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「右と左」の件、私なりの考えを披露します

みなさまこんばんは
いよいよGWも終わりですね。みなさまいかがでしたか?
僕は今日は仕事でした。一足お先に社会復帰です(笑)

前々回の記事で「右と何か、左とは何か」を宇宙人に説明するにはどうしたらよいか、という問いを投げかけさせていただきました。
多くの方々に読んでいただき、そして貴重なコメントをいただきありがとうございました。

この問いには私としては答えを用意しているわけではありません。また、世の中にはっきりとした答えがあるのかどうかも知りません。
そこでまずは私から一つの考え方をタタキ台として披露させていただきます。これを機にみなさまと議論が進めば幸いです。
なお、科学的に十分に検証した上での考えではありません。サイエンスミステリーとしての創作に近いです。
読み物としてご興味はある方は是非、「続きを読む」をクリックしてください。
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右と左というのは日常はあまりも当たり前過ぎる概念なので、改めてそれが何であるかなんて考え直す人は稀です。
だって「右ってこっちやんけ!」の世界でしょ。言わずもがなですよね。
でもその「こっち」をはるか彼方に棲む宇宙人にどのように説明しますか?

本当はdyneさんがおっしゃっるように物理学の問題として解明できればいいですが、私にはその力がありませんので、ここでは一般的な範疇での説明を試みます。

ギターマジシャンさんやuriboさんが言われるように、何かを参照しながら「こっちだ」と説明するのは一つの手でしょうね。
例えば、その宇宙人に地球のそばまで来ていただいて地球が自転する様を見ていただく、あるいはその動画を宇宙人に電送してもいいですね。
地球の北極側を上にして地球の自転する方向を「右」だと説明すればいいわけです。

あるいは、そふぃーおばさんさんがおっしゃるように、宇宙にはいろんな銀河があり、その構造とか配置は知られています。
もしその宇宙人がその知識があれば、地球の自転方向のように、銀河の回転方向によって右を説明する、とかの方法があり得るかもしれません。

このように、何か「参照」を示せば右と左の説明は可能と思います。
では参照を示さなくても説明は可能でしょうか???
多分、答えはノーです。

もし、「右」や「左」を参照を示さなくても説明できるなら、右とか左は絶対的なものであることを意味します。
しかし絶対的な説明ができないのだから、右や左ということは絶対的なものではなく、相対的なものに過ぎないのではないだろうか・・・という考えがもたげてきます。

ここでちょっと脱線して相対性理論を考えてみましょう。
相対性理論によれば、この世には絶対時間はない、とされています。
時間というのはAとBという2点の光のやり取りよってのみ互いに認識されるので、共通した絶対時間の上でAとBが存在するのではなく、AとBの相互の相対的な時間こそが意味がある、と相対論では説きます。

私は右と左の関係もこれに似ていると思います。
ぶっちゃけて言いますと、「右の反対の方向が左」、「左の反対の方向が右」。これこそが唯一無二の説明だと思います。
それ以上の、あるいはそれ以下での存在でもないと思います。

まあ、こう言い切ってしまうのもなんなので、もう少し肉付けしますね。
この世は3次元でできています。
ですから座標軸はX軸、Y軸、Z軸の3つの軸を引くことができます。
この3つの軸のうち、どれかが「上下」、どれかが「前後」、どれかが「左右」となります。
どれを上下とするか、前後とするか、は全く任意であって、どうでもいいのです。
仮にZ軸を上下とし、Y軸を前後とすれば、X軸が左右です。

もしZ軸の上下方向を固定し、Y軸の前後方向を固定した場合、X軸のプラス側を右にするのか、マイナス側を右とするのかは勝手です。
そもそも、上下方向を固定したといっても、上と下の絶対的定義などないのですから。前後もしかりです。
ただ固定はできるのです。
こうして、上下、前後を固定した場合、残りの軸のプラス側またはマイナス側が右、その逆が左です。
それ以上のことは何も言えません。

要するに、プラス側を右にしてもマイナス側を右にしてもいいのです。
なぜなら、どっちを右としても、鏡に映る像はその反対側が右だからです。
鏡の中の世界は立派に存在します。
こちらの世界で右利きで生きている人は、鏡の中では左利きのような姿ですが、自らを右利きだと思っています。

ここで疑問を感じた方もおられるでしょう。
鏡は虚像の世界ではないですか? と。

ならば、脳の中に鏡があると考えてください。
AさんとBさんの脳の中での画像の処理は違い、AさんとBさんが最終的に見えているものは鏡面対象かもしれません。
つまり、BさんはAさんの見えているものとは左右反転したものが見えているのかもしれません。
でも全然それで問題ないのです。だって生まれた時からそれですから。

