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小保方さんのネイチャー論文紹介

みなさまこんばんは。
昨日は166名の方に訪問いただきました。
1/21に7万人に到達で、その後13日で2,000人の勢いです。びっくりです。
今朝は少し早く起きて、FC2会員さんの分だけでも400人訪問しました。なかなかコメントが書けなくてごめんなさい。
そしてFC2会員さん以外の方々に訪問できないのが残念です。

小保方さんのSTAP細胞ネイチャー論文を紹介します。
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ネイチャーの論文をdyneさんにpdfで早速送っていただきました。
dyneさんどうもありがとうございました!
早速印刷しました。
本文が7ページ。実験の詳細が11ページ。付録のインフォメーションが1ページです。
さらに付録の動画をダウンロードできるようですが、まだ観ていません。



今回論文を直接読んでみたかった理由は、小保方さんの着眼点の本質はどこにあったのかということと、研究の進め方の何がすごかったのかを詳細を見たかったことにあります。特に日本人にとって誇らしい何かが見つかればいいな、と。
さらには、後輩として自分と通じる何かがあればいいな、と淡い期待もありました。(図々しいですね(笑))

タイトルは"Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency"。
日本語に訳せば、「刺激で惹起された体細胞が万能性をもつように決定的に変化したこと」です。
著者はHaruko Obokata, Teruhiko Wakayama, Yoshiki Sasai, Koji Kojima, Martin P. Vacanti, Hitoshi Niwa, Masayuki Yamato & Charles A. Vacantiです。

論文の構成はTVで言っているのとあまり変わりはありませんでした。
序章ではあらゆる刺激によりマウスの体細胞は万能化はできるのだけど、酸性溶液に浸すのが最も効率がよかったと書いてあります。
もう一つの理由は、1940年代にある種の細胞が酸性溶液に漬けることで再生されることがわかっていたため、とあります。
メカニズムは不明にせよ、酸性溶液に浸すことは何らかの細胞の働きを誘導するはずだと信じていたようです。

実際の酸は何であるかの興味もありました。
小保方さんらの最適化によりpH=5.4~5.8の範囲の酸性が最適の結果だったと書いてあります。
酸の溶液はバイオ用の商品名のようなアルファベットの記号で書かれていて、化学的な内容はわかりませんでした。
自分で調合したのではなかったのです。この点は少しがっかりですね。
でも、おそらくはその商品を選択したこと自体が常識破りなのでしょうね。

STAP細胞が万能性を獲得したことを検証するのに、かなりきっちりとしたことをやっていました。
多くの部分をここに割いています。(当然ですが)
マウスのES細胞と比較しているのです。
ES細胞というのは受精卵から作る万能細胞です。倫理的に問題視されがちなアレです。iPSはその点、受精卵を使わないのが画期的でしたね。
ES細胞は倫理問題はあるものの、万能性は非常に優れています。
ですので、STAPの振る舞いをES細胞ときっちり比較したのです。
バイオの用語が多いため、なかなか理解が難しいですが、「ES細胞には劣るものの万能性は確かめられた」とあります。
「コロニーとして存在するときにはES細胞のような完全な再生はできない」とあります。
図を見てもSTAPはまだ完ぺきではないことがわかります。

STAPが万能細胞に変わってから各臓器への分化が起きたことも書いてあります。
TVでやっていたようにマウスの全身に緑色に着色されたSTAP細胞由来の細胞が分布している図も掲載されています。
ただし、臓器へのSTAP細胞の分布は臓器の種類により差異があるようですね。

このように、STAP細胞はまだ完全な振る舞いではないようです。
ですから、本当に実用化されるのか、そしてヒトにも応用できるのか、はまだわからない状態です。
私はこの論文を見て、半導体の歩留まりのように、実用化時の歩留まり(どの程度の%で良品ができるか)がどうか気になりました。
でも歩留まりを上げることこそが化学の成せる業でもあると思います。

論文全体を通じ緻密で誠実な小保方さんのお人柄が感じられました。
英文もかなり洗練されています。ただしご本人が最後まで書いたかどうかはわかりません。この手の論文は最終的にレフェリーの側で推敲される場合があるからです。

謝辞のことろは共同研究者や示唆を得た人達への感謝の言葉が淡々と綴られていました。
その中には東京女子医大・岡野光夫(てるお)先生の名前もありました。岡野先生は早稲田の化学の出身で、日本の再生医療の権威です。うれしくなりました。
謝辞のところにはそれ以外の特別な言葉はありませんでした。

私も実は早稲田の化学系の出身です。
小保方晴子さんを本当に誇りに思います。
大前研一さんも早稲田の化学の出身です。

早稲田の魂は幅広い人間性と新進気鋭の開拓精神、そして遊び人であることです。
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テーマ : 科学・医療・心理
ジャンル : 学問・文化・芸術

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鍵コメさん

あら、鍵コメさん。
せっかくの鋭いコメントですので、公開コメでもよろしかったのに。

はい、ヒトに応用してほしいですね。
マウスはたしかに近いと思いますね。

ES細胞の使い道は主に再生医療ですね。
失った体の部分や臓器を作り出すわけですね。
クローンはふつう、体細胞の遺伝子を卵の胚に移植する方法を採るので、ES細胞を使う必要はないんですが、高等動物のクローンはES細胞がよいとする説もありますね。

No title

おはようございます(o^^o)
今ロッカー室
私の記事にコメントが入っている〜と、
急いでコメントしています。

午後に又

ゆっくりお邪魔させていただきますね。

m(_ _)m

仕事してきまーす。

No title

もう読まれたんですね!

自分で調合した酸ではなかったとはいえ、
種類がたくさんあるでしょうから、
研究は大変だったでしょうね。
これで豊富な予算がついて、研究が加速されるといいと思います。

僕が大学時代の技官の方も早稲田出身の方で、
確かに優秀かつ遊び心があって、おもしろい方でした(笑)

名前のない方へ

こんばんは。
多分あの方だな、と想像はつきます(笑)
ロッカー室からですか。臨場感あふれます。
急いでコメントを返していただくなんて、感激です。
お仕事頑張ってください。
またゆっくり遊びに来てくださいね。

dyneさん

こんばんは。
昨日は本当にありがとうございました。
おかげさまですぐに読むことができました。
昨日は感激でありました。

昨日はなるべく私見を入れ過ぎないように書いたつもりです。
印象としては、生命科学の世界に化学のセンスと幅広い交流の成果とお人柄の成せる業と感じました。

非常に意義のある発見ですが、実用化の研究もまた大変重要ですね。
dyneさんの研究も応援しています。
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Author:ST Rocker
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モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
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