言う言い方の一つに「私の愚妻が・・・」とか「私の愚息が・・・」というのがある。
これを欧米人に対して"My stupid wife is...."とか"My stupid son plays..."とか話す日本人がいる。
直訳してしまっているのだ(stupidは「愚かな」の意味)。
これを聞いた欧米人は「ぎょえ~っ」って思ってしまう(笑)

欧米にはそもそも謙遜という考え方がないから、「愚妻」、「愚息」という考え方をどう説明するかは難しい。
例えば次のような言い方はどうか。

Mrs.Brown, my wife will call you up just before noon today to talk about the Sunday plan.
She should give you much information which may seem valuable.
But please do not belive it as it is because she is sometimes a little bit careless. It's her character which I like.
(ブラウンさんの奥さん、今日の昼前にうちのカミさんが電話して、日曜の計画をお話しさせていただきます。カミさんは役に立ちそうな情報をいっぱい教えると思います。でも額面通りには信じないでくださいね。カミさんはおっちょこちょいのところがあるから。それがカミサンのキャラなんです。まあその性格はまんざらでもないですけどね。)

「愚妻」、「愚息」の文化って結構奥深いと思う。
とても短い英語の言葉では言い表せないだろう。

もういっちょ日本のよい文化の言葉として「お疲れ様」というのがある。
もちろん英語にはこんな言葉はない。基本はBye bye.だ。
せいぜいTake care. とかSee you tomorrow. とかHave a nice evening.を添えるくらい。

「お疲れ様」を直訳してYou should be tired.とかYou seem very tired.とか言いそうな人がいそうだ(笑)
もしそんなこと言ったら欧米人は「ワタシってそんなに疲れて見える?」なんていじけてしまうかも。

「お疲れ様」の意味をもし正確に言うとしたら次のようなものではないだろうか。
I would respect your hard work and appreciate your cooperation today also.
I hope you will be back home safely and have a nice evening with your family or friends.

もう少し短く言ってみたい。
しかも「疲れ」という言葉も残したい。
こんなのはどうか。
God bless fatigue !
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テーマ : 英語
ジャンル : 学問・文化・芸術

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勉強になりました

ST Rockerさん、こんにちは♪(こんばんは♪)
そちらは雪が降ってるんじゃないですか?
暖かくして過ごしていますか?^^

今日の記事、
へぇ~ なるほど~ そっかぁ~
などとつぶやきながら拝読しました。
お蔭さまで為になる知識がまた増えましたよ^^

日本人の謙遜は古くから美徳とされてきましたが、
今の時代とは少し合わない部分もありますよね。
私は数年前から、
褒められたら素直に「ありがとう」を使うようにしています。なるべく。
お世辞かもしれなくても「ありがとう」(笑)
だってその方が、「ありがとう」がいっぱい返ってくるような気がするから^^

No title

こんにちは

まだまだ大学受験のための英語教育で、
文法や和訳中心の授業が多いみたいですね。

「To tell (you) the truth」で習った「実は~」の意味、
でも、外国の方は「Actually」と言っていて、
これでいいんだぁ~って思ったことあります。
もう少し生きた英語を教えて欲しい!

おもてなしもそうですけど、
外国語にない日本語はそのまま日本の文化として、
海外に伝えていって欲しいですね。
そういう意味ではオリンピックのプレゼンよかったですね!
日本ももっともっとこういう機会を増やしていくべきです。

God bless fatigue !
使ってみたいですね。
どんな反応か気になる♪

ブログをリンクをさせてもらってもいいでしょうか?

No title

職場でお疲れ様と言うなら

See you tomorrow.

もしくは

Have a nice evening.

これで充分だと思います(*^^)v
これって帰国子女的な考えで参考になりませんかね?(^^;

こんばんわ

千葉は雪は振りませんでした。でもすごく寒いです((´д`))。

私は以前、英語を使う仕事をしていたので、多少話せるのですが、
以前、ハワイに行ったとき、日本の方が、店員さんに声を
かけるとき、「ソーリー?」と言ったんです。
私は「ああ、すいません」と言いたかったんだなと、なんだか
微妙な気持ちになりました。私のほうが恥ずかしくなったというか。

日本語は難しいんですが、きれいな言葉がいっぱいありますね。
しゃぶしゃぶとかすきやきとかだけでなく、もっといろんな言葉が
世界でスタンダードになってくれれば、と思います。

連日、お邪魔しました。

ももこさん

こんばんは。
寒いですね。
関東は雪のところもあったのですけど、ここつくばは雨でした。
関東の中では寒い方の場所ですけど、低気圧の位置の関係ででしょうね、雨になりました。