似た例として色の認識があります。
色の違いは光の波長の違いです。
その違う色を脳が最終的にどんな「色」として見ているのか。
ある人にとっての緑は、別のある人には赤に見えているのかもしれなせん。同じ色なのに。

従って、「右は右やろ!」と言いたい方はおられるでしょう。
でも絶対的な右などないのです。
「右と左は逆の方向である」・・・これが唯一無二の説明なのです。
ギターマジシャンさんの言われる禅問答かもしれませんね。

よって、宇宙人に右と左の絶対的な説明ができないばかりか、地球人にもできません。
隣にいる人にさえできません。だって隣の人の見ている右は自分の左かもしれませんから。

いかがでしたでしょうか?
GWのサイエンスミステリーでした。
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No title

こんばんは♪

う~ん・・・
わかったようなわかってないような(^_^;)

「左右」だけでなく全ての事象にいえることかもしれませんが
何かを説明するときには、事例で参照しながらじゃないと
説明できないってことかなぁ~(^_^;)

例えば物心ついた子(ウチの王子とか^^;)に数の概念を教えるのに
どっちが大きい?とか、どっちがたくさんある?とか
事例をあげて問いかけております(^_^;)
見当はずれだったら、ごめんなさい!!

No title

興味深く読ませていただきました。
やはり、そうでしょうね。

自然法則に対称性がある以上、
宇宙人に自発的に左右を認識させるのは不可能ですよね。

宇宙人にとって、地球のある方向をもった軸と
宇宙人の住む星の重力の方向をもった2つの軸は
特異な軸として定義できそうですが、
もう一つの軸をどっちに取るかの任意性は選びようがないんですよね。
宇宙人が銀河系の住人なら、銀河系の中心とかそういうのは
ありうるんでしょうか・・・

ただ、地球人から右の情報を送ることは可能だと
僕も考えていました。

地球の自転もなるほどと思いましたが、
僕が思いついた一つの方法は、
右回り円偏光の光をレーザーで送ることです。
(現実の技術的にはもちろん難しいですよ・・・^^;)
そうすれば、宇宙人に来てもらわなくても大丈夫です(笑)

そふぃーおばさんさん

こんばんは。
いつもありがとうございます。

なかなか鋭い点を突いておられると思います。
左右はほんの一例であって、参照を使わないと説明できない事柄はたくさんありますね。
例えば「小柄」とは何か? ということに対する絶対的な説明はできません。
あくまで平均的な大きさに対する相対的な捉え方ですね。
ただ、「どっちが大きいか」という考え方を理解してもらうには参照を用いなくても絶対的な説明が可能だと思うんです。
というのは、どこの誰が見てもその判断(どちが大きいかの)が同じだから。

まあ、それはともかく、王子様に事例を示しながら問いかけておられるそふぃーおばさんさん。
素晴らしいです。

No title

こんばんは
難しいテーマですねえ
宇宙の無重力空間だと上下も左右もないんでしょうが
地球上の人間が上下左右を感じてしまうのは
上下はまあ、地球の重力に引かれる方向が下と感じるわけですが
左右を区別してしまうのは人間に正面というものが
あるからじゃないですかね
もし人間が球状で360度視界を持っていて
正面のない生物だったとすれば
左右は意味を保たないかも

dyneさん

おはようございます。

「自然法則に対称性がある以上、 宇宙人に自発的に左右を認識させるのは不可能」。
なるほど。
さすがdyneさんならではのお言葉です。

共通の軸の定義が難しい。
その通りだと思います。

右の情報を円偏光の光をレーザーで送る。
なるほど、dyneさん、素晴らしい考えです。
技術的な難易度は高いですが、これなら送れそうですね。

そして僕はさらに書いたことは、
こうして宇宙人(あるいは地球人においても)に右の情報を送ったとしても、脳の認知の仕方が各人で違うことが考えられる、つまり左右の認知は個人によりバラバラである、と。
だから、「見かけの右」は共有し合っても、真の絶対右はない、というのが僕の意見なんですが、いかがでしょうか?

bigbossmanさん

おはようございます。
コメントをいただきましてどうもありがとうございました。

上下は重力で認知、でも左右は正面があるからこそ。
なるほどおっしゃる通りだと思います。
そして、おっしゃるように、「人間が球状で360度の視野を持っている生物だったら、左右は意味を持たない。」
これは素晴らしい説明だと思います。

