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2001年7月の文章から

みなさまこんばんは。
今日は昨日とは打って変わって暖かかったですね。

2001年頃はホームページというのが流行っていました。
当時から書くことが好きで、いろいろ書いていまして、どれほどホームページを立ち上げたかったことか。
でもそういうのって結構奥手でした。
その代りと言ってはなんですが、メル友さんというのは結構いました。
たまにそうした人たちに対し一斉に同じ文章で送ることがありました。
今のブログに似ていますね。
そんな一斉文の一例として2001年7月の発信を紹介します。
-----------------------------
こんにちは。お元気でしょうか?

このメールは、私の大切なメル友さん全員に同じ文章で書いています。
このような形でメールを出させていただく冒険(というか無礼?)をお許しください。
私の考え方を知る一つの参考になれば幸いです。

なお、これは「号外」ですからこれに対するお返事は要りません。
どうか気楽に、ビールかコーヒーでも飲みながら読み捨ててください。
本チャンのメールは後で別途出します。

さて今週、**大学に確認したところ、工学博士の教授会での審査が通ったことがわかりました。
つまり、博士をいただけることになりました。
去年の6月に実質的アクションを開始して以来、どんなにこの日を待ちわびたか、と言いたいところですが、それほど実感も湧きませんでした。審査を1つ1つ通る過程で自信を得てきたからでしょうか。

私の論文の題名は「**************************************」です。多分、来年に国会図書館に蔵書となるはずですので、暇な方は是非読んでください。(そんな暇な方はいないか...(?))

思えば、去年の8月から論文の作成を開始し、暇な時間という暇な時間はほとんど論文のために割いてきました。いくら自分の好きでやっていることとはいえ、本当に辟易しました。かといって家事や子供らの面倒を手抜きするわけにもいかず、カミさんのグチにも耐え、ホントに辛かったナ~。子どもからは「論文オタク」と言われるし(なかなかいいギャグだね)。
これからささやかな休日を楽しもうかと思っております。例えば、「これから2時間何もしなくてよい」、こんなことも楽しんでみたい。

もう1つ辛かったのは、去年亡くなった母のこと。6月に末期ガンを突然宣告され(ドラマの1シーンが現実のものになったショックは一生忘れません)路頭に迷った我ら家族。そして9/11に逝ってしまった。一時は博士をあきらめようとも思ったけど、母のためにも頑張ることにしました。9月の初に病床を見舞った時、母の意識が遠のく中、「実は博士を取ったんだよ」とウソをついてしまいました。その頃は博士がとれるかどうかなんて五分五分で全く自信がなく、これはかなりつらいウソだった。「ウソも方便」と言いますが、このウソは結果的には正解でしたね。どうにか私の言った意味を理解してくれ、「よかったね」と言ってくれました。そしてその翌日位からは意識が戻りませんでした。もし、あの時にウソを言わなかったら本当に後悔していたでしょう。 合格を母の墓前に報告に行きます。

ところで、博士をとったことで実際どれくらいのメリットがあるのでしょうか。
まず、アメリカでは研究者の間では、より信頼が得られます。純研究者として生きていく場合はより優遇されるでしょう。ただし、マネージャーとして生きる場合は役に立ちません。MBAの方がはるかに得です。
次に、日本では待遇面では全く役に立ちません。名刺に「工学博士」と書かれるだけです。ただし、大学関係や研究機関に再就職する場合は博士が条件ということもあるようです。
役に立つことを期待するよりも、「これだけのことをやってきた」という糧にすることにします。

「博士」は通常、大学院博士課程(3年)に在籍し、専門雑誌に概ね3報以上投稿した上で博士論文に合格することで取得します。私のように社会人が博士をとることを「論文博士」といいます。ただしその場合、専門誌への投稿は7報以上(**大の場合)である必要があります。その上で大学に論文を提出し、博士論文に足るかどうか審査してもらいます。高い授業料を払い、3年間を大学と研究のために献身し、立派な論文を書いた「課程博士」と同等の博士となるわけですから、論文博士にはそれなりの厳しさが求められます。研究成果が大学に帰されるわけでもないので、大学にとってはボランティアに近いでしょう。かかるお金は審査料、製本代、審査の先生方への謝礼、その他全部で40~50万位でしょうか。ローン地獄の我が家にとっては痛いお金ですが、博士課程に在籍するよりは時間、お金ともはるかに負担が少ないのです。
とにかく論文博士のためのノウハウは相当溜まりました。何かありましたら何でもお答えします。活用してください。

申し遅れましたが、これまでいろいろ励まして下さったり、話にお付き合いくださり、本当にありがとうございました。

今回博士がとれたことはとてもうれしいですけど、私にとってはそれが最終目標でも何でもありません。1つの通過儀礼に過ぎないのです。こういうとキザに聞えるかもしれませんが、これは本心です。

