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Coffee Break Beatles No.59 「丸ごと食う」

私がこれまでの人生において培った基本的に大事なことの一つに、もの(ごと)を「丸ごと食う」というのがある。

一番わかりやすい例は、モンゴルの草原で暮らしている人々が、山羊などの動物を丸ごと食う、ことが挙げられる。
人間は生きていく上で必須な栄養素や元素を摂らないと、すぐには死なないまでも健康上支障を生じる。
文明的な購買や農耕により得られる食べ物が限られている彼らは、不足する栄養素やミネラルを摂るにはどうしたらよいか?
答えは、ある動物を丸ごと食うことである。
動物は必要なものを全て摂取しており、体の中に蓄えている。
その動物の一部しか食わないと、必要なものを摂り損ねかねないが、全部食えば漏れがないのだ。
そして往々にして、普通は食わない部位に必須元素などが含まれていたりする。
エスキモーの人々がアザラシ等を丸ごと食うお陰で、健康上何も支障がないのと同様だ。

我々日本人はここまで動物全体を食わなければならない必要には迫られないが、食物はなるべく丸ごと食った方がいい。
米やパンはなるべく胚芽まで食う方がいいし、魚を頭から食い、動物の内臓を食う方がよい。

そしてこのことは食べ物のみでなく、行動や考え方でも同様だと思う。
例えば、一つの新聞を丸ごと隅から隅まで読む。文章詳細をくまなく読む必要はないが、最低見出しは漏らさないように読む。
新聞社というのは、ありとあらゆるジャンルを担当する人の集まりであり、基本は全ての人が自分の担当する記事を載せたがっている。
そのような背景で生まれている毎日の新聞は、世の中を完結していると言ってもいい。
だから、自分の興味のある部分だけを読んでいるより、全くくまなく読むことにより初めて見えてくるものもある。
単に細かい知識が増えた程度ではなく、何か大きなものが見えることもある。
だから、私は毎日一つの新聞を「丸ごと食」い、自分の五感に訴える記事はテーマによらず切り抜くのである。

同様に、ある人間も丸ごと愛する方がよいし、ある客は丸ごと受け入れないとだめだと思う。
若い頃よく上司が「清濁呑め」と言っていたが、最近その意味がわかるようになってきた。
自分の感覚だけ大事にしてお客さんを判断しても始まらないのだ。
「森を見ずして木を見るな」とも言われるが、「丸ごと食え」はまたそれとも少し違う。
「いいとこ食い」をせずに丸ごと食うことにより初めて大事なものを培える、という意味だ。

そして、我らがビートルズも丸ごと食う対象にピッタリなのだ。
どのロックバンドでも自分たちしかない世界があり、素晴らしいのだが、特にビートルズはいろんな面で多彩であり、短期間ながらもとても完成し完結した世界を気付いた。
それを「丸ごと」全部捉えることは前術の理由で意義深い。
音楽においても、社会へ与えた影響でも、人間関係でも、精神世界でも、また、メジャーなことでも、マイナーなことでも、ポジティブなことでもネガティブなことでも、ビートルズを丸ごと食えば見えてくるものがある。必須摂取元素のように、ごく小さなことでも非常に大事な作用をする仕組みも見えてくる。培うものも大きいし、幸せにも近づけると思う。

ただし、ビートルズを「これ以上ない存在」と捉えると、神のような存在になってしまう。
彼らも人間だし、完全完璧などということはない。
彼らが世界に対し与えてくれたことよりも、さらに人々に幸せを与えることも、形は違うかもしれないけど、できると思う。

ビートルズを歴史上の大きなできごとと考えて解析しておくことは決して無駄にはならないと思う。
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テーマ : ビートルズ関連
ジャンル : 音楽

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Author:ST Rocker
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つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
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