人間はたまたま上下と前後に非対称な形をしてるから左右がある。
でも本質的には左右は‪絶対的ではない。

おかげさまでいい感じに‫まとまってきました

No title

返信ありがとうございます
結局人間は地球の重力下で進化してきたので
身体が傾きなどの重力変化を
敏感に感じ取るようなつくりになってますよね
左右にしても必要があって生まれた概念だと思います
しかし異星生命体ということを考えれば
高重力下で地表にへばりついているような生物
気体のように中空にいる生物、ケイ素主体の岩のような・・・w
それらが左右という概念を理解するのは難しいかもです

bigbossmanさん

再びコメントいただき、どうもありがとうございます。

左右の概念というのは、その生命体の構造((非)対称性)と密接に関連しているというわけですね。
人間のこの形はまさに我々が地球上で棲むのに好都合なためにできたものであり、そして左右の必然性も生まれたということですね。

そして確かに全く別の天体ではそもそも必要なことが人間と似ても似つかない構造をしているかもしれない、というのは全く同感です。
おっしゃるように中には左右の概念を理解できない生命の種類もいると思います。

さらには、生命体とは有機物とは限らない。岩のような無機物からなる場合もある。
なかなか卓抜した発想だと思います。

左右の概念の研究に留まらず、どんどん対象が広がりそうでおもしろいですね。
ありがとうございました。

No title

今晩は(*^^*)
やっぱり結果的には回答がないんですよね( ̄▽ ̄)ゞ
というか、この世の中のモノ全てに完璧な説明は出来ないですよね(笑)
まず、私達の見てる世界自体が本当に存在してるかどうかが分からないんですから!
見える色にしても見えるモノにしても、それが赤である説明それが鉛筆である説明、出来るんですが果たしてそれが正解かどうかは誰にも分かりませんよね
全て人間が生きてきて勝手に作り上げてきたものでしょ…
きっとどこかで間違ってる事だってあるわけで…
リンゴは本当は赤じゃないかもしれないし(笑)
そう言い出したら終わりですけどね( ̄▽ ̄)ゞ
なんにせよ、この世は不思議な事ばかりって訳ですね!
面白い限りです(*^^*)
右左とはかけ離れちゃいましたが、宇宙人には頑張って勉強してもらいましょう(笑)

無限のループに

「右と左」を説明する、ST Rockerさんの文章は、すごく示唆に富んでいて、
自分としては、そこから、いろいろな方向へ考えが進んでいきます。

XYZ軸の話から、3次元を超えた世界思い浮かべ、数式上の多次元は、
いくらでも計算式が成立するが、実感できるのは、やはり3次元まで。

4次元を時間軸とするのは、果たして正しいのか、そもそも時間とは、
人間が作り出した概念ではないかと、哲学領域に向かっていきます。

そうなると、やはり上下左右も人間の概念、数式も記号、規則に過ぎない、
どんどんと思考は、無限のループにはまっていき、とにかく疲れました。

uriboさん

おはようございます。
ご丁寧なコメントありがとうございました。

「回答がない」というよりも「左右は絶対的な概念でなく、3次元の一つの軸において、相対的に互いに逆の向きである」が回答と僕は考えています。
すみません、まだみなさんとディスカッション中なので結論は少し変わるかもしれませんが。
少なくとも、絶対的な右や左という説明はできない、ことは確かです。
そういう意味では「回答がない」と言えなくもありあせんけど。

uriboさんのおっしゃることはよくわかります。
以前からこのようなお話をしていましたものね。
右と左を人はあたかも絶対的な方向として考えている。でもその「絶対」は人により違う。
そういうことだと思います。
まさにuriboさんの言われる通りですね。

ギターマジシャンさん

おはようございます。
今回のディスかションにギターマジシャンさんに鋭い示唆をいただいたので、ずいぶん奥の深く意味のある話を展開することができました。
本当にありがとうございました。

3次元の世界に限定しても「左右」の概念の絶対的説明はできない。
ましてやそれ以上の次元は全く想像の域を超えますね。おっしゃる通りです。
時間を4次元目の座標とすることも?であることは同感です。
さらには今や10次元で説明がつくなんて言われてますものね。

そのような中でかなり限定した左右のことを問題とするのはどの程度価値があるのか。
まったくおっしゃる通りです。

お疲れいただいたこと。誠に恐縮であります。
でもおかげさまで本当に有意義でした。
プロフィール

ST Rocker

Author:ST Rocker
ビートルズ解析ブログへようこそ!
つくば-千葉-さいたま の三角形を行き来していますす。
モットー:理系なのに熱く音楽、政治・経済を語る。
酒と冒険と音楽をこの上なく愛し波乱万丈の人生を送るB型です。
コメントは本筋に沿ったものをお願いします。

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