しばしの休みをいただいた後に、燃え尽き症候群にならないうちに、私はライフワークのための準備を開始しようと思います。ご存じのように、私のライフワークとは地球環境を改善するための仕事です。技術と事業家のための構想を練っているところです。このライフワークに自分の会社を設立することが両立できればこんなにうれしいことはありません。まだ博士論文の書き出しのころ、完成する自信が全くないころに、序文(論文の構成や謝辞など)を書いたら何だかその気になってきて、「もしかしたらやれるのかも」という気になってきました。それが原動力になったものです。これと同じことが会社設立の業務説明(何と言いましたっけ、あの書類)を書いてしまえば、同じ気持がフツフツと湧いてくるのかもしれません。そして、これから財務、経理にも強くなろうと思います。

趣味の世界では、何かもう1つ大きな柱になるものを始めてみたいです。
ダイビング、ゴルフ、釣り、トライアスロン、バンドの復活、などのうち1つを始めてみたいです。
今の趣味=ランニング、ピアノ、ギター、読書、アウトドア、簡単な料理、も続けます。

長くなりました。読んでくださって本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

暑さ厳しき折、お身体にはお気をつけください。
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テーマ : 日記
ジャンル : 日記

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素敵な素晴らしい内容でした!

心にじ~んと沁みました。
感想を述べる言葉が見つからないほど!
でも一言だけ言わせてもらえるのなら・・・

「ST Rockerさんの人生は、これからもずっと輝き続けるでしょうe-420

No title

おはようございます♪

博士論文の方は読んでも私が読んでもチンプンカンプンだと
思いますが、当時メル友さん達に送信されたこの文章、
とっても素晴らしいと思います。
お母様と交わされた「うそ」のお話も、胸がジーンと熱くなりました。

そして、博士論文だけに留まらず更にその上を見て今もお仕事されたり、
多方面でご活躍されている様子は今ブログで皆さんも周知のことです。

本当にこれからも未来のために活躍の幅を広げられる
ST Rockerさんを応援させてくださいね。

あと、ひとつ♪

これからささやかな休日を楽しもうかと思っております。例えば、「これから2時間何もしなくてよい」、こんなことも楽しんでみたい。
   ↑
2時間何もしないでいるST Rockerさんが想像できない私です(笑)

ももこさん

こんにちは。
そんなに素敵に思っていただいたなんて、うれし過ぎます。
では正直に喜んで受け止めさせていただきますね。
本当に無我夢中ですけど、やってよかったですよ。
そして、ももこさんこそこれまでも輝いていた人生ですし、これからも輝き続けると思います。
僕もこれからも頑張りますね。

そふぃーおばさんさん

こんにちは。
過去文読んでいただき光栄です。
そして身に余るコメントをいただきましてかなりうれしいです。
当時はそこまで確信的にやっていたわけではなく、とにかく無我夢中という感じでしたね。
そしてその後、自分の目的のことをやろうとしながら様々な挫折や困難に直面し、それらをなんとか乗り越えながら、今日に至っています。
若い人達にこれから思い切り働いてもらうためにも、微力ながら何かを残さないといけないと思っています。
応援いただけるなんて本当にありがたいです。そのお言葉をしっかり受け止め、努力していきます。

「2時間何もしない」・・・はい、たしかにあの後もそんなことはできませんでした(笑)
あの後の展開はまたの機会に書いてみたいと思います。
ご期待くださいね。

情報の発信

メールの内容が素晴らしいことは、言うまでもなく、
HPやブログを始められる前にも、こうした形を取り、
情報発信されていたことに、すごく感動しています。

そして、博士論文のご苦労や、お母様との思い出は、
今日のST Rockerさんとしての、お姿の原点でしょうし、
その文章は、今も力強く、読んだものに訴えてきます。

それだけ大変な博士論文、自分は大学のレポートで、
あちこちの本から引用して、形を作っていきましたが、
今の若者は、博士論文でも、引用というよりコピペで、
つなぎ合わせてしまう安直さが、普通なのでしょうか?

ギターマジシャンさん

こんにちは。
とてもご丁寧なコメントをいただき、大変光栄に思います。
ありがとうございました。

自分としては昔の思い出を気軽に載せたわけなんですが、そのように思っていただきとてもうれしいです。
たしかに13年前には原型はあったように思います。
しかしその後培った大事なこともいっぱいありますね。
そして今でも大事なものを培いつつあります。

本当に人生の努力には全く終点がありませんね。
そして、最近の論文の件、本当に胸が痛みますね。
個々の研究は誇り高いもののはずだと信じますので、何とかモラルだけは回復してほしいですね。

本当にありがとうございました。
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
コメントは本筋に沿ったものをお願いします。

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