英語の記事読んでいただきありがとうございます。うれしいです。
でもですね、後半は僕の持論ですので正しいかどうかはわかりませんので、「こんな考えもあるのか」くらいでいいですよ。

ももこさんのコメントを拝見して僕も今気付きました。
今の日本はへりくだりの言葉が以前よりも似合わなくなってきている、と。なぜでしょうね。
それに対し、和とか奥ゆかしさはまだまだ多いに残っていると思います。
「ありがとう」、いいですね。

ももこさんのところこそ今夜あたりから雪の予想ではなかったでしたっけ。
暖かくしてお過ごしください。

honey*caramelさん

こんばんは。
ありがとうございます。

To tell (you) the truth, ....ですね。
なつかしいなあ。
ほんとに使いませんよね。
Honey*caramelさんも欧米人との関わりが多くていらっしゃるのですね。

他にも、What a beautiful mountain that is! のような感嘆文も一度も聞いたことがありません。
そして学校でいやというほど習わされたIt is so....that....の構文も欧米人はほとんど使いません。
今度その手の特集をやってみようかな。

そうですね、オリンピックはそういう意味でよかったですね。
God bless fatigue!・・・どうかなあ?

ブログのリンク、是非お願いします。光栄です。僕も是非リンクさせていただきたく思います。

みなりなさん

こんばんは。寒いですね。お元気ですか?
ありがとうございます。

職場で帰り際に「お疲れ様」を英語で言う場合、
See you tomorrow.または Have a nice day! で十分かどうか、と言われれば、僕も十分だと思います。
相手を思いやる丁寧な言葉だと思いますし、英語圏の持つ深い文化的意味合いも含まれているものと思います。
そのあたりはみなりなさんお詳しいでしょうし、逆に僕ら一般の日本人は理解が不足していると思います。

今回の記事では、ちょっと書き方が不足していたかもしれませんが、「お疲れ様」のような日本特有の文化から発する言葉を、その文化的意味まで含めて英語にしたらどうなるか、を試したかったのです。
「お疲れ様」に関しては、日本人独特の和の精神や勤勉を尊ぶ文化が感じられます。(どうでしょうか?)
そして敢えて「疲れる」という言葉を残して、最も文化を言い当てるにはどんな英語があるか試したのが God bless fatigue!です。

だめかなあ・・・(笑)

PHiRoさん

こんばんは。
いつもありがとうございます。

いつもいらっしゃるのすごくうれしいですよ。
毎日でも毎時でも是非いらしてください。歓迎しますよ。
千葉雨ですね。
僕は土日は千葉で過ごします。
いいとこですね千葉は(笑) つくばもいいとこですよ。

PHiRoさんも英語を使うお仕事でしたか。それはそれは。
ならばお詳しいですね。

なるほど「ソーリー」ですね。
日本語の「すいません」をそのまま英語にしてしまうわけですね。
似た意味で「プリーズ」も多用してしまいますよね。

そうですね、日本語にはよい言葉いっぱいあると思います。
是非よい日本語をそのまま流行らせませんか。

新天地で使いたいですね

ST Rockerさん、こんにちは。
年内(クリスマス当日)に職業が変わる私です。

新天地、会議などの場で1人でも
海外の方がいれば使用言語は英語になります。
(当面そういう部門に配属されることはないですが・・・)

God bless fatigue ! ですか。
私は、新天地で積極的に使ってみたいですね。
日本人らしい考えでの言い回しだと感じるのですが。

たきやん。さん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

クリスマス当日に新天地ですね。
それは素晴らしいスタートとなることでしょう。
ぜひ応援させていただきます。

英語を使う機会も結構ありそうということですね。
God bless fatigue!ももし試行するチャンスがありましたら、是非お願いします。

これからお忙しい日が続くと思いますので、是非お体にはご自愛ください。

No title

こんばんは
ご無沙汰致しております

お国がかわると、文化、風習、考え方の違いからなかなか理解し難い事って多いですよね
英語でもフランス語でも 【そこ】の部分を超える事が出来たら 道は開けるのにな〜。。 
苦戦しております   笑

amiAmelieさん

こんばんは。
こちらこそご無沙汰していました。
amiAmelieさん、超なつかしくて、感動です。

amiAmelieさんにおかれても英語、フランス語でのご苦労があるのですか。
一度、文化や考え方の違いについてじっくりお話を伺いたいですね。
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
ご気楽にコメントください。

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